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抗がん剤が「的外れ」な理由を少しずつ紐解く5

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年3月12日の日曜日です。
抗がん剤が体に効きにくい理由をお話させていただいてます。
ひとつの大きな理由は、癌細胞というのが、もともとは自分自身から発生した細胞であって、それをやつける薬を作ろうとしたときに、癌なのか正常細胞なのか見分けがつきにくい、敵なのか味方なのか分かりにくいということをお話させていただきました。
でも、何らかの違いはあるはずで、ひとつ違いを挙げるとすると、癌細胞の方が増殖スピードが早いので、そこに着目して増殖スピードを抑えるような薬を作ってしまえば、癌細胞が正常細胞より先にやられてしまうはずだという仮説のもとに作られたのが抗がん剤でした。
ただ、自分自身の体の中に、通常正常細胞というのは、増殖の部分においては、細胞はある程度休止状態にあって、それほど分裂が激しいわけではないんですが、ただ正常細胞の中でも分裂が激しい場所というのはあります。
全体的に人間の体の細胞というのは、六十兆の細胞があるんですけれども、激しく細胞分裂を繰り返してるところがあって、それが頭皮の毛根であったり、腸管の上皮細胞であったり、胃の粘膜の細胞であったりするんですけれども、もちろん抗がん剤を投与することで、髪の毛が落ちてしまって髪が少なくなってしまったり、あるいは下痢とか嘔吐とか苦しい副作用が起こることがあるというのは、こういう理由によります。
先ほどからお話させていただいてますように、抗がん剤というのは細胞の増殖を抑える薬ですから、癌というのは正常細胞に比べて細胞増殖が早いために、細胞の増殖を抑えることができれば、正常細胞よりも癌細胞の方が早めにやられるはずだという前提のもとに作られてますから、そういう薬を投与すると正常細胞の中の細胞の増殖が早い細胞というのは、もちろんダメージを被るわけで、そこで被られやすいのが、先ほど言いましたように頭皮の毛根であったり、小腸や大腸の上皮細胞であったり胃の粘膜であったりするわけで、副作用として禿げたり嘔吐したり下痢したりするという副作用が出るっていうのは、こういう理由からくるものです。
なので、一番苦しい点というのは、どうしても正常細胞と敵と味方がなかなかわかりにくい。なんとか違いを見つけて敵をやつけにかかるんですけれども、どうしても味方にも敵と同じような性質のものがいて、味方もやつけてしまうというのが現状では起こってます。
もうひとつの問題点を明日考えていきたいと思います。今日は以上です。

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