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病院に来た時だけ血圧高い!?(高血圧 脳梗塞 脳卒中 相模大野 厚木 海老名)

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 こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年5月の20日の水曜日です。患者さんから良く、病院で測った時は、血圧が高いのですけれどという風なことを、コメントとして伺うのですが。血圧以外にも、他の身体のバロメーター。体重や体温や、脈拍も含めて。病院で測った時、 朝と晩とか。なので、変動がある方がいらっしゃいます。

 病院で測った時だけ高い、血圧が高い方を医学用語で、白衣高血圧という言い方をするのですけれども。白衣高血圧という血圧、高血圧に関して、どう捉えたら良いのかというのを、今日はお話しをさせて頂きたいと思います。

 基本的に、その家で血圧が安定していれば、そんなにバタバタとする必要はないと思うのですが、ただやはり病院だけで血圧が高いというのも、一つの意味はあるはずなのです。何か数値が違うわけですから。それは、家での血圧の測り方だとか。機械の問題というのも、もちろんあるのかとは思うのですけれども。

 何回も何回も絶えず、通ってくれている患者さんが、いつもいつも家と血圧が違うと言うのであれば、その測定の仕方とか。機械というよりもむしろ、別の要素を考えていく必要がもしかしたらあるかもしれません。

 それは一つは、環境によって身体の変化が激しくなってしまうということです。例えば、家で安定している時は、血圧は安定しているのですが。病院に来て、少しばたばたとして緊張状態になると、すごく上がってしまう。これは、どう捉えたら良いのかということなのですが。

 これは一つは、やはり血圧が高血圧の一つの兆候ではないかなという風に、僕は考えております。例えば、その高血圧を規定しているというか、血圧の値を直接的に管理しているのは、身体の中の自律神経という部分なのですが。その部分の動きが、緊張とかをましてきていて、何か変わった時に、自律神経の動きが悪いと、急に上がってしまったり悪かったりするのですけれども。

 これは、油がなくなっている、何かその動きがある機械と同じように考えて頂いて良いのかなという感じがします。油がない機械って、押しても押してもなかなか動かないのですけれども。急にずっと押していたら、動いたと思ったら、バンッとすごく期待する以上に動いてしまったり、調節がきかないことがあります。

 これは、機械の油がなくなって、動きがすごく悪くなっている状態です。それと同じような状態が、自律神経にもいえる。やはりその自律神経の緊張度が、年齢とともに増していって。動きが悪くなってしまうと、なんか環境の変化でひどく変動してしまって、数字として現れてしまうということがよくあります。

 自律神経はしなやかで、リラックスをした状態であれば、少しの環境の変化があったとしても、それほど変動しないことが通常ですから。それでは、その現象からどう捉えたら良いのかと言うと、やはりその日常では、高血圧という血圧がひどく上がっていないにしても、血圧が高血圧という病気ほど上がっていないにしても、環境が変わったら、ちょっと上がってしまうほど、自律神経は少し動きが悪くなっているんだという風に、ご自身が理解して頂いて。じゃあ、その自律神経を整えるようなトレーニングを、少しやっていきましょうという様な、気持ちの持ち方が良いのではないかなと思います。

 ご自身の身体で起こる現象というのは、全てに意味がありますので。それを、どう捉えていくのかということが重要なのですが。その環境が変わって、体温や血圧や心拍数などが急に変動が大きい場合は、どう捉えたら良いのか。

 もう一つの捉え方としては、その身体の調子を取っている、身体はほとんど、自動で動かす部分は自動で動かしている自律神経というところが、年々緊張度が増してきて、固くなってくる。油がなくなってきている状態だという風に、それを捉えていただいて。ご自身は、それを緩まそうという風な受け取り方をしていくのが、身体に対して、そんなに間違いがない受け取り方なのではないかなと思います。

 今日は、白衣高血圧という、病院に来た時だけ、血圧が高い現象に関してどう捉えたら良いのかというのを、お話しさせていただきました。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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