もし皆さんが、人生でなんらかの局面で、争わなければいけなくなった時に、ガイドとなるバイブルがもしあるとすると、素晴らしいと思いませんか。
はい、症状をきっかけに、ご自身の身体との向き合い方を提案させて頂いて、心地良い人生の質へとガイドさせて頂いている、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成３０年の２月２２日木曜日です。
先日から、その心の在り方というか、心があって実際の自分自身の行動が出てくるのですけれども。心に影響しているのが、色々な知識だとか理性だとか。欲望だとか感情だとかというのが影響して、結果として肉体的な行動に出てくるわけなんですが。
その肉体的な行動と、心の深い部分の自分の本音とがズレてくると、何らかの形で葛藤が起こってくるので。その葛藤が、長年積み重なってくると、色々な形で肉体的に歪みができたり、病気になってきたりする時があるという話をさせて頂いたのですけれども。
やはりその現代社会を生きていく中で、本当に本音で、本音だけで自分の心と何の葛藤も無く、生きていくことができる方というのは、ほとんどいないなと思いますし。僕自身も、完全なそういう人には会ったことはないと思いますし。
本の中では、ドラゴンボールの孫悟空だとか。あるいは、話で言えば、仏教のお釈迦さんだとかというのは、本当に本音の中で、生きてきている。何の葛藤も無く、心の葛藤はなく、生きてきているのかなというのは感じるのですが。
現実社会でお会いしたことは無いとなると、何らかの形でやはり身体に歪みがでてきて、病気になってきたり。あるいは、その肉体的行為から、現実的な結果が出てくると。この結果も、自分のこの本音とは違う。矛盾を起こすような結果が出てくるので。
やはり、自分の心を磨いていって、本音を出していくようなことを、毎日毎日してはいくのですけれども、完全では無いので。ここで矛盾が生じて、自分の本音と身体との争いが起こったり。結果としての争いだとすると、現実社会の中の、人と人との争いであったり。何らかの形での、戦いになってくるわけなんですが。
どうしても、現実的にそういったところが避けられない時というのは、あると思います。なので、そういう時に、どうするのかというバイブルを持っておくということは重要です。
身体との戦いの中で、僕自身がその病気になった時というのは、やはりある程度、身体との流儀というか。戦争状態だと思っているので。その中で、やはり大きい戦略が、どうやって身体と平和に導いていくかという、対極的な考え方というのは、すごく大事だと思います。
そこで、すごく利に適っているというか。昔からよく読まれている本というのはあるのですけれども。すごく昔というのは、戦いというのは、やはり時の運とも思われていたのですが。中国で、孫氏という方が出てこられた時に、戦いというのはきちんと理論があって。その理論に沿ってしたものが勝つし。沿っていないものは負けるという、ある程度の理屈というのを本にしたのが、孫氏の兵法という、凄い名著なんですけれども。
それが、その昔に書かれて、未だにこう読み継がれてきているというのは、やはり本質を突いていると思います。その中で、一番大きな話になってくるのが、第一位はやはりその百戦百勝は、禅のものにあらずと。戦わずして、人の兵に屈するのは、禅の禅なるものなりという様なことが、やはり思想のベースにあって。
戦いの中で、一番の消費は、戦わずして勝つということが、一番の勝利。どうやって、戦わずして勝つということを、考えていくかというのが、戦略の中で凄く大事になってくると思います。
２番目は、相手を良く知るということなんですけれども。戦わずして勝つということを、念頭に入れながら、その身体との治療にもあたっていく必要があると思うのですね。どうしても、戦わなければいけない場面というのはあるので、そういった時は、患者さんに手術なり、積極的な治療というのを、もちろんタイミングを遅らせずに、適切に提案していくということが、凄く大事だと思うのですが。
一方的に手術をしても良い、戦っても良いかというと、やはりそうでは無くて。なるべくなら、手術はしない方向で、考えていくとか。あとは、積極的に治療というのはしないように、人との身体との戦いを制していくということが、僕の中での治療の戦略のベースになっているのですけれども。
やはり、そこの所の思想をしっかりと、医療従事者というのは入れていくということが、自分自身の心と体というのを、平和に導いていくために非常に重要では無いかなと思うので。
とても、孫子の兵法という考え方というのは、とても大事にしています。皆さんも、もう一回少し、インターネットでも今は情報はあるので、孫子の兵法というのを紐解いて頂くと、良いのではないでしょうか。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘