相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の3月24日の火曜日です。今日は、診察をさせて頂いた患者さんの中で、1年前の採血結果と今日の結果と、数値がほとんど変わらなかった。ひどく悪くなってはいないのですけれども、良くもなっていない数字だった。ご本人的には、一応この1年間、すごく頑張ってこられたのに、数字自体があまり変わっていなかったということに、少しショックを受けられたようで、どうして良いのかわからない、パニック状態になってしまった方がいたのですけれども。
その数字自体は変わっていないことが、実際には、水面下で改善していっていて。どんどんどんどん良くなってきている中で、結果としての数字が良くなっててないのかあるいは水面下で悪くなってきてまぁ結果としての数字が良くなっていっていないのか。
あるいは、水面下で悪くなってきて、結果としての数字が良くなっていない。悪くなっていないのか。変わらないのかという、二つ考えられるのですけれども。その二つを意識する上で、やはりご自身としては、身体の調子をとるということ。検査結果で、ご自身の身体を評価するだけではなくて、ご自身自身で身体の調子を取るという習慣を少し続けていくと、やはりあまり検査結果に、一喜一憂されなくなってくるのではないかなと思います。
少しずつ1日、1回か2回、ご自身のお身体の調子はどうかな、悪いかなというのを取る練習を、1日、1回か2回。当院がおススメさせて頂いている方法でやることによって、1年前と比べて、身体の調子が良いか悪いかというのは、ご自身自身で少しずつわかってこられると思うので。そういった中で、今回の結果を受け止めて、客観的な検査結果を受け止めていくということをされると、あまり結果に一喜一憂されなくて良いと思います。
もう一つ、結果の受け止め方なのですけれども。もし結果が出て、結果が悪くなっていったり、横ばいだった。今回の結果の様に、横ばいだった時。もっとその結果を、良くして行きたいという風なことを考えられるのであれば、そのご自身の身体に対して、ご自身の努力に対して、考えられるポイントというのは、三つ考えると良いと思います。
一つは、ご自身が身体にとって良いと思ってされていることの量が、実は足りないのか。朝だけ、何かされているのであれば、それを朝と昼、夕方と量を増やしてみるということを検討してみるのも、一つ価値があるかもしれません。量を検討する。あるいは、やり方自体が良い方向、正しいやり方なのかどうかというのを、見直すということ。
もう一つは、ご自身のお身体にかかっているストレス。ご自身の身体にかかっている負担を、減らせる部分があるかどうか。この三つを評価します。そして、三つの中で、できないことはできません。変化をさせようとしても、できないことはできないです。でも、できることも、必ず少しはあります。
できることをちょっとでも良いですから、できることをまた変えて頂いて、変えた形でしばらく行って頂いて、また評価をする。そして、また三つを評価していって、出来ないことはしなくて良い。出来ることだけを、また変化して評価するということを繰り返していけば、必ず良い方向に向かっていきますので。
あまりその客観的な検査結果よりも、ひたすらご自身の感覚というか、ご自身のお身体に向き合っていく。そして、そのやり方が良いのか悪いのかどうか、絶えず評価をして修正していく。絶えず評価をして修正していく。そうすることによって、必ず改善していきますので。
ある意味、医者が言うこととか、あるいは、客観的な検査結果。MRIのデータというのは、参考程度にするというような姿勢が、医療と関わる上で、私的には必要だと思います。それに振り回されるようではなくて、自分の感覚を研ぎ澄ましていくという事を集中していくと、身体に対しての付き合い方というのが、これから何十年とご自身のお身体と付き合っていくわけですから、出来てくるのではないかなと思いました。
今回は、医療的な検査結果に対しての、向き合い方ということに関して、お話しをさせて頂きました。以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘