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犬猿の仲から、仲良しになる方法

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こんにちは、相武台の脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成28年1月3日日曜日です。
来院される患者さんは、もちろん症状がいろいろありますから、いろんな気持ちの葛藤や不安が多くあります。僕自身は不安という気持ちは、どこから起きるのかな?というのを時々考えるんですけど、不安というのは、何か自分が考えたい対象に対して、その対象がよく分からないときに不安というような、分かりづらいときに不安という感情に陥るのかなと思います。特に距離感が掴めてないときが多いです。
体との関係性でいえば、やはり体の中で何が起こっているのか分からない、訳が分からず頭痛が起こったり目眩が起こったり、今までこんなことなかったのに、いろんな症状がバタバタバタバタでてきて、もしかしたらこのまま大きな病気に繋がっていくんじゃないかな?あるいは、物忘れとか認知症にこれからなっていっちゃって、いろんな人に迷惑かけちゃうんじゃないかな?っという風な、ご自身の体の状況が分からないことで、すごく不安になっている方が多いです。これは、ご自身自身とお体の関係性が築けてなかったから、とても不安になっちゃってきてるのかなと僕自身は感じて、関係性の再構築というのを診査室ではおこなっております。
例えば、自分の娘さんとか息子さんが中学、高校で何をやっているのか分からないということ、あまり話もしてくれないとなると、子どもさんや息子さんに対して、すごく不安な状況になってしまいます。そういうのは、子どものことがよく分からない、関係性が掴めないので不安になります。あるいは、本当に心が通った親友であれば、毎日毎日会ってそんなに話さなくても、心が通じあって信じていれば、相手はこうするだろうという風に思っているので全然不安じゃなくて、突飛なことをやったとしても、きっと彼、彼女には、何か考えがあってやったに違いないと信じてあげることができるので、関係性を持っている親友、奥さん、旦那さんというのは、やはり不安な気持ちというのはあまりないです。何度も言いますけども、不安という気持ちになる時というのは、あまり関係性が構築できてない時のことを感じます。
今年のテーマとしては、自分で主体的に生きていくということを考えているわけで、関係性ができてない時というのは、相手のいちいち表面上の態度や行動に反応してしまって、怒ったらこっちも腹立ててしまったり、悲しんだらどうしたのかな?ということで、こっちも悲しくなったり、ちょっと信じられない行動をしたら、あの人どういう人なんだろう?ってすごく動揺してしまったり、自分の感情が相手の行動にすごく左右されるような生き方になってしまいます。
今年、主体的に生きるという目標で言ったことに関していえば、ある程度自分が意識していきたい対象に対しては、関係性をしっかり持っていく。あるいは、関係性をしっかり見てあげるということも重要かなと思います。今すぐに関係性を、今までなかった、何十年と体と向き合って来なかった人が、明日、明後日すぐに体との関係性ができるわけではないですが、まずは少しそういった体を見つめてあげるという習慣を作っていくということが重要だと思います。奥さんとの関係性にしても、何年もあまり会話をしてこなかったのに、明日から関係性ができるというのは厳しいものがありますので、できれば一つ一つ解決していきたいとこはあるんですが、人間の関係性、人間関係でいえば、僕は特に木をイメージしたらいいのかなと思います。植物の大きな木との関係性でいえば、木というのは、端の方の枝葉のところは、風が吹いて、よく動いて、行ったり来たりして、葉っぱが落ちたりします。だけども、中心部の幹っていうのは、ほとんど何年も動きません。どっしりと構えて、その場でずっといるんですけども、人間関係に関しても、その人の枝葉末節な口先の言葉だとか、態度だとか、行動というのは、木でいえば、周辺の葉っぱの動きということになってきます。これが風で、いろいろ右や左や上や下に動いた途端に、木に向かって相対したときに、葉っぱや枝葉に集中してしまうと、いろんな思いで動揺してしまいますけども、幹とちゃんと自分自身が繋がって関係性を持ってるというふうに持っていけば、あの木はあそこにあってどっしりとしてるんだなというのがあるので、それでしっかり関係性を持っていきます。
なので、なるべく身近で関係性を構築していきたい人であればあるほど、できるだけ反応的にならずに、根本的なその人の人間性というのを、深い部分と繋がって関係性を構築していけたらなというふうなことを感じています。そうすることで、徐々にいい関係が保っていけるんじゃないかなと、枝葉の部分もソワソワソワソワしていたのが、落ち着いていくのかなというふうな気がしてますので、特にその人間関係でいえば、その人の枝葉末節な枝葉に繋がるんじゃなくて、絶えず中心部の幹と繋がって関係を保っていくことで、その人を信頼してどんなことが起こってもある程度信頼して、関係性を信頼関係の中で構築していけて、そういうことが自分でその人の行動に反応的に生きるんじゃなくて、自分で主体的にその人の関係性を持っていくっていうことに繋がっていくのかなと感じています。
最近は人間関係の中で、繋がる部分を変えみたらうまくいくんじゃないかなということを感じましたので、今日はお話しさせていただきました。今日は以上です。

相武台脳神経外科
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