こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の6月の28日の日曜日です。今、世の中では、徐々に徐々にその健康ビジネスというか、自分の健康に対して良くしていこうという情報が少しずつ出てきていますし、それをビジネス化している会社というのも、増えてきています。
その中で、非常にその健康オタクというか、その身体に対して、サプリメントだとか。どういった運動をしたら良いとか。どういったトレーニングをしたら身体に良いとか。非常に知識がある方が、たくさんいらっしゃいますけれども。 ここで落とし穴となってしまうのが、健康情報とか健康の身体に対しての知識をつければつけるほど、健康が離れていくというていう矛盾も一つあるということです。
それはどうしてなのかと言うと、その知識というのは、どういう意味での知識なのかと言うことを、まずは再確認をしないといけないのですが、。いやいや、その人間の身体のことに関して、その理論というか知識の上に、また理論を重ねていくと、現実とは少しずつ離れていったちょっとかけ離れた理論や知識になってくる可能性があります。やはり、その知識とか理論というのは、元々は人間の自分の感覚。自分自身はどうして食べ物がおいしいのかなとか。どうして夜に眠くなってしまうのかなとか。どうして、夜に眠れないのかなとか。人間の感覚を、説明をするための知識なので、 感覚があっての知識です。なので知識 をつけて、ご自身の感覚に立ち返るということは、非常に重要です。
ご自身の感覚を磨くということと、知識というのを両輪にしていかないと、話がおかしくなっていくので。結局、その健康に対して、すごく詳しい方が、あの身体に問題を抱えているという様な矛盾が起こってしまうのです。そして、食に関しても良くあることでして、栄養素というのをこういうところで取ると、その筋肉が良く付くとか。身体に良いとか、骨に良いとか。色々な健康番組とかで取り上げられると、トマトが非常に売れていたり。その要素を持つ食材 が一時的にブームになったりしますけれども、食事というのは、栄養素を取っているわけではないので。それ以外にも、非常に大切な面があります。
もし子どもの頃から、栄養素だけを完全に満たしたサプリメントで、食事を毎日していたら、やはりその人間的に、何かが欠落した、おそらく人間になってしまうのではないでしょうか。食べるという作業というのは、やはり命を頂くということで、心のトレーニングというか、人間的なトレーニング。修練の場にもなっているわけですから、食事をするということが、どういう行為なのかというのを、感覚として立ち返りながらやると。
その上で、その説明として栄養素とかを考えるのは良いですが。持論だけが先行してしまうと、ちょっと話がおかしくなってしまいますので。特に健康のことを考えるという上では、ぜひ注意していただきたいのは、理論とご自身の感覚を磨くということ。両輪でやっていくということを、意識していただけたらなと思います。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘