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相武台脳神経外科院長  加藤貴弘 インタビュー

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《 梶 》      今回は、相武台脳神経外科の加藤医院長にお話を伺いたいと思います。加藤先生、よろしくお願いいたします。

《 加 》      お願いいたします。僕自身はやはり、脳外科の手術の方法を勉強したかったのですけれども。脳外科の病気というのは、結構その刺激的な病気が多いのですよね。しかも、急にで。脳梗塞とか脳出血とか、くも膜下出血とか。そういったのがあったのですけれども。そういう病気というのは、基本的な生活習慣病の結果に出ることが多いので。

 本当にこう手術とか、その後のリハビリとか。本当にご本人、ご家族とかがすごい大変な状況を見ていて。こんなに苦しい思いをするのだったら、その手術の前に言えることがあるのになというのは、ずっとモヤモヤと思っていたのです。

 やはり、手術を勉強したかったからずっと。ずっとやっていたのですけれども。2011年の東北の震災があった時に、よく使っていた、仙台の空港が水浸しになっているのを見て。ちょっとやりたいことがあるのだったら、今しなきゃなと思ったら、その前の病院の院長先生が、開業の話を持ちかけて下さって。ある意味、冗談で僕に振ったのですけれども。それを、一週間以内で考えろと言われて。

《 梶 》      一週間以内に。

《 加 》      それが、冗談だったのですよ。食事の席で冗談で、僕がやるわけないだろうと思って言ったら。そうしたら、やりますと言ったから、すごく慌ててしまって。でも、やはりすっごく器の広い先生だったので、認めて頂いてという形で、すごくドタバタでしたね。通常はそんなに、そのレジデントで急に開業するというのはないですし。何というのですかね。やはりその医者という、担当の患者さんがいるから、急に辞めるというのも、なかなか難しいのですけれども。

 やはり言ってから、数ヶ月ですね。しかも、ほとんど貯金が無い中で、立ち上げたという。結構、バタバタのそういう奇跡的な状況で、開業が出来たというのは、やはり流れがあったのかなというのは思いますよね。

 それこそ、立ち位置。ポジショニングをはっきりしようということで、全てのスタッフが、そのコンセプトとかミッションに繋がることをしていきましょう、ということをやっているのですけれども。どういうミッションかと言うと、その一応、身体の声を聞き続けるということですよね。そうすれば、健康への道が開けるというメッセージを、自分自身も含めて、関わる人に伝えていくという。ポジショニングですね。そして、ここに来る全ての行動を、それに繋げていきましょうということですよね。

《 梶 》      伝えていくにあたって、実際に苦労されたこととかはありますか。

《 加 》      基本的に、何だかんだ綺麗事を言っても、世の中の一般の人は、身体のことは価値観として2番目なんですよ。目先のことが一番なんですよ。それを第一に続けるというのは、なかなか理解はされないですよね。

 最初は、やはり全然分かってくると。2011年の時点では、なかなか難しかったのですが。職員も全然、わからなかったですし。いわゆるそのお客さんというか、患者さんのことが分からなかったので。それで急に、このクリニック自体は引き継いだのですけれども。前の先生と、急に違うことを言い出したので。すごくうろたえる患者さんも多くて。酷い人だと、もう見捨てられたと勘違いをして、なんか脅迫状みたいな手紙みたいなのを送ってこられた方もいますけれども。

 でも、やはりそれでやると決めたので。僕自身はね。やはりそれしかないので。基本的には、人脈も無いし、キャリアもお金も無かったので。それしかないので。なので、そこを妥協をしないとというのがあったので。その脅迫状みたいなのが来た時に、一文一文に全部反論をして、病院のドアの前に貼っておいたのですよ。貼っておいて、それでみんなが見てね。やはり本当に本気でこうやっているんだなというのは、理解ができて。徐々にこう、色々な人が分かってくれているのかなと思いますけれどね。

《 梶 》      だいぶ浸透されてきたのですね。

《 加 》      今は本当に、スタッフの人とか患者さんも含めて、すごくご理解頂けている方が多いので。すごく心強いですね、逆に。健康への道が開けるというメッセージをしている異常、その目的である健康というのは何なんだというのは、はっきりと分かっていないと。方向性がわからないかなというのがあるのですね。その健康って何だと聞かれた時に、医学部であんまりそういうことを勉強していなかったですし。 健康ってなんだということすら、考えなかったと言うか。考えようとなっているというか。

 例えば、WHOとかで健康とは何だと言ったら、病気ではない状態みたいな。病気ではない状態みたいな感じで、いつも言っている人もいるのですけれども。病気ではない状態では無くて、もっと積極的にじゃあ、健康とは何なのかなということを、僕はちょっと定義として申したいのですよね。

 じゃあ、健康とは何だということを考えた時に、さっき言った様な人間というのは元々は自然の産物なので。健康とはなんだということを考えた時に、その全ての身体の臓器が調和していて。なんか、やはりその周りの空気とか土とかとも調和をして。気持ちが良いということ。深い部分から気持ちいいという感じが、健康という風に僕自身は定義していますけれどもね。調和をしている状態。調和をしている状態ですね。全部ですね。全部が調和している状態です。

《 梶 》      全部が何事も。バランス良く。

《 加 》      病気というのはやはり、とどこうりがあって。そこで、上手く流れが出来ていなくて。傷んできて、病気になってしまうので。全部がうまく、流れがやはり調和している状態というのが、やはり病気ではない。健康な状態だと、僕自身は感じていますね。

 結局は、やはり医療というのは、手段なのですけれどもね。結局は、医療を使ってお金を生み出すということになっているので。医療をすることが目的になってしまっているから、何のために医療をするのかという。医療は手段だということが、大事だと僕自身は考えているので。その自分と患者さんとの関係性が、はっきりとわかってくると。じゃあ、何の為にその医療を使うのかということが、出てくるのかなということがわかりますよね。

《 梶 》      根本的なところをね。忘れかけている部分があるのですよね。

《 加 》      人間の認知機能って、色々と落とし穴にはまりやすい所があって。一つは、みんながやっていることは正しいと言う、何かと間違いやすい落とし穴があるのと。あとは、手段と目的を混同しやすいという、色々と。今、思ったのですけれども。その二つはあるんですよね。だから、そこの落とし穴があるということを意識して、本当に大事なものは何なのかなということを、考えていくというか。感じていくというか。そういったことが、大事だから。目に見えるものが、色々とバタバタバタバタとあるじゃないですか。

《 梶 》      はい。

《 加 》      だから、大事なものを意識していく中で、一日一回自分自身に戻るというか。やはり座禅というのを、大事にしていますし。クリニックでは、身体の声を聞くという理論を用意しながら、そういう時間を取るようにということは、患者さんにもお伝えしていますよね。

《 今後の展開 》

 クリニックでは、このメッセージを伝えるという軸に、脳外科の診療をさせて頂いているのですけれども。あともう一つやっているのが、末期がん患者さんに対しては、出来ることというのが、今の世の中で、その体質改善という所というのが、ちょっと盲点があったのではないかなということで。

 そこのところをバックアップするということ。ビタミン C 点滴だったりとか、温熱治療だったりとかというのを、これからですね。ビタミンCはずっとやっているのですけれども。自費診療にはなりますけれども。温熱治療に関しては、フェイパーサーミアに関しては、保険診療もありますが。そこをちょっと移転してから、考えていますよね。

《 梶 》      移転されるのですね。

《 加 》      そこの近くですけれどもね。

《 メッセージ 》

《 加 》      日常生活の中で、その身体を第一に考えると言うことは、すごい難しいことだと思うのですけれども。実際、身体を第一に考えて行動を行っていくと、色々な事のパフォーマンスが上がってきますし。自分の身体も気持ち良いし。人生のやる事の中で、好転するという風に考えていますので。

 そこの価値観の順序の入れ替えというのを、色々なことを尽くしてお伝えさせて頂きたいなと思いますので。色々な入口から、うちのクリニックに、関わって頂けたらと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

《 梶 》      加藤先生、今日は、ありがとうございました。

《 加 》      ありがとうございます。

相武台脳神経外科
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