こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の4月20日の月曜日です。当院では、意識をして力を抜くということをやっていきましょうと、お話をさせて頂いてるのですが。今日、ご来院された患者さんの中で何人か、私は昔からせっかちだからねというお話をされます。
そして、良く病気になる方とならない方の違いというのを、以前にビデオを通してお話しをさせて頂きましたが、一つは、調子をとる。体の調子を取れるかどうかということが、病気になるかならないか。大きな病気になるかならないかの境目であると、お話しをさせて頂きました。
調子が悪いのに、調子が良いと思い込んでしまって、調子が悪いことに気付かずに、バタバタ動いてしまっていて。それが、疲労として蓄積していって、身体に歪みが生じて病気となって。ある日、突然大きな病気として発症するという流れなのですけれども。
ご自身の調子がわかれば、基本的には大きな病気にはならないです。脳卒中、心筋梗塞、認知症、ガンというのは、突然なる病気ではないですから。調子が悪いのを重ねていく中で、ある時、派生する訳で。突然なると思われるのは、調子が悪いことをずっと気づかないでいて、バンッとくるわけです。
そして、特に調子が悪いということに気付きにくい方に、せっかちだという方がいらっしゃいます。ここで、ご自身はせっかちだからと言って、あきらめてしまっている方がいるのですが、現実的には、実際はご自身は、元々はせっかちではない可能性もあるわけです。多くの場合は、そうです。
やはり、小さい頃から社会人になって。早く、早く頑張らなければ頑張らなければとなって、毎日24時間365日、頑張って来ると、いつの間にか、早く仕事をこなす。頑張ってやるということが、習慣になってしまって。それが、ご自身の性格だという風な捉え方になってしまっているのですけれども。
元々ご自身は、そんなにせっかちな性格だったわけではないかもしれませんし。おそらく多分、せっかちではなかったのだと思います。逆に、せっかちというのは、早く早くなってくると、やはりその身体の調子を捉えにくくする大きな要因になってきますので。そのブレーキをかけていく。そうすることで、調子がわかってきますので。やはりそのせっかちというのは、ある程度ゆっくりしていくということが重要なのですが。
やはり何十年と積み重ねてできた性格に関しては、すぐには良くなることは難しいですから。いきなり、せっかちを直そうとせずに、毎日5分でも10分でも、自分のちょっと早くしたいなという気持ちと向き合って。
そして、意識をして力を抜くということをしていくと、結果として、せっかちもゆっくりとリラックスをして時間をかけて、せっかちという性格が徐々に徐々に、気長になっていくのではないかなと思います。そのことが、身体の調子を整えることに繋がって、色々な大きな病気の予防に繋がるということ。特に、このせっかちというのは、色々な病気を予防する上で、すごく向き合わなければいけない、非常に重要な性格であるという話を、今日は、させて頂きました。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘