こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の7月19日の日曜日です。開業をして以来、機会があるごとに、那智勝浦の羅生門、熊野地方に来させていただいて、熊野三山の神社や川で座禅など座らせていただいたりということで、ある程度、自分の軸を思い出させていただきながら、診察をさせていただいているのですけれども。
今回も、この4連休を利用して、那智勝浦町の方にこさせていただいております。今回 は、日曜日に来てすぐに那智勝浦大社と熊野本宮と、速玉大社と神倉神社と、立て続けに回させていただいています。自分はどういう感じで診察をするのかというのを、原点に立ち返る気持ちで、静かにこうお参りをして、熊野の川のほとりでこう座禅をして、自分自身をある程度、リセットするというような作業は、3・4ヶ月に1回は、意識をして行うようにさせていただいています。
そして、速玉大社のところに帰ってきたのですけれども、後鳥羽上皇は、その人生で30数回も40回近く、こちらの京都から熊野本宮大社の方に、熊野古道を通ってこられたみたいなのですが。それだけ、何百年も昔の方が、人力だけで大変な思いをして、ここまでほとんど毎年来るというのは、単なる年中行事というよりも、何かやはりその国の政治を司る上で、得るものがあったという感覚があるのだと思います。
僕自身も ちょっと 、その昔の方々が大切にしていた感覚というのを、ちょっとその若干 感じるようなこともあるので、毎回、年に何回か来させていただいているのですけれども。やはりそういったものが、その都会に住んでいると忘れがちになってしまうので、その時には、数年に1回はこうリセットして、こういった自然に触れる。あるいは、昔の人が自然と向き合った結果、今なお引き継がれている神社やお寺の雰囲気に、身を置いてみるというのは、 僕の中では非常に重要です。
開業する前は、そんなにというよりも社会人になる前は、ある部分ちょっとそのぼーっと 生きていた部分があったのですけれども。社会人になって、自分で色々な部分に責任を持たなければいけなくなってくると同時に、段々と自分がしなくてはいけないこと。あるいは、自分の自己をしっかりと持たなければいけないことというのを感じます。
そういった時に、大切にしなければいけない感覚というのは何かというのは、求められるものが高ければ高いほど、感じるようになっていって。そういうものというのは、すごく日本の自然や昔の人が、色々と教えてくれているのかなと思います。
一応、年に4回、こういった昔の人が感じたものを、ある程度、少しでもちょっと学び取ろうと。もう1回、感じ直そうと思って来ています。僕自身はそのことによって、非常に 得るものが多いと考えて、開業以来、何度か時間を見つけて、遠いのですけれども来させていただいています。
ある程度は、やはりその重要性を、その自分の中で感じてしまうと、あまりその距離感 というのは、感じなくなるものだなというのは実感できます。後鳥羽上皇も、京都から熊野古道を通ってここまで来るのは大変だったと思うのですけれども。それ以上に、ここに来ることの重要性というのを、やはり痛感していたために、毎年毎年、足を運ばれたのかなと思いました。
今回は、昔の人が大切にした感覚というのを、僕自身もまた感じ直したいなと。そして、それによって得るものは、非常に大きかったですよという話でした。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘