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前提を勘違いすると、不必要に、問題が難しくなる。(脳神経外科 厚木 町田 相模大野  脳卒中 脳梗塞 頭痛)

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 こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の3月22日の日曜日です。今回は、連休だったのですけれども。私は、休みの日には、特に意識して健康づくりというか、身体との関わり方を考える時間に費やしております。

 なぜなら、日々の診療の中で、何十人と患者さんを診させて頂く中で、やはりその自分の体調管理というのは、すごく大切になってくるからです。しっかり連休で休める日というのが、めったに無いために、こういった休みの日は仕事のために、しっかり積極的にそういった健康づくりのための時間と、今はさせて頂いております。

 

 どういう時間に具体的にしているのかと言うと、そもそもその身体というのは何かという、前提を思い出す。私たちは、心臓や自律神経など、自分で動かすことができません。心臓が動いてくれているから、生きていける。そもそも身体を動かしてくれているから。生かさせて頂いているということ。そもそもの前提を思い出していく。

 そのためには、動かしてくれているのは、地球であり大自然であり。自然との波長を合わせに行くというか、自分が自然に生かされているということを思い出す。やはり、海に揉まれて、川や山に入って自然と触れ合うことを、非常に大切にしています。

 そもそも自分で生きていると間違ってしまうと、思い込んでしまうと。やはり身体との向き合い方がちょっとおかしな話になってしまうので。もともと自分は、生かされている。自分が動いてくれているのだと思うと、身体がどういう風に動いているのか。身体をどう取り扱えば良いのかということが、見えてくるのですね。前提というか、そもそもどうなんだというのを思い出すと、色々な物事がうまくいきます。

 去年、私たち職員で山中湖で、スタンドアップサービングという、サップ。板の上でオールを漕いで、遊ぶのを体験しに行ったんですけれども。山中湖は、全員ライフジャケット着用となっています。そして、山中湖は水深が深い上に水温が低くて、水の比重が低いために、意外に自分自身で予想している以上に覚えやすいです。浮きにくいので覚えやすい。プラス、ウェイクボードとかモーターボートをして遊んでいる方が多いので、モーターボートとの接触事故もあるために、必ずライフジャケットというのを着用するように、義務付けられております。

 だけれどもし仮に、 ライフジャケットを付けなかったらどうでしょう。たくさん溺れてしまう方が増えてきます。たくさん溺れる方に対して、ライフセーバーを増やしましょうということになって、ライフセーバーを増やす。そして、溺れる人が多いので、溺れたら助けるので、溺れた時には、その代金というか費用は取りましょうということになっていきます。

 そうすると、ライフセーバーの会社ができて、ライフセーバーの会社は、いっぱい溺れる人がいるので、たくさん儲かるようになります。ライフジャケットを付けないでやっていると。そうすると、溺れた方はライフセーバーに助けてもらったので、命を助けて頂いたわけです。すごくライフセーバーに感謝をします。そして、ありがとうございますと言って感謝をして、お金も払って。ライフセーバーはすごい儲かる。だけれども、そもそもが山中湖は溺れやすいわけですから。溺れる前に、ライフジャケットを付けておけば、そのライフセーバーなんていらないわけなので。

 何か端から見ていると、やはりすごく溺れる人が多くて、ライフセーバーの数。ライフセーバーがすごい頑張って、汗水をたらして仕事をしていて、ライフセーバーの人が感謝されているということは、凄く感動の光景のように思えるかもしれませんが。そもそもライフジャケットを付けておけば、溺れる人は出ないわけなので。なので、プラスライフセーバーの会社も必要ないわけなので。

 そういった意味で、そもそも山中湖は溺れやすいのだということを思い出すと、前提が変わっていきます。だから、今の日本の医療に関しても、やはりそもそも日本の社会で生きていく。都会で生きていく上では、何をしなければ病気になるんだという、そもそもの前提を思い出せば、やはりそれだったらじゃあ、病気にならないためにどうしたら良いのかということが分かって、病気にならないための色々なことを考えていきます。

 そもそもやはり、普通に生活をしていたら、別に普通の健康のままで生きていけるんだという風に、当然のように思っていると、今の日本の社会であれば、ストレスにさらされた社会であれば、普通に病気になっていきますから。そこで普通に病気になっていた時に、お医者さんが頑張って、汗水垂らして働いて、患者さんから感謝されて。そして、患者さんが多いので、お医者さんの病院は儲かって、医療費はどんどん財政を圧迫してということになります。

 でも、一歩おいて考えれば、そもそも今の日本の社会というのは、病気になりやすいストレス社会なので、そういった意味で何もしないと病気になるんだということを前提にして行けば、ある程度、その予防するという意識が芽生えてくるので。そうすれば、お医者さんがそんなに頑張らなくても良いし、医療費もかなり減ってくるということなので、やはりその物事の前提というのを見直してみると、意外にすごく頑張って、悲劇的なことであっても、前提を見直してみると、なんでこんなことで悩んでいたのだろうという風に、問題がすごくアホらしく思えてくるので。

やはりその、そもそも日本の社会というのは、秒気になりやすい社会なんだということを思い出しておくと、色々なことが解決するのではないかな。何もしないで行けば、ずっと元気で一生暮らせるというのは、そもそも間違いなんだということを、まずは思い出していくことが、私たちにできる第一歩なのではないかなということは、強く思います。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
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