こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の5月13日の水曜日です。水曜日の休診日に行っていることなのですけれども。基本的に、水曜日の休診日にやっていることというのは、僕自身は全て診療に繋がることを、今はやるようにしています。
診療に繋がることで、自分の身体のメンテナンスという部分が多いのですが。勤務時代に、時間がなかったせいか、ほとんどその口腔ケアというか、口の中をほとんど放置状態にしていて。もちろん、歯磨きは1日に2、3回はしていましたけれども。放置状態だった為に、ちょっと虫歯がかなり多くなってしまっていて。一年半ぐらい前から、月に1回は歯医者さんに通って、少しずつ治療しています。嫌なことといえば、嫌なことなのですけれども。頑張ってちょっと通わないと、後々入れ歯とかになってしまうと嫌なので、こういった手入れというのをしているのですが。
普段の診察の中で、僕自身が例えば、意識をして力を抜くということ。身体のブレーキをかけるということを、5分でも10分でも、毎日しましょうということを言います。そうすることが、今のご自身の症状と、どのような関係性があるのかというのは、ちょっとイメージがつかない方がいると思うのですが。そういう時は、今やっている習慣を、もししなくなったらどうなるのかという、逆に思考実験をしてみると良いのではないかなと思います。
例えば、歯磨きをしていますかと聞くと、99パーセントの方が、毎日数回は行っていますと答えてくれます。では、今日の夜から歯磨きを、1年間全くしなかったらどうなりますかと聞くと、もうちょっと想像できない感じで、やはりその口の中がすごく臭くなったり、歯槽膿漏になってしまったり。虫歯になってしまったりするのではないかなという、イメージをされると思うのですが。
歯磨きっていうのは、1回1回はすごく地味な作業ですけれども。毎日やった1年後と、やらなかった1年後では、全く結果が変わってきます。それと同じで、その自律神経を緩める。身体にブレーキをかける。意識をして力を抜くということも、意外にやった1年後とやらない1年後というのは、すごく大きな違いが出てきますので。
こういったことというのは、人間の性質と言うか特徴としても、なかなか1日や2日の成果というのは、過大評価してしまうのですが。その長期間の先の成果というのは、過小評価してしまう人間の特性があって。なかなか毎日、やることの評価というのは、イメージしてくれないので。すごいですね、先生。それは、今すぐにやりましょうということには、なかなかならないのですが。
実は、大きなことの結果をもっているということを、僕はお伝えしたいです。その為に、今やっている習慣というのを、ちょっとやめてみて。1年後にどうなってしまうのかなという思考実験をしてみると、歯磨きをやらないと、1年間でえらいことになってしまうなと。
それぐらいの、身体を緩めるという習慣をするかしないかで、だいぶ違いがあるのですよということを、今日はお伝えしたいと思います。普段、1日1日疲れてしまっていて、何も手入れをしないでほっといて寝る。1日1日、疲れて帰ってきて、お風呂に入って。自律神経はほっといて寝る。それと、やはり1日1日、毎日、疲れ果てていても、手入れをして寝る。疲れて手入れをしないで寝るのと。全く変わってきますので。
なかなかイメージが付きにくいですけれども、そういった見方で見てみるのも、良いのではないかなと思います。今日は、どうもありがとうございました。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘