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こんにちは、相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は平成29年6月13日の火曜日です。
症状が良くなる患者さんとならない患者さんがいて、症状に限らず自分の嫌な状況が好転化しない、いい方向に向かないひとつの原因として、無意識のうちにその状況の自分ごととして捉えてない場合が多いですよということを昨日お話させていただきました。
結構辛い状況があると、自分ごととして捉えず、諦めモードというか、まあこういうものかなということで、その状態の責任を環境が悪いからとか周りのせいにして諦めていくということも、人間生きていく中でひとつ必要なのかもしれないですけど、そうなってくるとその状況は固定化されて、それがご自身の人生の景色の一部になってしまうんですが。
ただ、そういった症状を相談されたときに、僕らからすると、実はその症状って基本的には治るのになっていうのがありますし、ある程度、逆にそれを治さないと、その症状が出るだけじゃなくて、その症状自体が火災報知器なので、その背後には実をいうと大きな病気が隠れているのになっていうのを、感じながら診療はさせていただいています。
なので、イメージとしてひとつ持って帰ってくださいっていうふうにさせていただいて、昨日の質問にありましたけれども、頭痛とか目眩とか慢性的な、嫌なときどき起こる症状が起こっていらっしゃる方というのは、その症状自体を火災報知器のように捉えてくださいというふうにお話させていただきました。
火災報知器というのは、昨日質問にありましたように、デパートで火災報知器が鳴れば逃げる人が多いし、自宅で火災報知器が鳴れば、自宅の火の元を見に行くっていうふうに、火災報知器の原因が自分ごととして捉えていたら、行動が違う、逃げるんじゃなくて原因を見に行くという行動になります。
原因を見にいくということなんですが、例えば頭痛とかそういうのがあったら、やっぱりしっかり原因を見に行くという行動が、じょじょにそういった意識ができてくれば、減ってくるのかなというのはありますけれども。
もうひとつ、自分ごととして捉える方法として、今は火災報知器ということをイメージして、自分ごととして捉えていきましょうという話ですけれども、もうひとつイメージとして、人間の行動は基本的には、いろんな頭の中でこじつけを作って、快楽を得る方向に向かって、不快なものを避ける。痛みを避けて快楽を得る方向に、人間の行動というのは、いってると言われています。
例えば頭痛があったときに、頭痛があって治そう治そうとして思うよりも、そういうもんだと思って毎回毎回諦めてしまう方が、自分にとっては苦しみが減るので、そういうふうな心の思考を閉じるという選択をしているんですが、その思考から脱却するために、痛みを避けて快楽を得るんですけど、痛みに関しては、例えばその頭痛が、これから40代の方であれば、40年永遠にどんどん増えてくると、想像するとどうですか?っていうふうにお話しします。
今まで、頭痛持ちの方来ていただいて、だんだんだんだん増えてきたのであれば、これからも増えてくる可能性があるので、それだけ苦しい頭痛が毎日のように今後起こってきたらどうなりますか?それで、そのあとに嫌な病気、脳梗塞とか心筋梗塞とか癌とかって起こる状況が、今後起こってきたらどうされますか?頭痛が起こっていろんな病気で苦しむっていう毎日の状況を、できるだけご自身の感覚で感じながら、嫌な状況というのを鮮明に想像してみる、それが1日、2日じゃなくて、これが40年365日続くんだっていうことを鮮明に意識してみるということ。
逆に、頭痛を克服することによって、頭痛がない毎日を手に入れるだけじゃなくて、偏頭痛であれば頭痛がなくなるということは、自律神経が整うわけですから、頭痛がなくなる以外にも、体の調子がよくなって若々しい状態になって頭がすっきりして、仕事をするにもプライベートな時間を過ごすにも、すごい自分自身にとって有意義な時間を過ごせるのを、これから40年続けるのと、どちらがいいですか?っていうふうに、人間の行動を動かす、痛みを避けて快楽を得る行動に訴えかけるように、どこにアプローチするかっていうと、実際のそういう事実を受け入れるときの、自分自身が今後受けるであろう自分の感覚、痛みの感覚だとかを五感を使って想像してみると、これからご自身はどういう選択をするのかっていうことが、行動としてできてきますので、実際今の状況から脱却したいときに、まずステップ1としては、自分ごととして捉えるということを、ひとつステップとして。
もうひとつステップ2として、行動に繋げていく、自分ごとというのを、しっかり知肉化していくために、どうするかっていうと、事実を受け入れたときに、嫌なことを諦めてしまったときに、行動しなかったときに、自分はこれから将来、どういう感覚を感じ続けるのか、あるいはその事実を克服したときに、どういう感覚を体験するのかっていうことを、できるだけ鋭敏に感じていくと、今の嫌な状況に対しての行動というのは、出てくるのかなというのは、危機感に伴って出てくるのかなというのがありますので、一応その方法というのを、今回シェアさせていただきました。今日は以上です。

相武台脳神経外科
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