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年齢を重ねるごとに、認知機能を上げていく方法。

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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年4月20日の木曜日です。
今、診察室に来られてる方で、60代70代の方が多いんですが、その方たちはいろんな今後のことで、不安なことがいろいろあると思うんですけれども、特に物忘れがでてこないかなとか、身の回りのことができなくなったらどうかなとかっていうのがあったり。
鶏が先か卵が先かという話なんですが、物忘れ症状が出やすい方や出やすくなる傾向として、診察室で特に感じるのは、働いていらっしゃった時代に、何か理想があってこうでなきゃいけないというのがあって、それに向かって頑張ってこられた方、価値観がすごい頭の中で固定されちゃってる方というのは、頭が働かなくなりやすい傾向にあるのかなと思います。
例えば、ずっとお勤め頑張ってらして、特に今お勤めしてないのに外出するときは、スーツでビシッと決めて外出される。「すごくかっこいいですね」って言うと「まあスーツじゃない服でもいいんだけど、そういう服にするとどんどん老ける気がして」っていうふうに、その方から言葉をいただいたんですが、特にそういうふうに、昔そういったスーツを着てお仕事行かれて、ビシッとした格好であれば若々しくできるっていうふうに固定観念に捉われてしまうと、だんだんだんだん現実の自分自身と形っていうのが合わなくなってくるのできつくなってくるし、そこで価値観を決めちゃうと自分自身の頭が、すごい深い部分で動かなくなってくるので、物忘れ症状に認知機能が落ちやすい傾向にあるんじゃないかなというふうに僕自身は思います。
例えば、スーツじゃない服で若々しく出すにはどうしたらいいのかな?とか、逆にスーツを着ないと老けるっていう自分は何でそうなっちゃうのかな?とか、もうちょっと形じゃなくて本質的な部分でゆっくり考える習慣を作っていく。
もし今の自分の考えが違ってたら、どういう可能性があるだろうかというのを、楽しく考えていくということをすると、自分が今思い込んでた価値観と違う世界っていうのが広がってきてすごい楽しくなってくるし、すごい深い部分での脳の機能が働いてくるような気が僕はして、そういう方であればあるほど認知機能低下してくるスピードというのを落とせるのかなっていうのは、ちょっと感じましたので、本当に若い頃に厳格で理想があって、それにきっちりされてこられた方というのは、年齢経ってくると意外にそういった価値観が足枷になって、自分自身が嫌な思いをしたり周りに迷惑をかけちゃうっていう場合もある、というふうなことを現実見てて感じましたので今日シェアさせていただきました。今日は以上です。

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