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体の声を聴き続ける。相武台脳神経外科 加藤貴弘

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父親とか祖父も医者だったんですけれども、働き方を見てて、医者って自分がちゃんとしたことを毎日こなしていけば、社会的に認められる職業かなと思って、自分の中で納得できる仕事なのかなと思って。
学生時代とかは、いろんな人に保護されて甘やかされて育ったなという部分はあったんですけど、社会に出て自分が何もできない状態から、先輩の先生にスタッフの人たちに助けられてやってたわけなんですけれども、自分の中でオーバーワークになってたというか押さえつけてた部分があって。
今思えばですけど、どういう状態かというと、やっぱり何かさせられてるとか、何で俺だけ?とか、自分が悪い状況を人のせいにしてしまうときって、やっぱり病んでるときなのかなと思って。
ちゃんと自分自身が主体的に生きて、自分の選択でいろいろやってるときというのは、誰かのせいにしないので、どんどん被害者意識になってると逆に自分の周りでもどんどん悪いことが起こってくるし、お師匠さんというか先生が「ちょっと3ヶ月ベトナムにいってくれば?」ということで、3ヶ月間手術研修に行かせていただいたんですけれども。
やっぱり僕が生きてた状況と、ベトナムで生きてる若い研修医とかレジデントの人たちと、厳しさが全然違うなということ。ベトナムの社会に出てみれば、幸せって何か探し求めるんじゃなくて、今の状況がどれだけ幸せかって気づくというところから始まるのかなっていうのを、ちょっと現実から日本から離れてベトナムに行ったときにそういうことを感じて、それが僕自身の中のいろんなことを考えるターニングポイントだったのかなというのはありますね。それが30歳手前ですけれども。
頭痛だとか目眩や耳鳴りを訴えに来られる方が多いですね。普段頑張ってこられてる方であればあるほど、体の症状を抑えて365日何十年もくると、一番の問題は、頭に体の状態がいかなくなってるというのが一番怖くて、体が調子悪いのに俺は調子いいぜと思って、調子悪いときにバタバタ動いて、どんどん体に負担が掛かっていって、気づかないうちに体の中で病気が進行してバタッといっちゃうというのが怖いので。
無理しない範囲で生きていけば、そんなに大事にはならないんじゃないかなということを僕自身は思ってて。そういった意味で、朝1回、夕方1回、体の状態をチェックする。今日調子どうかな?ということで、体をゆっくり緩めて体の声を聞くということを、患者さんにはずっとお伝えさせていただいてます。
調子良くなった方がいらっしゃるんですが、奥さん方を診させていただいたんですけれども、旦那さんの方から感謝の手紙をいただいたことはありますね。それは、奥さんが調子良くなって、すごい家庭内の仲が和やかな感じになったということが手紙の中にあって、そういうのを見ると、やっぱり自分自身が健康であれば、周りに対しての影響もどんどん良くなっていくのかなというのは、すごく感じてます。
僕自身もそうだったんですけど、自分自身の体を考えるというのは、何かと後回しにしちゃうんですけれども、自分自身の健康を良くしていくというか体と向き合っていくということを第一に考えていくと、実は人生のいろんな問題が解決されることが多いので、なによりも自分自身の体の状態がいい状態であれば、みなさんが望むことがいろいろできると思いますので、ぜひ体に向ける時間というのを、24時間とる必要はないので、1日5分でも続けてチェックする時間をとっていただきたいなというのは、僕からのメッセージとしてはあります。

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