こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年6月15日の木曜日です。
当院では、頭痛外来というのをさせていただいてますけれども、頭痛外来という看板を掲げてると、小学校低学年とか小さい子供さんもチラホラ来院されることがあります。
感覚としては、子供さんの健康状態って全般的に悪くなってるのかなっていう印象を受けるんですが、意識の中で僕自身もっていきたいなと思うんですけれども、今の子供さんから一世代上の親の世代、もう一世代上の親の世代と育った環境を比べると、一世代、二世代といくごとに、極端にひとつのものが減ってきてると僕自身は思います。
何が減ってきてるかというと、自然からのストレスなのかなという気はします。例えば、昔はよく外で遊んで土に触れて、土からの細菌が口の中に入ったり、あるいは擦りむいて怪我したり、ご飯がちょっとお昼食べられなかったり、お腹空いた気持ちになったり、暑かったり寒かったり、寒い冬でも短パンとか裸足でいたり。
自然からのストレスというのが、世代ごとに考えると極端に成長期の中で減ってるというのは、事実じゃないかなと思います。今まで病気のことしか考えてなかったんですが、そもそも病気になる以前に、強ければ病気にならないと思うんですけれども、何が強いかというと生命力だと思うんですが、生命力が強ければあまり不具合が出てこない。
ちょっとストレスを受けても、全体的に病んでくることは少ないのかなというのはあります。生命力について考えるときに、よく思い出すのが、麦踏みとかいう作物の育て方というのを聞いたことがあるんですが、麦というのは踏まれれば踏まれるほど根っこがどんどんしっかり生えてきて、強い状態でいいエネルギーを保って成長するというふうに言われています。
あともうひとつ思い出すのは、以前に河名秀郎さんという社長さんに来ていただいたんですけれども、その話を伺ったときに、自然栽培というのは、肥料も農薬も使わない栽培方法らしいんですが、本当に自然な状態でストレスに晒されながら育った作物というのは、その土の栄養を十分に吸収してすくすくと育っていくと。そこに人間の意図を少し加えて、栽培という形にしてるようです。
あと当院でご提供させていただいてるサプリメント、栄養食品の黒ガリンに関しても、これはタイの方でほぼ野生に生えている黒ガリンガルというのを乾燥させてカプセルに詰めているだけなんですけれども、似たようなものはできるかもしれないですけれども、タイでそれだけエネルギーが強いものというのは、自然栽培は今のところできないということになってますし、それを代々作ってるタイの民族の人たちは、そういうことをしないように先祖代々受け継がれてきているようです。
そういった話を聞くと、植物に関して言えば、成長するときに少しストレスを加えれば加えるほど、育っていくエネルギーというのは、それに対しての反動として強くなっていくことがあって、人間についてもあまり強いストレスを掛けすぎると死んでしまいますけれども、ある程度負荷を掛けていかないと生命エネルギーというところに関しても、エネルギーレベルが落ちてくるのかなというのは、すごく感じます。
何やっても今すぐ熱が出やすかったり、風邪引きやすかったり、しかも大人になってから、若いうちから脳卒中になったり癌になったりしやすい体質になってしまうので、今後子供さんを持つ親の方たちは、ある程度成長していく中で汚いから全て除菌というわけじゃなくて、意識として何か自然的なものに関しては、ちょっとストレスを加えていくという意識が重要だと思うし、社会全体の中での学校教育とか、その中でも体を作っていく、生命エネルギーを上げていくということが、知識を勉強するとかいろんな学科を勉強する以前に、社会全体としてそういうことをどう教育していくか、子供に伝えていくかということが、教育の中で根本としてすごい大事なんじゃないかなと思って、それがまず第一歩にあって次の段階というのがあるので、やっぱりその一番最初の基本的な部分が抜けてしまうと、そのあと何を頑張ってもスカスカになってしまうので、そこの見落としというのは、今の時代すごく大きいんじゃないかなというのを、今体調悪い子供さんたちと向き合わさせていただいてすごく感じるので、今日シェアさせていただきました。今日は以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、町田