こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の5月17日の日曜日です。地球が誕生してから、47億年という話を良くされますけれども。その中で、絶滅した動物や残っている動物。種というのがあるわけですけれども。
そういった中で、どういう種が残っていくのかと言うと、適者生存と言われているように、環境に適応した種というのは、今の状況で残っていくわけです。そして、人間はある程度、その中でも、色々な環境に順応して生きていく能力を持っています。例えば、赤道直下の島で暮らすこともできますし、シベリアの方で暮らすこともできます。砂漠で暮らすこともできます。日本のように、四季がある国で暮らす民族もいます。
そういった人間というのは、何が違うのかと言うと、どうやって生きているのか言うと、やはりその生活習慣を変えて、そこにその場所にあって生きているという現場が、あるのだと思います。例えば、同じ場所でも、例えばその日本という同じ場所にとっても、昔と今では、だいぶ身体を取り巻く環境が変わってきています。その中で、何が変わってきているのかというと、少しずつ少しずつ人間は、自分の身体のパフォーマンスを良くする為に、習慣というのを変えてきています。
少しこれは、僕の想像ですけれども、江戸時代の人は歯磨きというか、その歯ブラシというのを、どういう形で知ったのかは分からないのですが。もしかしたら、今みたいな形ではなかったのかもしれません。もしかしたら、今みたいな形では無かったのかもしれません。寿命も短かったでしょうし、甘いものも少なかったので、うがいや爪楊枝や、指でこう歯を磨くぐらいで済むことが出来たのかもしれません。
だけれども、時代が減るにつれて、甘いものも多くなったし、寿命も長くなったので。歯磨きという習慣が、徐々に徐々に確立されていっているはずです。今の僕たちは、小さい頃から自分自身が歯磨きをすることに、ある程度、何の抵抗もないです。
父親もおじいちゃんも、そのまた前の世代も、おそらく歯磨きをしていたと思いますし、自分の友達もしていたわけだったので。そういった風に、ゆっくりその身体を取り巻く環境というのが、変わってきている。今、歯磨きをもししなければ、例えば、今日の晩から行わなければ、1年で口の中は偉いことになっていそうなイメージがあります。
甘いものも多いですし、さらに、私たちは今は寿命が長いですから。歯がボロボロになると、ひどく歯医者さんにお金がかかる状況で、辛い状況になってしまうので。歯磨きという習慣は、何も抵抗なく受け入れていると思うのですが。そういった習慣というのは、良く考えてみると、江戸時代は、もしかしたら無かったかもしれません。
そのように、身体を取り巻く環境が、ゆっくりと変化してきている場合は、今の状況で少しずつ僕たちも受け入れられていくのですけれども。問題は、急激に身体に対しての、取り巻く環境が変わった時です。
例えば、15年前に病院に来て、調子が悪くて病院に来て。このように、診察室にパソコンとかがあまりなかったかもしれません。携帯電話とかスマートフォンとか、持っていないでしょうし。ましてや中高生から、そういう電子機器を持っているなんて、あまり夢にも思わなかった状況です。それが、ひと世代前ということで。ひと世代前で、 一気に変わってしまったので。一番怖いのは、その身体やそれに対してのリスクが、まだ分かっていなくて。その僕たちが、それに対しての習慣というのが、まだ追いついていないということが、今は一番怖いです。
例えば、それが今はやはりその、かなりそういった形で、偏頭痛やうつ病に近いような子どもさんとかが増えてきていますので。それで、きつくなったら、その子ども達のまた子どもさん達。お孫さんは、お父さんお母さんがあんなにキツイ思いをしたから、そうしないようにこういった習慣をつけさせよう。携帯電話やパソコンは、ちょっと身体に悪いから、少し離させようとか言って、少しずつ少しずつ世代ごとに分かってくるのですが。
やはりその急激に環境が変わった時は、その最初の世代というのは、あまりそういうことが周知されていないので。ある分、その身体を取り巻く環境に関して、今の時代でサバイバルをして行こうとしたら、すごくどんどん変わってきていますので。冷静にどういった生活習慣を身につけて行ったら良いのかなというのは、虎視眈々と冷静に見ていくということも重要ではないかなと思います。
みんながやっていないから、全然良いんだというような状況では、今の身体を取り巻く環境の変化のスピードというのは、間に合っていないので。まずは、自分一人でも、元気に根底でやっていくという気持ちを持つということが、この時代で楽しくやっていく上で、すごく大切ですし。それが、前の方達への良い影響も与えてくると、僕自身は思います。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘