YouTube 感情の大切さ

39歳でやっと見えてきた人生を切り開くコンパス

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成27年11月27日の金曜日です。
当院では絶えず、一つのメッセージ「体の声を聴き続ける。そうすれば健康への道が拓ける。」っていうメッセージを伝えるためにいろんなことを、手を変え品を変え、お伝えさせていただいておりますけども、その延長戦と言うか、その言葉をちょっと変えるだけで面白いことが最近気付きました。
自分の感情を大切にする。そうすれば人生の方向性は、人生の本当の夢をつかんで、人生が拓けていく、ということを最近気付きました。
「自分の感情を大切にする」ってことは、「自分の感情を聴き続ける」ってことかと思うんですけども、僕自身の出発点としては、人のため、他の方のためを思うんなら、まずは本当に自分のことを見つめ直して、まず自分がいい光を発信していれば周りの人の為になっていく。ってことがベースにあるんですが、それがどういうことかと言うと、自分の体にしても自分の人生にしても、操縦者というか主体は自分自身だ。主導権を自分に取り戻して自分で人生をつかんでいく。ということになってくると思います。
そのなかで自分で人生を切り開いていくなかで、一番大切なのは自分自身の感情だと思っています。
自分自身の感情、「これしたくないなぁ。したいなぁ。」というのを見極めながら進んでいくと、本当に進みたい方向性がわかるのかなぁと。
僕自身が中高時代、父親とか祖父とかと同じように医者になりたくて、そのためには勉強しなきゃいけなくて。だけどなんとなく、勉強しなきゃいけないしテストの点もいっぱい取らなきゃいけないけども、なかなか乗らないというか、「こんなにがんばってるのになかなかテストの点が上がってこないや」と思ったり、机に向かうまですごくのろのろのろのろしてしまったり、本当を言うと、「勉強が好きだ」っていう気持ちを思い込ませる部分はあったと思うんですけども、本心ではそんなに好きではなかったんだと思います。
その本心っていうのは、中高時代っていうのは、気付いてたかもしれないですけど、あまり重要視してなかった。自覚してなかった部分があります。
社会人になって、医者になってからも必死に働いて、先輩から教わったことを身につけて医者としてがんばっていこうと思ってましたが、結局やっぱりそこまでで、それ以上、先輩から教わったこと以上を更に自分がいい医者になっていくためにいろんな情報をめぐらせて本を読んだり、論文を大量に読んだり、いろんな先生の話を聞きに行ったり、っていうガンガンガンガン積極的に情報を取りにいく、技術を身につけていく、っていうようなスピード感というか、そういう盛り上がってくるエネルギーっていうのは、今思えば無かったかなと。
というのは、本心ではもしかしたら自分の方向性はこっちではないっていうのは気付いていた。でも、自分自身はやはりブラックジャックみたいにかっこいい外科医になって患者さんを救ってあげるんだ。っていうような理想の自分がいて、そのためにできることをやっていこうと思って、それが「ブラックジャックみたいなかっこいい医者になるのが自分の夢」だ、というふうに思い込ませていてがんばっていた部分はあったかもしれないですけども、なんとなく、何をやるにしても行き詰ることも時々ありましたし、一線を越えて突き抜けるっていうことができなかった気がします。
どういうことかと言うと、自分の本心に気付けてなかった、っていうところが大きいのかなと思いました。
ただ、やはりその患者さんと毎日毎日接しさせていただくなかで、自分の中で本心が、どうしても抑えきることができない本心が盛り上がってきて、基本的には脳外科、脳卒中に関してですけども脳出血、硬膜下出血、あるいは脳梗塞の手術をさせていただくときに、こういった厳しい状態になる前にほとんどの方が脳外科の手術を受けずにこういう厳しい状況を回避することができるのにな。というのを入院中がんばられてる患者さんや、つらい思いをされてる患者さんや、そのがんばってるご家族の方と接しさせていただくなかで、すごく盛り上がってきて、自分自身はこれを社会に伝えなくてはいかないなという思いが段々段々出てきた部分が大きいです。
だけどやっぱり、勤務医、自分の夢は手術がうまくなってブラックジャックのようになるということが夢だったので、一線を越えていくことはできなかったんですが、きっかけとしましては、東北の大震災があって、そのときに悲惨な映像をテレビで見させていただいて、自分で本当にしたいことがあるんであれば、明日でなくて今日しなければいけないな、という踏ん切りを心に決めたということが一つあります。
心に決めたら、いろんな話が飛び込んできて、開業の話をいただき今に至ってはいるんですけども、そうしていくなかで、勤務医とか守られた立場、上司・先輩・病院に守られた立場から、何のバックアップもなく自営業という形になって、荒波を進んでいかなくてはいけなくなったとき、サバイバルしていかなきゃいけなくなった時っていうのは、主体っていうのは自分自身になることはできたんですけども、自営業で一人になって、その時に自分が本当に進みたい方向性はなんなのかっていうことを付き付けられる部分っていうのは幾度かあって、「これはこだわりの部分でどうしても譲ることができない。こっち方向へ行くんだ!」っていう舵取りをするうえで、自分自身の本当の気持ちっていうのをきちんと見つめなければそっち方向に行けないっていう状況へ追い込まれることによって、開業してから自分の感情っていうのが、少しずつ見えてくるようになったかなと思います。振り返ってみれば。
振り返ってみれば、親に守られていた中高時代、病院に守られていた勤務医時代っていうのは、いろんな感情はありましたけども、どこかふわふわしていて、本当の自分の感情っていうのを気付けなかったとこが多かったのかな、と思います。
やはり生きていくなかで自分が本当にしたいことは何なのかな、っていうのを見つけていくときに、人生のなかで何回かは自分が守られているところを外して自分自身を見つめる時期っていうのも、自分の経験上は必要なのかな、と。
これを自分の子供がもしできたときに、どういう体験をしていけばいいのかとか、どう教えていけばいいのかっていうのは、今まだわからないですけども、やはり今までの40年近い経験のなかで、自分の感情を大切にして、自分の感情が人生を切り開いていくっていうことがわかった以上、自分の感情をあらわにしていくためには、誰かの保護っていうのを一時的にせよ外して、荒波を一人で漕いでみるっていう作業が必要なのかな、というふうなことを最近感じるようになりました。
今日は以上です。

相武台脳神経外科
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