こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成28年8月19日の金曜日です。
体と向き合っていく中で、もちろん病院に来られる時は症状をきっかけに来られて、いろいろお話させていただいて、生活習慣とか見直してリハビリとかもしていく中で、症状というのはしばらくすると落ち着いてきたり良くなってくることがあります。
ただ症状というのは一つは体からの火災報知機というか警告音ですから、症状を良くしていくということはここの診察室の目的ではなくて、症状が出るようになってしまった体質を変えていくということろまでもっていかれるということが、一応クリニックに来た意味があるのかなと。
で、火災報知機を消すという作業だけであれば、じわじわじわじわ年をとるごとに体質が悪くなって、あるところで病気ということで発症してしまいますから。ただ、イメージとしては症状が良くなったら体が良くなったというふうに頭のほうで思ってしまうのですが、そのイメージを払拭していくためにいろんな例え話をしてます。一つは、布に染みができた時の染みの取り方ですけども、洗剤を使ってやれば取れる場合もありますが、水を使って根気強くその染みを取っていく。毎日毎日繰り返し水を使ってその染みを取っていくというイメージが体質を変えていくということにつながっていくのかなと思ってます。
で、本当にもう布に染み込んだ、何年もかけて染み込んだ、体に染み込んだ染みを取っていくようなイメージで、少しずつ少しずつ毎日コツコツコツコツその染みを抜いていくという作業が体質を改善していく作業のイメージに合うと思いますので。まあ、体と向き合っていく中でそういったことを思っていただければなと思います。
症状とか体の不具合というのは部品を変えるように一発で直しちゃうというふうに、直せるというふうに思えてしまうところもあるのですが、体質を変えていくというのはそういうふうにコツコツしていくということが大切ですし、一回それで変化を体感すると、すごく体質を変えるということは自分自身の感じる世界、見える世界がまったく変わってくるので、いい成功体験になってどんどん続けていきたいなと思われますので、一回ちょっとそういったことを体験されるまで続けていただけたらなと思います。
今日は以上です。
相武台脳神経外科
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