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神様貯金のメカニズム

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成28年1月17日の日曜日です。
先日から主体的に生きていくための時間管理の方法に関してお話させていただいています。そのために時間を4つのカテゴリーに分類しましょうというお話を提案させていただいていました。グラフとしましては重要度と緊急性というのに分けまして、1番、2番、3番、4番、重要で緊急性があるもの、緊急性はあるけれど重要じゃないもの、重要だけれど緊急性はないもの、重要でもないし緊急性もないもの、こういうカテゴリーに分けていって、で主体的に生きるというのはどういうことか。身の回りで起こった事件、しなきゃいけないことを反応的に急いでこなしていく、ロボットのような人生というのは、1の時間が多い人生を僕自身は考えています。なのでそれ自体は反応的な生き方、受動的な生き方なので、自分の意思で生きている生き方とはほど遠い。僕が思うに主体的な生き方というのは、緊急ではないけれど重要なもの、3番の時間を多くしていくということが、自分自身で選択していく上で非常に実りある人生にしていく入り口になるのかなというふうなことを考えています。
で、その中で船長の話をさせていただきました。目先のことばかりだと、いつのまにか座礁してしまうけども、やはり緊急性はないけれども遠くの海底の状況やクジラの状態を意識しながら船を操縦していくというお話をさせていただきました。後、僕自身の去年の年末の経験、忙し過ぎて、自分の中で緊急性じゃないけれども重要と考える座禅の時間が減ってくることによって、自分自身がイライラしてしまったり、職員にあたってしまったり、いろんな不都合が出てしまった。いろんなことが上手くいかなくなってしまって、バタバタバタバタ無意味にしてしまった経験をお話させていただきました。
今日また一つ3番に関してお話させていただきたいのですが、ヨーロッパの昔話で、2人の男性がいて、井戸水が枯れてしまって、川のほうから水をバケツいっぱい汲んできたら、例えば今日本円でいうと5千円あげますよというようなお金持ちの人がいて、Aという人とBという人がじゃあ頑張って毎日水汲みしようということで一日何往復かしてその日の稼ぎを得ていた、という話なんですけども。Aという人はコツコツコツコツ毎日、体力があるので何回も往復してお金を稼いでいた。bという人もその日絶対過ごさなくてはいけない分の水汲みはしていたものの、それと同時にコツコツコツコツ川から水を引くような、川を造るような工事というか作業をゆっくりゆっくり何年もかけて行っていた。数年後、Aという方は毎日毎日、日々の生活のために水を汲んでお金を稼いでいる。Bという人は数年後、川から自分の家の方に新しい川ができて、自然に水が流れてくるような川ができたので、その状態の川ができた時にBという人は遠くまで水汲みにいく必要がなくなって、自分の家の前の川から水を汲んでお金持ちの人の家に届ければいいだけになった。こうしていく中で、ほとんど働かずにBという人は日々生活できるようになったという話があるんですけど、まさに時間の使い方、Aという人とBという人、水を汲むという作業は重要だし緊急の一番に入るのだと思うのですけど、その中でコツコツコツコツ川を造っていくというのは緊急ではないけれど重要な、将来的に必要なことなので、その3番という時間についやしたおかげでBという人は不労所得というか、そういった働かないで、いい状況になるということの、時間をつくることができたお話があります。
僕自身は日本の社会で育って、昔から常識としてはコツコツコツコツまじめに働く、変な気を起こさずにコツコツ何も考えずに働くということが一番の美徳ですよということを刷り込まれて成長してきたので、Bという人の行為は若干なんか価値観が違うなということを感じるところはあるんですけども、やはりそれが本当に自分の充実した生き方をしたのであれば、目先の仕事ばかりではなくて、虎視眈々と自分はどうすれば楽に生きれるのかなとということを考えるということも、自分の人生を実現する上で非常に重要なのじゃないかなということを感じています。
まあ、現実社会でいえば、そういった川を造るという行為は不労所得を呼び込む行為なので、世の中一般的には不動産投資とか、僕自身あまり詳しくないのですけども、そういったことになってくるのかなということを思いますが。僕が5年前から一つのクリニックの経営者として、3番の重要だけれども緊急性がないものに対して何をやってきているのかというと、やはり目先のものではなくて将来的にクリニックが安定して運営できるように、それから自分、あるいは職員がクリニックを通して社会に対して実現したいことを、できるだけ夢を実現できるようにということで5年前からコツコツコツコツと水面下でそういうことをやってきた。何をやってきたかというと、現実的なお金の貯金や投資というよりも、僕自身は職員教育ということ重視しています。職員教育といっても、僕自身が何かこれしろあれしろということよりも、例えば当院がやっているバランス教室をやりたいというのであれば、なるべくバランス教室の授業料を職員に対して負担してあげるとか、何らかの勉強会に行きたい、セミナーに行きたいというのであれば、当院の方向性に合っているのであればなるべく資金的に援助をしてあげる。あるいは勉強したい、勉強しやすいような仕事、働きのシフトにしてあげるということを意識してはきております。このことは目先のクリニックとしての利益にはつながらないのですが、やはり3番、そういった意味で能力が高いスタッフが出てくることによって、それはクリニックの財産になってきます。
もっと言えば、患者さんに対しても、頭痛でこられた患者さんに対して僕らの社会的に期待されている役割としては、大きな病気、脳外科が立ち上がらなければいけない脳出血とか脳梗塞とかくも膜下出血がないかどうかというのをきちんと診断していくということが、最低限僕らに求められた仕事でありますので、そこに特化して本当に検査だけやって帰ってもらってということでも、別にクリニックとしてはそんなに責められるものではないんだと思うのですけども、やはり新しく来られた患者さんに対しては、生活状況を聞いて、今後何でそういった症状が出てきたのか、MRIで問題がなかったけれども、今後こうやっていきましょうということをしっかり時間をかけてお話させていただくということ。クリニックが伝えたいということを伝えていくということ。最初はあまり一般的にこういうことを言われたことがないので、全然、何言ってんだろうなと思って帰ってしまう患者さんも多いですけれども、そういった患者さんが同じように頭痛やめまいで数年後来院されて、また同じような感じで同じことを僕の方から言われると。あー数年前に来た時と同じことを言われて、もしかしたらこの人が言っていることは本当なのかなということが、二回目になるとちょっとご理解いただくということを考えると、一回目にやった行為は自分自身の利益にはつながらないですけども、非常に患者さんがご理解いただくベースができているので、そういった意味で緊急性はないけどもとても重要な患者さんとの時間になってます。
なので当院でやっていることの多くが、本当に頑張ってやろうとしていることは、やはりその緊急性はないけれど重要なということにできるだけ時間をついやそうかなと、僕自身の方針としては考えております。そういったもっと緊急性がなくてもっと重要なもの、どんどん緊急性がないものになってくると、どんどん目先の見返りはなくなってくるので、自分にとって本当に得なのかとか考えるのですけども、あまり見返りを求めずにその人に自分の思いを伝えていくということ。その人に貢献していくということが逆に大きな見返りとして返ってくる。これは2年前にバリ島でお世話になった兄貴の丸尾孝俊さんの本で知って、またご本人からも聞いたのですけど、やはり神様貯金という言葉を丸尾さんは言われていました。神様に貯金するようなもので、見返りを求めずにそういったことに対し投資していくと、結局はいい見返りができてきますよということでした。今日はそのヨーロッパの昔話も踏まえて、3番の重要だけれども緊急性がない時間に関して具体例を交えながらお話させていただきました。
今日は以上です。

相武台脳神経外科
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