こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年1月13日の金曜日です。
僕の中で、体との向き合い方というのをお伝えさせていただいてますけれども、自分の中での自説、持論があって、それを実践した結果うまくいかなかった場合、何か間違ってるんじゃないかなというふうに考えるようにはしています。
僕の中での持論では、人間の体というのは、全ての機能がうまく整って調和していれば、気持ちいいというふうにご自身が感じる。
何か不具合があるということは、不具合の原因がわかっていればいいんですけれども、全然病気になるような自分の自覚がなくて、体の病気がでたり不具合がでたりしたときには、何か自分自身の体との向き合い方の中で、勘違いしてる部分があるんじゃないかなというふうにスタンスとしてとっていくと、色んな情報がご自身の頭の中に入ってくるのかなというふうに感じます。
特に病んでくるというか、疲れてきて弱ってくると、そういったスタンスに立つということはなかなかできにくいですけども、やっぱり難しくなってくるのは、結構精神的に疲れてくると鬱症状というふうに言われることがあるんですが、鬱症状のときって他人から見てると勘違いしてる部分が、かなり多いのかなっていうふうなところは多々あります。
その中のひとつで今回思ったのは、よく医学部の教科書で鬱の患者さんに、頑張れって言うなっていうふうなことを書いてる教科書があるんですが。確かに頑張れって言うと鬱の人は追い込まれて、きつい状況になってしまうという現状があるのかもしれないですが、鬱の患者さんご自身も話してると、頑張るという言葉を自分自身に投げかけてるというケースが、結構多いなというふうに感じました。
例えば職場の上司の方と、症状が強くて働けなくなった方が、お二人来院されて、体調が悪いから診断書書いてもらって、少し休業しようというふうな話し合いになったときに、しっかり休んでこれからも頑張りますというふうなことを鬱の患者さんから聞くんですが、上司とか職場の周りの人とか他人からしてみると、一番怖いのは体調が悪いのに頑張って、急に頼れなくなったときというのが一番怖いので、仕事をしていて一番信頼おける人というのは、自分ができることとできないことというのを、周りにはっきり言うということが、職場の中で一番信頼感を得る方法なんじゃないかなというふうに感じてはいたんですが、体調が悪くて今はできる状況じゃないから数ヶ月休ませてくれというふうなことを言うということは、すごく自分の中でプレッシャーに感じてしまって頑張るという言葉しかでてこなくなっちゃってるんだけれども、本当言うと周りの人というのは、頑張るという言葉よりも、本当はどれぐらいできるのか、自分自身の体力がどれぐらいあるのか、今の状況は自分自身で判断して、医者の人とも判断してどれぐらいできるのかというのを職場の人は知りたいわけで、どんどん気持ちが病んでくると本当に自分のことしか考えられなくなってくるんですが、元気なうちに覚えておくということは重要だと思うんですが、やっぱりそういった周りとの関わり合いの中で働いていたりしたときに、自分が体調悪くなってきたときに、周りが求めてることというのは、今まで通り頑張ることというのは、もちろんあるんですが、それ以上に求めてることというのは、どれぐらい体調が悪いのかとか、今後どれぐらいの期間で復帰できるのかとか、というのを早めに知りたいというのが、周りの本音じゃないかなというのを、今元気なうちに体調悪くなった自分に対してのメッセージとしても、コメントとして残しておきたいなと思いましたので、今日シェアさせていただきました。
今日は気持ちが落ち込んだときとか鬱になったときというのは、色々勘違いしている部分があるんじゃないかなというのは僕は感じてて、その中で鬱的な患者さんから頑張るっていう言葉がでたので、それに対してのコメントをさせていただきました。今日は以上です。
相武台脳神経外科
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