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脳の機能に爆発的な瞬発力を持たせる方法

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年4月27日の木曜日です。
以前に、年齢経ってくる中で自分のパターンを決めてしまっていたり、価値観を固定してしまってたりすると、物忘れ症状が出やすくなるという話をさせていただきました。
ひとつの例として、仕事を退職されているのに絶えず縋っている方がいて「かっこいいですね」って言うと、スーツ以外の服を着ると自分がどんどん老けていくような気がしてっていうふうに仰ってました。
そういったスーツっていう形に頼って若さを保ってると、だんだん自分の思考が停止してしまうので、その中で何も考えなくなる。だけども、逆にスーツを着ないで何で年老いていくのかなとか、スーツを着ないでどんどん若々しくしていけるにはどうしたらいいのかなというふうに、ちょっと冒険してみたりチャレンジしてみたりするっていう意識をもつことができれば、頭がまた動き出すっていうことになってくるので、意外に無意識に自分でこうだ!って決めちゃって、その型にあてはめちゃってるというのは、年齢経ってくるごとに多いと思いますので、そういうのを少しずつ減らしていくと認知機能が磨かれていくし、楽しいんじゃないかなと僕自身は思います。
それを逆手にとって、逆に絶対失敗できないところとか勝負のところとか、脳の機能を最大限発揮させたい場所、そこで脳を最大限発揮させるにはどうしたらいいかっていうと、逆手をとってルーティーンを決めていくことは大事です。
脳が必要なところに、最大限パワーを1点だけ集中できるように、それ以外のところに脳は全く作用しなくていいように、それ以外のところはルーティーンとして、形として決めておくということが作戦としてあるかなと思います。
有名なのは、イチロー選手が打席に立つ前、同じようなルーティーンとして、仕草をしてピッチャーと向き合う。よく聞くと、試合に入る前、家を出発するときから、ある程度ルーティーンは決めていて、その中で最終的に一番結果を出したい投手との勝負のところ以外に頭を使わないように、なるべく不必要な選択をしないようにルーティーンを決めて試合に望んでいるという話を聞いたことがありますが、それはひとつの例だと思います。
脳外科の先生の中にも、手術のときにうまくいくように、手術する前にいろいろ消毒したり清潔な布をかけたりというふうに準備をするんですが、その中で手術の先生ごとにルーティーンがあって型があるので、それを覚える研修医の先生は、先生ごとにそういったルーティーンを覚えながら、自分で上手な先生のわざを盗んでいくという形になるんですが、上手な先生というか先輩の先生の手術がパフォーマンスをあげていくように、手術以外のところでいろんな選択をしないように手術に入るまでのことは、なるべく決めていつも通りきっちりやっていくということをしているんだと思います。
今日は、前回ルーティーンを決めて型を決めてしまうと、頭が働かなくなりますよという話をさせていただいたんですが、その反対に頭を最大限利用したいときは、それ以外のところは全部型を決めてルーティーンとしてやることを全部決めておくということも、脳の機能を最大限に活用する作戦としてありますという話をシェアさせていただきました。今日は以上です。

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