こんにちは。相武台脳神経科の加藤貴弘です。今日は平成29年9月4日の月曜日です。
先日、グルタミン酸の話をさせて頂きました。グルタミン酸が脳内でどのような役割を果たしているのかという話を、8月28日にさせていただいたんですが、一つの枝がアミノ酸からアミノ基というものに変わったグルタミンということに関して、今日はお話をさせて頂きたいんです。実は、そのグルタミンっていうのが小腸粘膜の大切な活動源になっています。小腸というのは、人間の栄養を吸収する大切な器官でありますけれども、その小腸の粘膜っていうのは広げると、テニスコート一面分以上の広さがあると言われてるんですが、その細胞のエネルギー源、大切なエネルギー源として、実はグルタミンが使われているという。
他の脳内、一番大切な器官である脳内の栄養源としては、グルコースが使われていて、その活動のエネルギー源として、小腸の細胞と脳内の細胞と別になっているというのは、凄く興味深い話だなというふうに感じました。
そのグルタミンが栄養として、エネルギー源として凄く大事なので、体の中である程度貯蔵しているんですが、その貯蔵しているアミノ酸プール、プールされている大きなところは筋肉になります。筋肉の細胞内、空腹時にはその筋肉中から、グルタミン酸がアミノ酸とくっついてグルタミンとなって小腸でエネルギー源として使われていますから、筋肉量をアップしたようなスポーツ選手とかは、そのグルタミンのサプリメントとかで栄養を補給するっていうのは、一つ理にかなっているのかなという。
そういう意味で摂っているというところがあるので、頭に入れておいても良いのかなと思いますし、筋肉中ではグルタミン酸としてプールされているのですが、小腸で使うグルタミンを作る時に、アミノ酸、アミノ基が必要になるんですが、そのアミノ酸の供給源として、分枝鎖アミノ酸というのが使われるので。良く筋トレ中に、グルタミンと分枝鎖アミノ酸っていうのがサプリメントとして一緒に飲まれることになってきます。
ちょっと一つ小ネタですけれども、筋トレされる方がサプリメントの意味としては、ちょっと頭に入れておくと面白いのかなと思いましたのでシェアさせて頂きました。今日は以上です。
相武台脳神経外科
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