こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年2月11日の土曜日です。
昨日テレビを見ていたら、糖尿病の新しい治療法として、睡眠薬を使うというような治療をテレビで言っていました。
そのテレビ番組自体は、なにか睡眠薬のセールスみたいな感じになってしまったんですけれども、実際その薬を飲むと日々の血糖値が少し下がるという現象が起こって、飲めばいいのかなという感じがするんですが、そもそもなんで睡眠薬を飲んだら血糖値が下がっていくのかということを考えていくと、将来的には睡眠薬を飲まないで血糖値を下げていけるということもできると思うんですが、今日のビデオの最後に番組の一画面をつけますけれども、やっぱり夜眠れないということは、自律神経、交感神経が常時過剰な状態が続いて、そういう過剰な状態が続くと血液中の血糖というのは戦う姿勢になるので、高血糖状態が続いてそれは日中にも影響してくる。
高血糖状態が続くと、自律神経も緊張して夜も眠れなくなってくるという悪循環に入っていってしまうので、その中で悪循環を断ち切るような薬で夜眠れるようにしていくことはいいんですが、そもそも根本的には何十年とかけて緊張を強めてきた自律神経を緩めていくということを意識して、そのひとつの手段としてお薬飲むというふうに捉えていくと、薬を飲んだら血糖値が下がったというだけではなくて、ご自身の中で自律神経緩めなきゃいけないんだなと思って、日々の生活でそういったことを意識しながらされていけば、血糖値が下がるだけじゃなくて他の体質も改善され、すごくいい好循環になってくるんじゃないかなというふうに思いましたし、結局は当院が今まで診察室の中でずっとお話ししてる、長年かけて緊張状態になってた自律神経を緩めるということと、治療の方向性としては何の手段を使うかということですけれども、同じだということがわかってすごく良かったんですが、あのテレビだけ見ると薬飲めばいいというふうに思ってしまうんですが、薬だけ飲んでても一時的には血糖下がりますけれども、根本的に自律神経を緩めるということにはなっていかないので、薬飲んで一時的に自律神経が緩まっている状態のうちに、根っこの方の自律神経を緩めていくというふうな作業が絶対的に必要ですので、特に血糖下がるからあの薬飲めばいいやというふうに、テレビ番組見て短絡的には、当院に通っていただいてる患者さんはならないんじゃないかなと思いましたし、一応確認のためにシェアさせていただきました。今日は以上です。
相武台脳神経外科
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