はい。症状をきっかけに、身体との向き合い方を提案させて頂いて。心地良い人生の毎日へのガイド役である、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は、多くの患者さんが悩まれている、自律神経系から来る症状を改善する、具体的なエクササイズの一つをお話しさせて頂きたいと思います。人間は、人類が始まってから何万年と、自分たちが住んでる世界。この地球という自然のリズムに合わせて、身体のリズムも合わせてきたという歴史があるのですけれども。
そのリズムに合わせて、身体の機能を調整している場所が、自律神経系になります。ただ、ここ数十年。その現代社会で生きていく中で、都会に住んでると、コンクリートの中で朝から晩まで、蛍光灯の光があって。真夜中になっても、テレビとか携帯電話とかをみたりしていて。
なかなかその自然の風とか雨とか。雨の音とか、その季節。夏になったらクーラーがあるし、冬になったら暖房があるという状況で、季節も分かりにくいという状況になってくると。その自然のリズムというのを、とても感じにくい身体の状態になってくるのだと思います。
そうなってくると、今まで頑張ってきた自律神経が、ちょっと調子が狂うということは、想像に難くないと思うのですが。後からくる症状というのは、自律神経系というのは、その体中を動かしていますから。すごく多くの症状や多義に渡ります。頭痛やめまい、耳鳴りなど。女性で言えば、特に皆さんが怖がっているのは、更年期症状ですね。自律神経が辛い時には、自律神経がうまくいっていない時に、パフォーマンスが変わる時期が来ると、かなりきつい更年期症状がでるということが予想されていきます。
そこで、今の生活の中で、自律神経を整えていく。その症状を改善させていくためには、少なくとも本当に辛い、そういった症状を改善させていくためには、自律神経を整えていくということが、すごく大事になっていくのですけれども。
ここで厄介なのは、自律神経を本質的に整えるのは、薬とかあるいは人、他人の手。医者を始めとした、他人の手で改善することが難しいという事実があります。というのは、どういうことかと言うと、自律神経が狂ってきて。二次的に、何か病気になってくると、そういった薬だとか。医者が治すと言うような手になってくるのですけれども。
自律神経が狂っているだけであれば、自律神経系というのは、その方の体質なので。自律神経を整えていくには、その体質を改善するということが、重要になってきます。体質というのは、何で決まっているのかと言うと、僕自身は、その生まれてから現在までの、３６５日２４時間の色々な習慣を積み重ねてきた結果。現状の体質が出来上がってきていると思いますので。
その体質を、これから改善していく為には、どうしたら良いのか。一つのポイントとしては、体質というのは習慣で出来てるということですから。習慣を変えていく。習慣をクリエイトしていく。習慣を作っていくという意識が、重要だと思います。
そこで、今日は一つ提案をさせて頂きたいのは、ちょっとで良いから毎日やるエクササイズということ。これが、習慣ということになるのですが。その中で、特に自然のリズムを思い出させるエクササイズ。自然のリズムを思い出させる上で、人間にとって凄く友好的なのは、一番身近で手軽で簡単なのが、太陽の光です。
朝が来たら、太陽がでて。夜になると、太陽が沈んでいく。その強烈な、人間に影響を及ぼしているのが、太陽の光だと思います。というのも、その人間の細胞の全身の細胞に、光を感受するタンパク質というのがありまして。太陽の光を受けるリズムを知ることによって、体内時計のリズムを整えたり。身体の中の自律神経を整えるということをしているので。太陽の光を利用して、その自律神経を整えていく。
ちょっと余談になりますけれども。その魚とか哺乳類とかの動物というのは、その太陽の光を感じる松果体というところが、皮膚の表面近くにあって。そこ、太陽の光を感じて回遊魚などは、太陽の位置を知ることによって、長距離を泳ぐ。その魚が、北にいったり南にいったりろ、長距離を泳ぐことができるという風に言われています。
ただ哺乳類に関しては、その光を感じる松果体というのが、脳の中心部まで、奥まってしまっているので。そこで、光を感知するタンパク質というのを、全身に散らばらせています。その為、太陽を浴びて日光浴をするというのは、全身でしていくということが、凄く友好的なんですけれども。
今日、提案させて頂きたいのは、特に、朝を思い出させる上で、当院で有効と言われているのが、日の出前の、その青い色の太陽の光。５０７メーター ぐらいの太陽の光と言われています。ただ、冬だったり。日の出が遅い時間帯だったら、現実的かもしれないですけれども。夏になると、相当日の出は早いので。そこで、毎日、毎日というのは、現実的ではないので。
まずは、第一歩として日が出てからの、朝日を浴びながらの出勤途中でも大丈夫ですので。ご自身の生活スタイルに合わせやすい様な形で、始めて頂きたいのですけれども。まず、ちょっと朝日を、出来れば直に見て。目が痛い時は、目を閉じて見て。まず、その太陽を見ながら、太陽のエネルギーを全部吸い込むような形で。１０秒ぐらいかけて、ゆっくりと全身に息を吸い込む。
そして、その後に、身体中の悪い老廃物を、全身の毛穴から全部出していく様な形で。ゆっくりと３０秒ぐらいかけて吐くと。これを、３、４回続けて頂いたら、数分のエクササイズにはなりますけれども。これを、ちょこっとその毎日行ってみると、その自律神経系の整うということが、意外に出来てくるので。
話だけを聞くと、そんなことで、こんな今の辛い症状が良くなるわけないという風に思われるかもしれないのですけれども。色々な薬を飲んだり色々なことをやってみても、良くなるわけがないという風に、思われるのかもしれないのですけれども。
色々な薬を飲んだり色々なことをやってみても、行き詰まっているのであれば。別に、その費用がかかるわけでも、リスクがかかるわけでも無いので。なにはともあれ、とりあえず試してみて。毎日、続けてみて頂くということを、３ヶ月でも、最低やっていただけると。少しずつ身体の変化というのに気づくことが出来ると。
ちょっとした身体の変化、良い方向への変化を捉えることができたら、こうやれば自律神経系というのは、良い方向に向かっていくんだなという様な、成功体験が一つでも出来てくることによって、その身体を、どういう風なマネージメントをしていけば、自律神経系が良くなるのかというのを、体感として実感として分かってきますので。
まずは、ちょっとそのバカにせずに。２、３ヶ月。出来れば１年くらいは続けてみて頂きたいなというのを、僕自身が感じています。ぜひ、参考にして頂けたらと思います。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘