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家族の物忘れは、指摘した方が良いのか、流した方が良いのか?

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 患者さんや認知機能が低下している患者さん、相対して関わっていかれる中で、その状態を良い方向に持っていく為に、その物忘れの方が忘れていたり、何か間違えてしまった事をした時に、どういう対応をして良いのか。どういう対応をすれば良いのかという事が分かれば、凄く気持ち的に楽ではないですか?

 こんにちは。相武台脳神経科外科の加藤貴弘です。今日は、平成29年の11月7日の火曜日です。認知機能が低下してくると、なかなか常識的な事が通じない事が多かったり、約束をしていた事を忘れられてしまったり。人間としてのルールというのが、やはり上手くいかない事があったりして。物忘れを補助しているとか、助けている家族の方というのは、とてもそのイライラする事が多かったりします。

 なので、そういった人達に、その状態が悪い事を許してしまえば、どんどんどんどん悪くなってしまうのではないかという風な事を、患者さんのご家族は思っていらっしゃるのですけれども。そういう方にどういう風に対応していったら良いのかというのは、認知機能がある方というのは、別にご自身がその状態で悪気があってやっているわけではないので、通常。

 一番良い対応方法というのは、やはりどういう形であれ、患者さんにあまり強いストレスを与えない様な言い方をしていくという事が、関わり方をしていくという事が、大変ですけれども、意識していくという事が大事なのかなと。

 間違った事をしてしまった時に、忘れてしまった時に、指摘をしないとどんどん忘れていってしまうのではないかという風に思われるのは、ちょっと子どもの成長とは違うので、その考え方は実は少し違うと思いますので。今の患者さんの能力の中で、どうやってご家族と本人と楽しい時間を過ごしていけば良いのかというのを、常に模索していく。

 その状態を維持していく為には、食生活だったり。あるいは、患者さんご本人が生活をしていて、楽しいなとか良い状態だなという風に、充実感を得る事が出来たら、徐々に進行というのはゆっくりな様になっていくだろうし。

 なかなか模索していくという事は、凄く難しいものであるのですが、やはりそういった状態を作っていくという事は、周りの人間として必要。で、その時に関りの中で、兎に角その患者さんに、なるべくプレッシャーを与えないという事が、感情的なストレスを与えないという事が、必要なのではないかなという風に、僕自身思います。

 ご家族の中で、やはりそういう事を背負ってしまうと凄く大変なので。なるべく社会的なシステムだとか、色々な人の助けを借りていく様な、長期的な支援を一緒に行っていく上で必要となってくるので。色々な人との関わり合いが、逆に必要となってくる場になってくるのかなという風に感じたので、一応今日は、シェアさせて頂きました。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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