相武台脳神経科外科の加藤貴弘です。人間の体の中で、糖の変動という、血糖値の変動というのが、老化を引き起こすと言われているのですけれども。もし皆さんが、炭水化物を食べたとしても、糖の変動が少ない状況でありましたら、老化が予防されて凄く良いと思いませんか。
今日は、平成29年10月21日土曜日です。ちまたで良く、炭水化物を抑えるだとか制限しているという方もいるのですが、日本人の腸内細菌叢というのは、昔から炭水化物食に慣れてきたわけで、それに対して、ミネラルを吸収したり、それからそのたんぱく質を腸内で作って、吸収したりするという体質になっているので。
元々の体の体質としては、炭水化物を沢山摂った方が元気になるのはなるのですけれども。現状として、糖の代謝の力が落ちていたり、凄く肥満な状態であれば話はまた変わってくるのですけれど。今の現代社会を生活しながら、なるべく炭水化物を摂ったとしても、血糖値の上昇を抑える様な食べ方はいくつかあると思うのですが、その一つを紹介させて頂きたいなと思います。
一つは、昔からお寿司だとかざる蕎麦だとか、冷えた炭水化物を食べる習慣が日本にはあるのですけれど。お昼ご飯はおにぎりを持っていくので、おにぎりは冷えていますから、冷えた状態になっています。これは、炭水化物が冷えると、ご飯の中の炭水化物、炭水化物商品の中のすなわちでんぷんというのを冷やすと、レジスタントスターチという成分に変わって。これは消化しにくいたんぱく質という風に、性質が変化します。
この性質というのは、食物繊維の様に、なかなか胃で消化されにくくて。大腸まで届いて、色々と血中コレステロールとか血糖値の上昇を抑えていくという。また、脂の代謝の改善にも役立って、腸内細菌を整えるという作用もあるので。冷えた断水化物が凄くそういった意味では、食事をした後の、血糖値の上昇を抑えるのに、一つ小さい小手先のコツとしては、おススメといえばおススメです。
その中でも、やはり僕自身がやっているのは、玄米のご飯を食べるというのが、お昼はそれでなるべく血糖値を上げないようにして。午後の診療で、眠くなったり体がだるくなったりしないようにして、冷えた玄米を昼に食べるようにしています。
段々食べていると、結構好きになってくるもので。ゆっくり食べていくと、美味しいなという風に思うのですけれども、あまりそれがストレスになるような方であれば、ちょっと週に2、3回とかに数を減らして。それでも、ちょっとずつ試してみると、体の体質の変化というものが感じられたら、こんな事で変わるのかという事を実感出来た時に、ちょっとした習慣の変化というのが出来てくるのかなという風に思いましたので。
今日は一つ、炭水化物を食べていたとしても、血糖値の極端な上昇を抑える小手先のコツ、冷やして食べるという事をお伝えさせて頂きました。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
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