こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、4月23日の木曜日です。当院では、身体との向き合い方に関して、様々な角度からお話しをさせて頂いております。今回は、一つの根本的な身体との向き合い方への姿勢。
良く身体を良くしていこうとした時に、皆さんは、僕もそうですけれども。何か身体に対して、付けたそう。付けたそう。筋肉をつけようとか、薬を飲もうとか。何か自分にとって良いことをしようとか。身体にとって良いことを、付け足していこう。付け足していこうと言う様な、頭になってしまうのですけれども。
人間の身体というのは、基本的には、元々の状態は良い流れがあって。良い流れが、どんどんどんどんとその、身体の状態を良い風にエネルギーとして、輝かせていくという部分があるので。元々は、良いということを思い出すべきなのかなと思います。元々は、バランスが取れていて、良い状態であるのです。
やはりその道路で、事故車があって渋滞があった時に、じゃあどうしようか。渋滞を解消するには、どうしようかとかを考えた時に、その迂回路の道路をわざわざ建設するというのではなくて、事故車を早急にどこかに持って行く。そして、道の流れを戻していくという考え方が、非常に重要です。
ただ、元々は良い状態ですから、その状態に持っていくために、何かを付けたそうとするのではなくて。今まで頑張って、長年身体に溜まってきた、ウミとかゴミとか。緊張、筋肉の緊張や自律神経の緊張。精神状態が緊張を緩めていく。緊張を緩めていく、出していくということが、やはり元の状態。バランスがとれた状態に戻していくという思考回路というか、身体に対する態度は意外に忘れがちなので。非常に重要です。
何かを付けたそうとするのではなくて、出していく。出していく。これを出していくというのは難しいので、毎日、毎日、力を抜くという練習。身体を感じるということをするにつれて、身体が本当に欲している方向性というのが分かってきますから。そちらを元々の状態まで持っていくということが、身体との向き合い方で、非常に重要なのではないかなと思います。
背骨というのはご存じの通りS字状で、バランスがとれた状態になっていますので、それで何か右に曲がっていて、姿勢が悪いから、左の筋肉をつけようとすると、右の筋肉の緊張が強くて、右に曲がっていて。左に戻そうとすると、さらに左の筋肉をつけて。両方、筋肉ガチガチなので、何かまた歪みが出てきます。
そうではなくて、右に曲がっているのだったら、出来るだけ右の筋肉を緩めるような、トレーニング方法をしていくということですね。やはりその全てにおいて、元々は良い状態だったので、元々の良い状態に戻していく。良い流れに戻していく。その為には、付け足すのではなくて、出していく。出していくという風な、身体との向き合い方が、重要ではないかなと思います。今日は、一つ身体と向き合う中で、何かを付け足すというよりも、今の状態で悪いものを出していく。出していくということが大切ですよという話をさせて頂きました。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
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