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日常生活の中で、無意識に身体を痛みつけている行動

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成28年11月11日の金曜日です。
診察させていただいていつも思うのですけども、やっぱり日々の生活に、皆さんお仕事がすごい大変で頑張って体に無理をされているとこなんですけども、無理するぐらい頑張るというのはある部分必要であるんですけども、無理かけても、どこで無理するのか無理できるのかというポイントを押さえておくだけでも違うのかなと思います。
冬の寒い日に車のエンジンが暖まっていない状態で、いきなりアクセルふかしてエンジン数上げていったらエンジンすごく負担がかかるのと同じで、ちょっと車を暖めてから少しエンジン数上げていく方が、車や他の機械に対してもそうだと思うのですが、車に対しての負担というのはだいぶ減るというイメージがもしかしたらあると思います。
で、人間の体も実はそうで、いつもお話して思うのは、すごく忙しくされている時間帯というのが、出勤までの朝の時間帯を結構バタバタと過ごされる方が多いということを最近ちょっと気づきました。僕もそうなんですけど、朝起きて子供さんのお弁当を作ったり、朝食作ったり、その日の仕度したり、時間ない中でバタバタしてトイレいったり顔洗ったりやって、で電車飛び乗って行くと。起きてからすごいスピードが、起きてからアクセル全開でガーっとやって電車飛び乗って行くというのを毎日されている方がいるんですが、これは先ほどのお話の中で、車のエンジンが冷えてる状態でいきなりエンジン数上げるような状態で、まあ実をいうと人間の自律神経にすごく悪いです。
救急外来させていただく中で、脳卒中が多い時間帯というのは、やっぱり変化の時間帯が多くて、朝寝てる時から起き上がる時、朝の時間帯というのは何か大きな病気が起こるイベントが多い時間帯でもあります。現実的にその血圧を測った統計的にはモーニングサージといって、寝てる時に起きる直前ぐらいに実は血圧がすごく高くなっている状態が、人間にとって誰しもそういう傾向があるっていうことが分かっています。なので朝というのはただでさえ血圧がすごく、何もしない状態でさえすごく起きる前は上がってしまう。で自律神経に負担がかかる状態なので、理想を言えば、あまり起き上がる時にバタバタしないほうがいいです。ただ現実的に電車の時間が迫ってたり、やらなきゃいけないことが多かったりするということは、急に現実を変えるわけにはいかないので、お勧めとしましては、ちょっと朝できれば5分、10分ちょっと早く起きて、トイレへ行って、ちょっと机に座って、まあ指揉みだったり体を少し動かして温かいお茶でも飲んで、コーヒーでも飲んで、そこから仕事に入るっていうことをちょっとやるだけで、だいぶその大きな病気が起こるリスクというか、自律神経に対する負担というのが減ってくるのかなと思いますので、今日一応そのことをお話させていただきました。
もう一回言いますけども、例えとしましては、すごい寒い日に車のエンジンが冷えた状態で車のエンジンかけて、急にエンジンの回転数をわーと上げるというのを毎日やっていくと、その車というのは、エンジンというのは痛みやすいですよということ。それは人間も同じで、起きた後の朝というのはなかなか自律神経が立ち上がってこないので、その時に一気にアクセル全開にしてしまうと、それが負担になって、降り積もっていって、積み重なっていって、そして大きな病気につながっていきますよという話を今日させていただきました。
今日は以上です。

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