こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成２７年の６月１７日の水曜日です。私たちの身体というのは、一番近いところでいえばご両親から頂いて、それで、今の人生を経験することができ、様々な経験をすることが出来るのですけれども。
その自分自身の身体というのは、最初は、ご両親から。もっと視野を広げて言えば、はるか先祖から DNA を引き継いで、色々な経験を引き継いで、そんな色々な想いを引き継いでいて。その結果、今の自分の身体がある。育てて頂いた身体がある。それで、人生を経験できるという部分が大きいのですけれども。
その人生を経験していく上で、人間の身体というのは、考えようによっては、そういった頂いた道具、人生ということを経験する上で、必要な道具となるわけです。そして、生活習慣病というのはどういうことかと言うと、そういったはるか先祖から頂いた、非常に人生を経験する上で貴重な道具を、生活習慣が悪いせいで、道具おざなりにして粗末に扱って、ちょっと動きを悪くしてしまう。道具が錆び付いてしまったり、ひどい扱いをして調子が悪くなって。結局、故障してしまって。それで結局、その人生を歩むことができなくなるということが、最終的にあることもある病気です。
僕たちは、生活習慣というのは、その道具を丁寧に扱うかどうかなので。それは言い返してみると、ご先祖様からいただいた身体というか、その DNA を尊敬しているのかどうか。優先順位を上に上げているのかどうかということなので。どれだけやはりその自分が、そのいただいた道具を大切にして。この人生を生きられるのかということ、価値を見出しているのかどうかということなので。
それで、それを優先順位をきちんと思わない状態で、日々過ごして。結局、生活習慣病で自分で道具を壊してしまって、病院にかかって、莫大な医療費がかかるとなると。やはり立場としては、その憐れんで欲しいというような立場ではなくて、自分自身としては、やはりその先祖に顔が立たないというか。頂いたお身体に対して申し訳ないというか、恥ずかしいというか。そういう気持ちがやはり、先にでるのではないかなと思います。
やはりそういう気持ちがあれば、身体との関係性というのも、良い方向に向かっていきますし。逆に、３０代や４０代で元気なうちに、そういった生活習慣からの病気というのをイメージしにくいうちから、身体との関係性をしっかりと考えていけるような発信を、僕自身もしていきたいなと思います。
それで、今の時代というのは、ある意味そういった生活習慣の病気というのは、頭に描きやすい時期です。というのは、自律神経が狂っていて、偏頭痛やめまいというのが、若いうちから出やすいからです。そういったきっかけって言うのを大切にして、身体と向き合うということを始めていただいて、どれだけご自身がその貴重な道具をご先祖様から頂いて、人生を歩むことができるのか。その価値というのに、まずは気付いていただけると、今すごい楽しい可能性のあるチャンスの場にいるんだなというのは、わかっていただけるのではないかなと思います。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘