こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の6月7日の日曜日です。都会で診察させていただく中で、ちょっと気持ちが落ち込んでしまったりイライラしたり、酷い人であればうつ症状がでてしまったり。ちょっと気持ち的に疲れてしまって、病んでしまっている方というのは、時々というかかなり、お会いさせて頂きます。診察させて頂いています。
そういった方と接していく中で、一つの共通点を感じましたので、少しお話をさせて頂きたいです。そういった方々というのは、真面目な方が多くて、自分がこうと思ったことをやろうと思ったことを、確実に結果として残したいと。
そして、ポイントとしては、自分の周りで起こる出来事を、全て自分の思い通りにしていきたいという。コントロールをして行きたいという感じが、強く受けます。例えば、テストの成績がすごく良い点数を取りたいのに、なかなか良い点数が取れなかったり。職場で何か人間関係を良くしていきたいのに、なかなか良くなっていかなかったり。自分の症状をいち早く治して、元気になっていきたいのに、身体は良くなっていかなくて。なかなか言うことを聞いてくれないとか。
その認知症の患者さんが言いだして、やはりその話している内容が、こちらがお話しをしている内容が通じなくて、意思疎通ができない。言っていることを、何度言ってもわかってくれない。すごくイライラしてくると。どんどんどんどん気持ち的にきつくなってくる。職場が合わない。家で介護は大変である。その自分の症状がなかなか治らない。なんでこんなに、うまくいかないんだろうという風に、いらいらいらいら。いらいらいらいらしてきて、気持ちはどんどんきつくなっていくのですけれども。
そういった方というのは、何かその本当に結果を、自分の周りで起こる結果をコントロールしよう。コントロールしようという意識が、非常に強いような感じがします。人間は生きていく中で、ある程度、その前のコントロールをする。前のご自身の環境というのは、コントロールできないものであるし、ご自身のお身体、自立神経に関しても、直接的にはコントロールできないので。
それを、直接的にコントロールしよう。コントロールしようと思っても、フラストレーションが溜まるだけですから、症状である程度、現実を受け入れて、こんなものなのかなと思って。その現実に、どうご自身を流れに乗せていくと、楽しい時が過ごせるのかなという風な、冷静に周りの状況を見て、流れを見て。その流れに乗っていくような感覚で行くと、楽なのではないかなと思います。
周りはコントロールできないので。コントロールできないことをコントロールしようとすると、すごくフラストレーションがどんどん溜まっていきますので。意外に、そういったことが気持ちが病んでくると、わからなくなってくるのですけれども。一応、そういうことが多い。多いという共通点を感じましたので、今日は、話しをさせて頂きました。
気持ちがちょっと疲れて病んでる方の共通点としましては、色々な結果、自分の周りのことや自分の症状などを、コントロールしよう、コントロールしようという意識が強いので。それで、どんどん悪循環になってしまっている傾向がありますよというお話でした。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘