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地球は意図を持って生きている科学的理由とは?健康研究所副理事長・農学博士 北里大学元副学長 陽捷行先生 第1回

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《 加 》      今日は、遠いところを、わざわざお越しいただき、ありがとうございました。

《 陽 》      加藤先生から、お話しをということを言われましたので。今日はですね、地球が生きてるという話と。土が生きているという話と、植物は生きているという、当たり前のことですね。それから人間が生きていて、その人間の生きている腸からですね。脳に影響を与えているという。いうなれば、地球生命圏ガイアという言葉から、脳にまで繋ぐ話であって。

 こんな話は、ほとんど誰もまだやったことがない話だろうとは思いますが。私が北里大学にいた頃から、脳に連携という言葉が流行しておりまして。それで、14年経ちますかね。英語で言うならば、ザ ・インタラクション ビトイーン アグリカルチャー アンド メディスン スルー ディインバイオメント。環境を通した、脳の連携という概念であって。今日は、そんなお話をして、地球が生きてるということから、脳にですね。理性物が大きな影響を与えているという話を、してみたいと思います。

 それで、一つですね。ガイア仮説というのがあります。簡単に申し上げますが、地球は

生きている大きな生命体だという。これはですね、ラブロックという男が、継承しました。それでですね、地球そのものが生きている証拠としては、たくさんありますけれども。酸素はなぜ21パーセントで止まっているのか。22パーセントになっても良いだろうに。23パーセントになっても良いだろうと。

 ところが、19パーセントだったら、我々はですね、走れない。鳥も飛べない。だけれども、21%で安定しているという。これは何故かというと、それはガイヤが自分でコントロールをしている。だから、地球は生きていると。こういうお話ですね。

 もう一つ言うならば、大気の酸素以外にですね。海水の塩分というのがありますね。これはですね、6億年前から3.4パーセントで一定になっているのですね。これもありえない話ですけれども。

 例えば、なぜ海の水が塩辛いのかというと、上流から水に流れて塩分がくる。それで、蒸発すると。そして、塩分が溜ると。ところが、昔からですね。3.4パーセント付近を超えないのですよね。四海は別ですけれどもね。閉鎖されているから。そういう意味で、これは話が長くなるから、辞めますが。地球は生きているという仮説が、理論として実証されたという。こういうガイア仮説という本があります。

 そして、この話はもっと広がりましたね。グローバルブレイン 。地球は脳を持っているという話にまで広がりますね。それはですね、ジェームス・ラブロックという男が、このガイア仮説を書くのです。そしてさらに、今度はですね。アース・マインド。地球は心を持っているという説が出てきまして。これは、ポール・デヴローという男がですけれども。今では、地球は生きているという。地球は、脳を持っている。地球はハートを持っているいう風な、説まで発展しています。

《 加 》        生き物というのは、どういう定義なのですかね。

《 陽 》       生き物はですね。定義をすると、21の項目がありますが、これを全部、証明したらですね。地球というものは生きていると。それで、最も重要なことはね。生き物の定義としては。堺がどこにあるかということ。バウンダリーですね。それかもう一つはですね。次の世代に、何かを生むということですね。要するに、私どもは子どもを産めると。だから、それが生きているという証拠だから。それで、地球の場合は、バウンダリーがたくさんあるのですね。

 例えば、対流圏とか。成層圏とかですね。そしてもう一つは、彼の説によると、月が彼は地球が生んだものだという考え方ですね。だから、二つの重要なものを果たしていると。

《 加 》        地球が月を生んだということですね。

《 陽 》       そうです。地球ができてくる過程で、月を生んだという仮説で。そうすると、生きているという21項目ありますけれども。その中の二つの重要なものが。

《 加 》        重要なものは、当てはまっているということですね。

《 陽 》       先生と私の間には、バウンダリーがありますよね。そして、細胞と細胞の間にも、バウンダリーがあるわけですね。堺が必ずある。これが、生命の基本だということを、定義されています。

《 加 》        それが一応、生命の定義であって。それに当てはまるということですよね。

《 陽 》       そうです。そういうことですね。それが、ガイア仮説です。

《 加 》        脳の定義というのは。脳があるということですか。脳の定義が。

《 陽 》       脳というのは。

《 加 》        地球には、脳があるということですよね。

《 陽 》      今度はですね。その次の話ですね。グローバルブレイン。地球は、脳を持っているという話は、これはですね。例えば、タスマニア近辺を飛んでいるイソシギという鳥がいますが、この鳥がですね。写真で撮ったらですね。5キロに及ぶ距離の、確か5キロ程だったと思うのですが。それがですね。先頭が向きを変えるのに、後ろが次に向きを変えるのに、何秒かかるのかという。5キロに及ぶ鷺が飛んでいるわけですよね。先頭が変わる時にですね。その後ろが向きを変えるのに、何秒かかるのか。どのくらいだと思われますか。

《 加 》        いや、何かどこかで聞いた話によると、ほとんどが瞬時に出来るという話ですね。

《 陽 》      60分だから、1秒ぐらいかな。要するに、1秒足らない。先頭が向きを変えたら、必ず向きを変える。だから、子どもがパッと走ると、みんな走ることがあるじゃないですか。あれとかですね。それは逆に、磁場を通してるとかいう話があります。

《 加 》        何か繋がっているということですか。

《 陽 》      そうです。何かが繋がっているということでしょう。そういった話が、例えばですけれどありますね。あとは、心を持っているという、アースマインドというのはね。昔は、インディアンが石と話すことが出来たと。今でも、アボリジニーは土と話すとかね。

 それから、私の知っているある人の名前を言うと、あれですけれども。その人のお嬢様は、木と話が出来るのだというのですよ。おかしいのではないのかと、私はわざと言うのですけれども。そうやって、ユトリロがそうですね。ユトリロが、実は木と話が出来ていると。画家のユトリロ。そんな話があって。地球は、心を持っているのだという仮説が出来ていると。

 それが今の三大仮説。地球は生きているということ。地球はグローバルブレイン、脳を持っている。地球は、アースマインド。心を持っているという。こういった三つの本がでていまして。これをまとめて読んでいくと、大変面白いです。難しいですけれどもね。そんなことで、ガイア仮説。地球は生きているという話が進んでいます。

 これはですね。太陽を中心として、惑星が、水星、金星、火星、地球、木星で回っていますが。金星と地球と火星というのは、兄弟ですね。いうなれば、並んでいますね。地球を中心に回っていますけれども。

 今から、46億年前に、太陽系から地球ができた時にですね。その時に、金星の大気は二酸化炭素が98パーセント。それから、地球の大気の98パーセントが二酸化炭素。火星が95パーセント。ところが、46億年経った今はですね。なおかつ金星は、二酸化炭素が98パーセントです。

 それから、火星は今でも95パーセント。ところが地球の二酸化炭素は、今やほぼ400PPMです。0.004パーセントです。だけれども酸素は、21パーセントになっている。昔は酸素がなかった。そして、酸素が無かったのだけれども。生物がですね。微生物が、CO2のCを固定して、O2を出す。Cを固定して、O2を出す。そうすると、だんだんだんだんと酸素が出てきて。そして、4億年前にね。21パーセントで止まったのですよ。 それから、ぴたーっとずっと止まっているという。信じられますかこれ。

 だから、宇宙の物理で言ったら、例えば、今は地球に98パーセントのCO2でなくて、21パーセントの酸素。これですね。21パーセントの酸素になったのはですね。宇宙の確率でいくとね。新宿の駅のプラットホームを、夜5時頃に目隠しをして、もう一ついれるのか。酔っ払って走っても、誰にもぶつからない。これぐらいの確率でしか、地球の今、21パーセントの酸素はありえないというわけですよ。

《 加 》        要するに、自然に起こったものでは無くて。何か意図的にってことでしょうか。

《 陽 》      それがね。要するに、地球は生きているという。地球がそのものを作り出したという。

《 加 》        地球が、意思を持っているということでしょうか。

《 陽 》        そうですね。それで最後に、もう一つ違う人の説によると、そうやって人間が出来ていくために、地球がそうなったという様な話までありますね。

《 加 》        人間を作るためにですか。

《 陽 》        人間を作るために、地球がそうなったという。そういった言い方をするのですけれども。

《 加 》        それは、人間中心な考え方ですね。

《 陽 》        そう、人間が中心なんです。それは、面白い話ですよね。次にまた出てきますけれども。果たして、人間中心なのか。脱・人間にならなければいけないのか。コペルニクスがそうですよね。地動説。人間中心だったのが、実は、太陽の周りを地球が回っていたのだという、脱・人間ですよね。そんな話もちょっとでます。これがやはり、奇跡。その地球ができた奇跡で。地球は、まさに生命体である証明の一つになっています。

《 加 》        何かやはり意図が無いと、こうはならないということですよね。自然現象ではこうはならないということですよね。こういったデータで、こうやって見てみると。面白いですね。

《 陽 》        そうなんです。恐ろしい話ですよね。面白い話ですよ。意図があったというね。

《 加 》        意図があったのですね。

《 陽 》        だから、キリスト教はそれを、神様の意図だというわけですよ。生態系はそういうことを言わないですよね。神道は。まさに、エコロジーであり、生態が作ったのだという。だから、その皆は地球の変化は、植物の変化によって作られたと言うけれども。そうではなくて、スルー ディ エンバイロメント。環境が絡みながら、出来ていったという考え方ですね。

 だから、話は逸れますけれども、神道というのは、キリスト教というのは、神様が作ったのですよね。だけれども、他の宗教。神道や道教などはみんな、生態系が物事を作っていったという考え方ですよね。

《 加 》        それは、神様をどう定義するのかですよね。

《 陽 》        そうですね。

《 加 》        キリスト教も、元はといえば、神ということを言っていた意味が、生態系に関して、キリストは言っていたのかもしれないですけれども。その流れの中で、変わってきた可能性はありますよね。

《 陽 》        キリスト教の話は、ユダヤ教とキリスト教と、イスラム教と。この3つに分けて考えなければなりませんから。キリスト教の原点は、ユダヤ教ですからね。ユダヤ教から、キリスト教になっていますから。今のその話kは、難しい話ですね。

 そこは面白いのだけれども、キリスト教の原点はですね。人間を土から作ったのですよね。旧約聖書は、土から人間を作ったのですから。実は最後に、人間が絡んでくるという。土が絡んでくるという話に、ストーリーとして作っているのですけれどもね。

《 加 》        ただ、本当の本当の心理は、だから、神は万物だというところに行きつくのかもしれないですけれどもね。キリスト教の、本当の心理というか。

《 陽 》        キリスト教は、神様は自分で別にあるのだけれども。人間は、キリスト教を、土から使ったと言っているところが、ちょっと面白いですよね。人間は、神が人間を作ったと言っているでしょう。だけれども、人間は、その旧約聖書によれば、土から作ったと言っているわけですよね。旧約聖書は。

《 加 》        ユダヤ教はですか。土からですか。

《 陽 》        そうです。ユダヤ教は。キリスト教もそうです。だから、後からでも、でるかでないか。ヒューマスという。ヒューマスというのは、土の腐食のことですね。それが、ヒューマンになる。ホモになる。ヒューミリティになる。ヒューミリティというのは、謙虚ですけれども。ホモ・ヒューマン。ヒューマスというのが、不食になりますね。ヒューマスが、ホモになり。ヒューマンになり。ヒューマニティになり。最後は、ヒューミリティという、謙虚さに繋がっていくという言葉は、面白いですよね。

 黒っぽい土のことを、腐食というのですけれども。それから、人間を作ったという。ヒューマスを。それが、ホモになり、ヒューマンになり。ヒューミリティ、ヒューマニティになっていくという。言語学的にはね。今日の話とは、それますけれどね。

《 加 》        なるほどです。

《 陽 》        これが、地球だということです。だから我々は、生きている地球によって、我々は生かされているという。

相武台脳神経外科
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