スタッフと院長のやりとり備忘録

スタッフと院長のやりとり備忘録 - かけがえのない財産を知る –

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<スタッフと院長のやりとり備忘録>

スタッフ:
「心の在り方」を定める方法
普段生活してると体って健康で動いてくれて当たり前というふうに思ってしまいますけども、よくよく考えてみると、自分自身の体って今心臓が動いていますし、寒かろうが暑かろうが体温調整してくれてますし、遠く見たり近く見たりした時に目が自然とピント合ってくれますし、体の中ですごいいろんな機能がいっぱい働いて調和して今この瞬間動いてくれてるという事実がある。

体が動いてくれてるから生きてるというか、生かされてる。

亡くなった人をあれこれ言いたくはないですが、一昨年癌で亡くなった父は体に生かされている事をわかっていなかったのだと思います。

「どうしてこんな事になってしまったのだろう」と言って「あれだけ体に無理させればそうなって不思議じゃない」と家族全員に突っ込まれていました。「え??もう長くないのにみんなちょっと厳しすぎない?」と冗談まじりに言ってました…。父の人生にはわたしには分からない試練や苦悩があったと思いますが、もう少し体と向き合って大事にしていればよかったのにと思います。

父の病気を通して教えられた事も多くあり感謝もしています。

患者さんにも、“体に生かされている”という話をよくさせていただいています。
患者さんの中には「初めて聞きました。今までそんなこと考えたことありませんでした」という方も結構いらっしゃいます。「言われてみたらそうなんですよね」という反応も多いです。

大事な事なので伝えていきたいです。

偉そうなことを言っても私自身もバタバタして体の存在をつい忘れてしまっている事があるので、患者さんに伝えながらハッとして自分にも伝えています。

日々、体に向き合う時間をとり、立ち位置を確認して体に生かされていることを忘れないようにしたいです。

回答:
〇〇さんおっしゃるように、難しい問題も、本当に簡単なことを忘れているだけのことがありますね。

簡単で大切なことをわすれないようにしたいです。大好きなご家族だからこそもっといてほしいと、ついつい憎たらしくなってしまいますが、、先日、僕が、社会人になってはじめての上司であった先生の「お別れ会」のお知らせがきました。

僕が医者をできているのもその先生のおかげで、いつかもう一度お会いしたいとおもっていましたが、脳外科医の現場を離れられてから、すごい勢いで出世されて、ずっと日本の医薬業界のトップをまかされ遠い存在に なってしまっていました。

そもそも研修医一年目の僕に、いろいろしていただいた事自体、僕の立場の勘違いの始まりだったのかもしれませんが、現実的に、医師人生を救っていただいた御恩がありとても忘れることができません。

まだお若くお元気とおもっていたのですが、人間は とても儚いものです、、陰ながら ご冥福をお祈りさせていただき、 自分も関わって頂いている方の人生の時間の貴重さを噛み締めていきたいです。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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