こんにちは、相武台の脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成28月1月8日の金曜日です。
僕自身の経験の話なんですけども、去年の年末、平成27年の年末ですけれど、非常に忙しくなってしまって、雑務というか業務が凄く多くなってしまって、時間に追われるような日々を過ごしていました。そういった時に、僕自身が大切にしている時間だけども緊急性のないようなものというのは徐々に削られてしまって、すぐ対応しなければいけない仕事ばかりになってしまった経験があります。
その具体例としては、僕自身が結構大切にしているのは、朝の診察前に静かなところで座禅をして精神を落ち着かせてから仕事に入るということを大切にしてるのですけど、年末になって忙しくなればなるほどその時間が実は凄く短くなってきていました。理想的には20分から30分ぐらいやりたい。休みの日には1時間ぐらいやっているときもあるんですが、忙しいときは10分とか、できないときもあったり、バタバタして結局自分自身の深いところの落ち着いた状況の感じをつかめずに、表面上のそわそわした状態のまま診察に入ったり、そういった状況になりつつあったんですけど、座禅の時間というのは自分自身にとっては大切なものだと認証はしていて取ようにしていたのですが、結局取れなかったということは、大切なものの優先順位を下げてしまっていた自分自身がいるなと思います。
結果として現実がどうなったかというと、僕自身はいらいらいらいらして、患者さんはすごく億劫。あまり自分が集中した患者さんに対する対応ができなかったり、あるいはスタッフがうまくいかないときはスタッフに強く当たってしまったり。そういうことになればなるほど物事が上手くいかなくなってしまうので、最終的には増やすことになったんですが、そこで体調を崩して風邪を引いて調子悪くなったというのが一週間ぐらい続きました。で、そういった反省も踏まえて、目の前の直ぐこなさなければいけない仕事というよりも、自分自身が本当に大切にしている時間というのは、どんなに忙しくても削ってはいけないんだなというのは凄く認識しました。
まずは今年の一つの目標ですけど、朝の診察前の座禅の時間というのはしっかり長めに、少なくとも15分以上は取っていこうというのが、それで徐々に長くしていこうというのが秘かに自分の中の目標なんですが、そうすることで自分自身が落ち着いた状況で診察に入れますし、スタッフとの関わり合いに関しても表面上の反応的な関わり合いにならずに、ある程度相手を信頼したような気持ちになれるのかなと。そういうことで少しずつ信頼関係ができて、チームワークができてくればなと思います。
やはりその大変な状況にあって、荒波にもまれている状況であればあるほど、僕自身の経験では自分を見失わずに、絶えず一日に一回か二回は自分の軸を感じて、自分自身を感じて、どういう自分自身だったかということ感じながら荒波に突っ込んでいくという作業をしないと、自分が誰だったかなということが分からなくなって、環境にされるがままになってしまう。
ひとまず今年のテーマである「提供」、そのための土台として自分が主体的に生きるということの手段としまして、一日一回診察前に座禅をとるという時間をどんなに忙しくても取るように今年はしていくということを自分の中で決めています。今日は自分自身の失敗談を加えてお話させていただきました。
今日は以上です。
相武台脳神経外科
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