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「生き物が本来ありたい姿」ナチュラルハーモニー河名秀郎さんインタビュー第3回

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《 加 》   こんにちは。相武台脳神経科外科の加藤貴弘です。僕達は、健康に関して考えていますけれども、その中で、食という物を凄く大切に考えております。今回は、食に関しまして、農業のあり方に関しまして、30年以上も前から一貫して同じメッセージを提案して来られた、ナチュラルハーモニーの代表の河名秀郎さんにお話を伺います。どうぞ、宜しくお願い致します。

《 河 》   実際、自然栽培の農地に僕も、頭の理論を越えてね。実地でやはり見ないとね、腹には落ちてこないので。1年間、そういう農家さんに研修に入って、実地でやってみたのですよ。で、やってみて、それが理論だけで無くて、実態としてあるという事を理解知り得たその1年間が、ある意味僕のベースになっていて。自信がついたのですよね。だから、チャレンジする気持ちも、間違いないんだという意識が出来て。そこに向かわせて貰えたのだと思うのですけれど。

《 加 》   実感できている。

《 河 》   実際にね、農地でわかったのですけれど。土というのはそもそも。植物の残骸がそこに朽ちて、土になるのですよね。ある意味、縦の循環で土というのが、少しずつ少しずつ植物の残骸の剤積層として、出来上がっていくのですよ。で、それは、次なる植物にとってのベッドみたいな物で。凄くやはり、そこに生えている植物にふさわしい土になるのですよ、そもそも。

《 加 》   そうなのですね。

《 河 》   だから、実際にね、山の土と野原の土って違うのですよ。

《 加 》   確かに、そうですね。

《 河 》   山の土というと、どちらかという小枝とか。あぁいう葉っぱ。固めの葉っぱですよね。そういう葉っぱが朽ちて、作られていく土に対し、野原というのは柔らかい草の様な物が朽ちていく。もっと言うならば、沼地だったらば、その沼地に生えている植物がそこに返っていく。三者三様あって、それぞれ自分達に都合の良い土になっているのですね。だから、意外と思われるのだけど、自然栽培を通じて分かったの。山に野菜は無理なんだと。

《 加 》   なるほど。野菜はどこで?

《 河 》   やはり野原みたいな性質の所で野菜を作らないといけないので、やみくもに土だから何でも出来るわけでは無くて。その適性というのが重要だという事がわかって。で、それを前提に、それを汚していくというか。バランスを崩していくと、当然それが自然界とすると、相反した世界になるので。それを元に戻す為に、植物はその異物を吸い上げ。多分、植物と虫やウイルスは共同作業しているのではないかと思うくらいなのですけれど。

 土の中にある人間が入れた汚れなる物を、吸うわけですよね。確かに、その吸う事によって成長もしているのですけれど。土の中の汚れを自分の中に溜め込んでいる。で、それを、食べに来てもらう。虫に。そして、リセットしていくという、世界観なのですよ。

《 加 》   なるほど。

《 河 》   だからそれこそ、宮崎駿監督のナウシカの世界みたいな。本当にリアルに僕は垣間見えて、人間に今度あてはめた時に、じゃあ、その自然界としての一部としての、この体を犯している異物って何かと捉えた時に、先程申し上げた様に一番最初に色々と学んだ、食べ物の実態を見た時に、異物じゃないかと全部。

《 加 》   体を犯している物は。

《 河 》   食べている物が。

《 加 》   まず、食べている物が。

《 河 》   朝の歯磨きから始まっているわけですよ。体の中に入ってくる物を調べると。それには、とてつもない化学物質が使われていて、そもそも、自然界には存在しえない物が含まれていますよね。で、それは、中に入っていきますよね。頭を洗えば、入ってきますよね。

 そして、例えば室内で呼吸をすれば、色々な新建材から出てくる様な、または化学合成接着剤が火発しているので。調べてみると、とてつもない物を呼吸から取り入れている。そしてさらに、自分がチョイスする食材も、本当に一般的に売られている物というのは、裏側を見ると薬品だらけだし。で、さらに、ちょっと健康ブームに乗って、健康食品みたいな物があるとそれを口に入れますよね。それも、化学物質ですよね。

そういう、日常生活で普通に行っている事が、完全に異物を取り込む生活習慣になっているので。まさに土の中と考えたら、どんどん汚れが溜まっていって、当然僕達の体に植物が生えるという事は無いので。抜いてくれる事は出来ませんから。それを抜く為に、恐らく最悪のシナリオは病気という物があるのだろうなと。

 だから、僕が思うに、自然栽培から学び得たライフスタイルとして、まず、異物を入れない努力。それは出来るのですよ。歯磨きだって、別にそんなブラッシングだけで済むし。髪の毛だって、ジャンプ―使わない人いっぱい最近はでてきたし。

《 加 》   僕、シャンプー使ってないです、実は。

《 河 》   要はいちいちその、なぜそういうのを使うかというと清潔に殺菌し、それが健康に良いのだという風に、洗脳されているというか思い込んでいるので。やるのは当たり前だけど、別にしなくても良いみたいな。そうやって異物を取り込まない自分のチョイスを、色々なシーンでやっていけば、入ってくる量は減りますよね。

《 加 》   そうですよね。

《 河 》   後は、人間が持っている排毒能力、排泄能力で言うと、一番はやはり手っ取り早いのは、汗・おしっこ・便ですよね。異物を兎に角ね、肝臓が解毒し腎臓が排泄するという、基本的な機能。

 これを兎に角、機能不全にさせない為に、おしっこは我慢しない事とか。我慢がとっても一番悪いらしいから。整理が変わってしまうから。兎に角、おしっこは2時間位に1回が適性らしいので、それを兎に角、スムーズに流し。で、汗もエアコンにあまり頼らないで、体温調節が出来るような自分の体を取り戻していかなくてはいけないし。当然、しっかりと運動をして汗もかかなければいけないし。

 そうやって、日々の排泄をして、万が一入ってしまったものは速やかに出るようにする。それを繰り返していくと、どんどん汚れが減っていくじゃないですか。でもまぁ、時よりそれに敵わない時は、病気という排泄作業というのかな。体のリセットで味わわなければ行けない時もあるかもしれないのですけれども。

《 加 》   前提として、地に足をつけて生きれば、凄く人間のエネルギーとしては上げていけるのだという根底の考えがあれば、色々な事が少しずつ変わっていけるのかなという。さっき、ナウシカのお話しがあったのですけれど、僕は小学校の4年生くらいだったのですが、今でも鮮明に覚えているのは、人間は結局地に足をつけて生きていかないと、自然から痛い目あうぞみたいな事を誰か、おじぃちゃんとかから言われているのを聞いていて。そんなものかなという風に、小さい頃思っていたのですが。

 地に足をつけていくというのは、自然のエネルギーに沿った生き方をしていくという、土のエネルギーを感じながら生きていくという事なので。そういう生き方が出来てくれば、好き嫌いという感覚が徐々に徐々に戻ってくるのかなという風には思いますね。

《 河 》   やはり思いありきですよね。

《 加 》   そこの所が変わればだいぶ、今誤解しているというか傲慢になりすぎているというか、人間が全部肥料とか工場で野菜が作れるとか。何でもかんでも薬があったら、薬とか手術で全部体の病気が治せるとか。そういう誤解は取ってみた方が良いかなという所は。それは、普通に思いますよね。

結局、その病気ってこう、手術とか薬で治すわけではない。治すというか、緊急事態は脱せられるかもしれないですけれど。健康になるわけでは無いですから。薬とか手術とかをやっても、健康になるわけでは無いので。自分が気持ち良い状態までには持っていけないので、自分が気持ちが良い状態まで持っていくとなると、自分はその自然エネルギーに沿った生き方をちゃんとやっていくという価値観が変わらないと全然変わらないですよね。

《 河 》   でも今、先生がおっしゃった気持ち良いというのは凄くキーワードだと僕も思っていているのですよ。世の中の健康志向の人達というのは頭で考えていて、健康になる為には何をすべきかという、または何を食べるかというコンセプトになりがちなのですよ。でも、僕はいつもね、健康になれる食べ物など無いのだと。そんな目的で食べ物は作られていないのだと。気持ちが良いかどうかなのだと。美味いかどうかなのだと。その美味いと思っていて、そしてそれが結果、健康体を作っているのであり、健康というのは後から頂ける様なもので、自分が計算で勝ち取れるような代物では無いと。

《 加 》   そうですね。根本的にそっちの生き方をすれば、なっていくという様な。

《 河 》   だからそこは、気持ちが良い物はいったい何なのかというのを、もう一回先程の五感をリセットしてね。

《 加 》   そうですよね。

《 河 》   それこそ、食品添加物って美味しいよね。それで美味しいよねって思っている人たちに、例えば1ヵ月間くらい、そういう物が入っていない食材を食べ続けてみて下さいと。最初は何か味が足りないと思うかもしれないけれど、それを食べてくださいと言って。1ヵ月くらいやるじゃないですか。1ヵ月ぶりに、元のを一回食べてみなさいよと。すっごく自分の舌の違いに驚くのですよ。

《 加 》   麻痺させられているのですね。

《 河 》   それは人によって違うけれど、それがね、麻痺が切れてくる時間ってあるのですよね。今まで自分で当たり前のようにしていたのに。その麻痺が切れて戻ってくる瞬間に、良くこれを食べていたなと。

《 加 》   僕も実は、そういう経験があって。うちはやはりその、僕の上の父親や母親の世代というのは、高度成長期というか段高の世代というか、結構肉が好きな家庭だったので、小さい頃から肉が多かったのですけれど。多かったというか肉もあったのですけれど、何かその記念日とかに、霜降りの肉とか。良い肉とか美味しいと言われている肉、そういうのを食べて育ったのですよ、僕自身は。

 前にたまたまネパールに行った時に、ネパールのレストランでだして頂いたステーキがあるのですけれど、そこの牛なのですけれど。食べた瞬間に、全然不味いなと思ってしまって、固くて不味いなと思ったのですけれど。なぜか全部食べ終わる時に、食べ終わる頃になると、めちゃくちゃ美味しく感じて。がっつり入って、凄くエネルギーを感じられたのですね。で、全然脂肪とかそういうのは無かったのですが、本当に肉の赤身だけで生命エネルギーが凄くて。食べていて、これが本来の肉かと、その時に初めて知って。

 その後に、やはりその東北の震災があった時に、あそこで出荷していた牛とか豚が、肉牛として育てていた牛が、震災で手入れ出来なくなって。エサはそこにあるのだけれど、放置していたら、そのまま脂肪肝で死んでしまったという話を聞いていて。そういった、病気になる直前の牛を、美味しい美味しいと言って今まで食べていたのかなというのは、凄く感じました。

《 河 》   野菜も皆そうだから。

《 加 》   食べ物ってそうなのですね。

《 河 》   結局、そのまま置いておいたら死んでしまうので。ただそれを薬で、抑えているだけだから、今の食べ物って。

《 加 》   結構、すぐに死んでしまったみたいです、脂肪肝の病気になって。

《 河 》   でもそれも、たぶん人間がコントロールして、もうちょっと延命させたり。

《 加 》   生かせたりしてですね。

《 河 》   丁度良い頃合いで。

《 加 》   良い頃合いで出荷して、霜降りで美味しくなると。凄い特上肉ですよと。

《 河 》   特上肉の実態というのを見ると、もうおぞましいよね。

《 加 》   そうなのですか。

《 河 》   立てない牛、目が見えない牛。そうなってしまいますよね、あぁやって霜降りの様な異常な肉質になるという事は病気だから。

《 加 》   人工的に作っているという事ですよね。

《 河 》   僕はそれは、最たる動物虐待だと思うのですけれどね。 これくらいの日数で育つというのは、自然の生育速度というのは、人間ではコントロール出来ないですよね。

相武台脳神経外科
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