こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成28年6月6日の月曜日です。
患者さんとお話させていただいてて、大事なことなんですけれども、地味でコツコツしなきゃいけなくて結果がわかりにくいということを話したときに、フッと鼻で笑われたという経験が人間の(00:41)。
その中で、僕自身が見てる世界というのは、現実の世界の本当に一部でしかないので、ほとんどが盲点になってるという、先日お出しした図ですが、その観点から出発すると、色んな物事の可能性が無限に感じられる。
ただ、日常生活で基本的には同じような人たちと付き合って、家族の人と職場の人とそんなに新しい出会いもなくて、同じようなことを毎日繰り返していく中で、ご自身が考えてること、経験していることが世の中の全てなのかなということを思い込んでしまうというのは、人間としては癖というのはあると思います。
その中で、絶えず自分がいる立っている場というのは、無限の可能性の場にいるんだということを立ち返るために、ひとついい言葉があったんですが、以前セミナーか勉強会に出させていただいた、ジェフ・スキナーさんというアメリカの方なんですけど、日本語が上手な方で、講演は日本語で聞くことができたんですが、講演内容に関しては全てが全て納得できたわけではないですし、健康と言いながらスキナーさんは、メタボ体型だったのを見て、全部が全部すごい方だなというふうなことは思ってはなかったんですが、ひとつすごく勉強になったなということがありまして、それは世の中で起こることの捉え方なんですけれども、世の中で起こることで自分自身が思うこと、自分自身がそれに対して考えていることの全ては仮説であるというふうなことを、以前の無限の可能性の場に立っている立ち位置に戻れるのかなと思います。
例えば、これはこうだっていう決めつけというのは、もちろん日常生活の中ではある程度そういったことは必要ですけれども、ものを手離すと落ちるっていうのは、今まで繰り返しやってきた中で必ず落ちるから、今回も落ちるだろうという仮説の上で色んなボールペンを持ったり、キャッチボールをしたり、そういった引力を利用してやってる。
だけども、今地球の重力があるから、明日以降もあるということは、絶対というわけではないので、そこは重力があるというのは仮説であるということに立ち返ると、色々可能性として面白いのかなと。
自分自身が考えていることも真理ではなくて、どんなことも仮説であるという謙虚さを持っていくと、すごく心が楽になって色んなことを柔軟に考えられて、色んな可能性に対してアプローチできるのかなと。
結局自分自身が正しいと思っていることっていうのは、世の中に対して本当の無限の世界に対して、本当にごくごく一部でしかないので、それ以外の部分のことの方が現実的な世界ですから、それを見ていくには自分が考えていること、思っていることは全て仮説であるということ。
そのことを出発点として考えていったときに、色んなことが見えてくるんですけれども、またそれは明日お話させていただきます。今日は以上です。
相武台脳神経外科
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