こんにちは。相武台脳神経科の加藤貴弘です。今回は、第7日目ですね。これだけは知っておきたい頭痛のこと、第7日目ですね。一昨日と昨日に渡って、片頭痛に関してのメカニズムに関して、お伝えして行きましたが。今回は、一次性頭痛の最後の紹介になります。
群発頭痛という頭痛に関しての、メカニズムをお伝えしたいと思います。群発頭痛を苦しんでる方というのは、頻度としては少ないんですけれども、結構大変辛いのでちょっとお伝えしたいんですが、凄く特徴的で一年のある時期決まって、ある時間帯に2時間から3時間と変則性。右側なら右側の目の奥の痛みが激しくくるような頭痛ですね。その時に特徴的なのが、涙が出たり鼻が詰まったり、鼻水が出たりですね。そういった症状を伴うことが、特徴的です。その痛みに襲われてる2時間から3時間というのは、何もすることができないので、当のご本人にとっては大変苦痛な時間であるし、そういった時期が近づくにつれて、毎年、毎年、毎年、恐怖感にさらされてしまうので。適切に理解して、適切に対応することがこれはもう必要となってきます。
一応、これもメカニズムなんですが、これもなんらかの原因があってですね。基本的に原因としては、体内時計の故障と言われています。体内時計はどこにあるのかと言うと、頭の脳の中の視交叉上核という部分にあるんですけども、それが、例えば、夜働く方だとか、最近では夜遅くまでコンビニがやっていたり、深夜番組があったりして、生活リズムが狂ってしまうと、こういったところの脳の部分が少しちょっと調子が悪くなって来ると言われています。それが、積もり積もってくると症状として頭痛になってくるんですが、これは、一定時期の一定の時間帯に、目の奥の炎症が出るようになってきます。炎症から痛みになって、今回の頭痛という形になっています。
じゃあ、これをまた何らかの原因とは何なのかということなんですが、先ほどもちょっと少し言ってましたけれども、基本的には、大きくも言ってしまえば、心身のストレスなんですが、心身のストレスと言っても、前の回のような緊張性頭痛、片頭痛、今回の群発頭痛と同じ心身のストレスですけれども。それぞれ微妙にちょっと違って、群発頭痛の場合は、生活リズムの変化。生活リズムの乱れというのが大きな原因になってきます。夜、勤務される方だとか、夜更かしして遊んでしまったりとか、朝食をとらないような事というのも、原因として示唆されております。今回、群発頭痛に関してのメカニズムをお伝えしました。で、明日はですね、今、徐々に問題となってきております。薬物の乱用をすることでの頭痛。薬物乱用性の頭痛に関して、ちょっとお話しをしたいと思います。今日は、どうもありがとうございました。
相武台脳神経外科
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