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「あり方」次第で「ゴミ」が「宝」になる。豚にとって念仏は「ゴミ」(頭痛 めまい 耳鳴り 小田急線 神奈川 町田)

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 こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の6月30日の火曜日です。僕自身、研修期間は非常に恵まれていまして、国立国際医療センターという病院で研修をさせていただいて。その間に、海外に行く、海外訪問をさせて頂くチャンスに恵まれていました。

 特に、ベトナムが中心だったのですが、ベトナムのホーチミンのチョウナイ病院と言って、日本のOTAで建てた病院なのですけれども。そこで3ヶ月間滞在させて頂いて、色々なものを見させていただく中で、やはりその医療というのが、非常にそれぞれの文化と直結するものがあるのかなと思います。

 例えば、日本人がこの医療はすごく高度だから、ベトナムの人にとっても良いだろうと言って、それを根付かせようとして、ベトナムの国に持っていたとしても、ベトナムの人の文化がそれに対して、受け入れる文化がなければ、やはりその色は根付かないわけで。やはりその、そこでちょこっと感じたのは、医療というのは手段であって、それぞれの文化でそれを受け入れるのか。受け入れないのかというのは、単純に優れているから、優れていないからということでは無くて、そんなに簡単な話ではないのだなというのはありました。

 特に高度になればなるほど、そのお金もかかりますし。 ベトナム人は皆、そんなに裕福な状態ではないですから、それぞれの立場で身体と向き合って、必要であれば病気を治していく。出来る範囲で、その医療を使っていくというような状況を、しっかり見させていただいて。やはりその、医療というのは手段というのを、しっかり受け止めていく必要があるのかなと思いました。

 頭部外傷で、非常に重症を負った方、病院に担ぎ込まれてきて、手術しても間に合わなくて。そして、やはり呼吸が止まった状態で。けれども、心臓は動いていると。日本であれば 、もしかしたら若い方であれば、人工呼吸器で植物状態が続くのかもしれませんが。向こうはそんなに、その人工呼吸器が豊富にあるわけではなくて。

 例えば、救急外来の雑踏の中で 、器官中部、口から肺の方にいっているチューブが入った状態で、アイウィルビーバックと言って、その他人の手を手で揉んで、肺の方に空気を入れる道具があるのですけれども。それをつけて、手でこう人工的にと言うか、呼吸をさせるのですけれども、手動で呼吸をさせるのですけれども。それを、大広間の台座の中で、ご家族がそれを揉んでいると。やはり、ご家族がある程度、気持ちが落ち着いてきて、良いなと思ったらその手を止めて。そして、お別れかなという状況も、時々見させていただきました 。

 あまりこうその日本で、こんなシーン。自分自身、家族が死ぬことについて考えていない状況で、急に突然、その事故にあって呼吸が止まってしまったら、やはり亡くなってほしくはないから、人工呼吸器をつけてくださいという状況になって。そして、植物状態になってしまって。それで、永遠ですね。永遠にというか、その長い間、病院で横になっている状態が続いてしまうと。そしてそれは、文化によってそれを望むのか、望まないのか。それぞれの生活感によって違いますし、なかなか難しい問題であるのですが。

 ただ、やはりその法律上は、1回人工呼吸器をつけてしまうと、外すことができないので。突然、そういう状況になって、安易に人工呼吸器を付けて下さいって言ってしまった時に、非常に困った状況になるということも、その救急の緊迫した場面では、少し日本では見受けられます。ただ、あまりそのベトナムでは、そういった余裕がないので。そういった悩みも少ししかないのですけれども。文化ごとでやはり、その死ぬことに対しての受け止め方とか、重い病気に対しての受け止め方が違います。

 それで、それに対して必要な医療。必要ではない医療というのがあるので。日本で根付いているからと言って、ベトナムでベトナム人が受け入れるとは限らないわけであって。そして、そこで重要になってくるのは、やはり自分自身と、身体と健康との向き合い方というか 、あり方というか。健康とは何かということを、しっかりと受け止めていく。

 死ぬとは何かとか、そういったことを、そんなに真剣ではなくても良いですから、ゆっくりと考えていく。 そんな文化が、やはり必要ですし、そういったことを身体とのことをしっかり考えていける。自分が死ぬことに対して、生まれてきたことに関して、しっかりと考えていける文化というのが、やはり地に足ついた文化だと思いますし。ふわふわした感じの文化ではなくなってくると思いますので。

 やはりこれからも、ただ今の現状の、様々な日本の医療問題に関して、そのふわふわした状態で、地に足つけていないがために、その死生観だとか。医療費がすごく膨大になってしまっているとか。何か不必要な問題が多いような気がするので。やはりしっかりと自分自身で、何のために医療費がかかるのかということを見ながら、しっかり受け止めれば。意外に 、今の多くの医療問題というのは、解決するのではないかなと思っております。

 そのために当院では、身体との向き合い方というのをしっかりと言い続けて、 そういったクリニックというのは、僕が知る限りでは、あんまり見受けられていないので、なかなか 最初は、寂しい気持ちでしたけれども、段々段々とその患者さんやスタッフ。あるいは周りに支えられて、今日、平成27年の6月30日。おかげさまで 4周年を迎えることができました。

 目標はやはり、 その5周年、10周年を目指して、僕自身はその実績も人脈も、能力もそんなに無いので、何がやはりその武器になるのかなと思ったら、やっぱり真摯にコツコツと努力をして、継続をしていくということが、その社会のために対して、貢献できる僕自身の唯一の手段ではないかなと思うので。できる範囲で、僕は僕なりに全力を尽くさせていただいて、ただひたすらに継続させていただきたいなと思います。今後とも、よろしくお願いいたします。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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