スタッフと院長のやりとり備忘録 医療 成長に伴う変化 盲点

スタッフと院長のやりとり備忘録 - 科学には必ず「盲点」がある、それが、成長ポイントだから、どんなに完璧なスペースシャトルでも爆発事故を起こす –

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<スタッフと院長のやりとり備忘録>


スタッフ:
身体で一番疲れやすい場所をおさえる を見て

慢性疲労、についてとても知りたい内容だったのでとても興味深かったです。わたしは以前疲れが溜まっていても気づかず限界が来てパタンと倒れてしまうタイプだったので、今はとても気をつけています。加えて子供のストレスや疲労について時代もあるのか自分も含め、友人の間でも多く聞くので本人もそうですが、親としても気づいてあげられたらと思います。

医学の進歩で少しずつ解明していく面白さもそうですが、体と向き合う際に気づいていきたいと思います。

回答
慢性的な疲労や、子供さんのメンタルや、アレルギーの問題、ひっくるめて慢性疾患に関して、多分どの「病院」に行ってもスッキリした回答は得られないでしょう。

なぜなら、今の医療は基本的に 救急疾患に対してのシスステムなので、、

そのシステムで、慢性疾患に向かおうとすると問題が問題を呼んでしまいます。そして現実に今の医療費の90%以上は 慢性疾患です。焼石に灯油で消火しているようなものです。

僕自身は、外科の研修医時代、雲の上の偉い先生方と病棟回診を行って、仰々しく、傷口の消毒方法、包帯交換の方法を教わって、患者さんがしみて痛がるのを 無理矢理我慢させておこなっていましたが、先輩のレジデントの先生に、これ昔からしているけど、これ多分間違っているぜと耳元で囁かれて自分なりに調べたら、やはり間違っていて、偉い先生でも、外科の初歩の初歩である創傷治癒に関して根本的なところがわかっていないじゃないか! しかもその間違った方法が、世界中で主流になっている、(現在は流石に変わりましたが、、)と言う事実に愕然として、その時から、医学に関して、きちんと距離をおいて見るようになりましたし、偉い人の話も一歩引いて聞くようになりました。

また脳外科の現場では、周りがなんと言おうと、最終的にメスで患者さんを切るのは、自分自身なので、レジデント時代には、上の先生からからなんと言われても、絶対に信じるな、最終的に自分で確認しろ、との姿勢を強く指導医の先生に言われました。

そう言うこともあり、今回のワクチンは、僕自身、一回も受けていませんが、現状、帯状疱疹を始め、難しい病名の免疫系の不調が多くなっている、また、脳外科外来では、椎骨動脈解離などの血管系のトラブルが多くなっていることを考えると、今回のワクチンがデータとして、エビデンスとしてどんなに有用としても、安全性に関してどこか盲点があるかもということを認識していかなければいけないし、それは健全な科学的思考ではないかなと考えています。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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