スタッフと院長のやりとり備忘録

スタッフと院長のやりとり備忘録 - 人間の奥底から光を放つ組織作り –

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<スタッフと院長のやりとり備忘録>


スタッフ:
人間それぞれがオンリーワンの天才性があると実感できる

それぞれ全く別の人生を歩んできてて、全く違う経験をされて全く違う視点もあって、本当に人それぞれが違った人間なんだなというのを、当たり前ですけれども。
違った人間というのはどういうことかというと、それぞれ違って良さというか、天才性というふうに言う人もいるんですけれども、やっぱり一人一人の人間が他の人にないオンリーワンの突き抜けた能力というのはそれぞれが持っていて、人数が多くなればなるほど本当にその人の天才性がチームの中で発揮できてるのであれば、すごいチームになっていくのだと思います。

全く違う経験をしてきたひとが集まっているので、そういう考えもあるのかと気づきが多くあります。

最近、心理的安全性という言葉をよく耳にします。

地位とか経験に関わらず誰もが意見を言い合え、率直に疑問を聞き合えるのが心理的安全性が高いという状態で、逆に「こうしたほうがいいんじゃないか」と思っても「けど、どう思われるだろう」と、言えなくなってしまうのは、心理的安全性が低い状態ということだそうで、当クリニックのように、ゆずれない大事な目的、方向性があって、チームでそれに向かっていくには、これは大事なことだなと思いました。

心理的安全性が高くてもチームでの目的や達成したい事が特になければただの仲良しグループのぬるい職場になってしまいますし、萎縮してしまって意見が言えないような環境では、ただ奴隷的に働くだけで責任感や関心も生まれず成果に繋がらないのかと思います。

リハビリ室は、疑問に思ったことを素直に質問したり、不安なく発言できる環境だと思います。失敗や課題も話題にできるので、他のリハビリスタッフや看護師さん、みんなの指摘から課題や問題に気づいて早めに対処できると思います。

こちらで働くようになって、まだまだですが、だんだんと発言できるようになったように思います。

方向性の確認をしながら自分の内面や自分と他者の関係性にも向き合って少しずつでも成長できるようにしていきたいです。

回答
いつも、優しい雰囲気でクリニックを引っ張っていただきありがとうございます。

当院は、チームスタッフが、20代前半から60代の方まで幅広く、バックグラウンドもさまざまで、さらにその中で、年齢的な上下関係はなく、とても熱心に、仕事をしていただいておりますが、チームとして結びつけているのは、クリニックとしてチームとしての「存在目的」を 大切にしようと してくれているということと、仕事の中での一挙手一投足を存在目的に結びつけて考えることで、仕事の細々とした動きまでの意味づけをするトレーニングをしていて、さらにその「存在目的」を深めていく、議論を重ねているので、存在目的そのものが変化進化していっている。

このことは、馴れ合いの、組織や奴隷組織、そして気持ち悪い宗教的組織と一線を画すものであり、この状態を深めていくとおそらく「ティール組織」に近づいていくのだと思いますし、また、その組織の存在目的 が、チーム員のそれぞれ人間としての存在目的を方向性が重なってくると、仕事の時間が、その人の人生そのものの大切な時間となります。

それは、とても素晴らしいことではないかと思うのです。
 
今回、契約更新で、多くのスタッフと面接しましたが、進化する組織であるだけに、それぞれのスタッフには、課題が浮き彫りとされ、課題と向き合うことが求められます。

ただ、そういった壁に勇気を持って裸で向き合うことが、自分自身を輝かせる上でとても大切なのではと思います。

通常は 大人になれば、みんな自分の課題を見ないようにして、騙し騙し生きて知らず知らず、色褪せておいてしまう気がします。 

その意味で当院のスタッフは、とても勇敢で、だからこそ、みなさん、悪戦苦闘しながら、良い深い味がでて、そして奥底から光が輝いているのではないかと思います。 いつもありがとうございます。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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