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食の危険なポイントをおさえる

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 相武台脳神経科外科の加藤貴弘です。もし皆さんが、毎日の食生活の中で知らないうちに、体に害のある物を摂取し続けて。動脈硬化を起こされて、色々な病気が引き起こされるとしたら。そういった害のある物をきちんと意識して食べないようにする事で、そういった病気を予防する事が出来たら良いと思いませんか。

 今日は、平成29年10月20日金曜日です。僕自身、開業させて頂いて、一般的な脳梗塞予防という事で、健康管理を携わらせて頂く中で、やはり重要になってくるのは食生活という事になってきます。

 今まではあまり僕自身、食事に関して、特段勉強してきたわけでは無いのですけれども。この必要性を感じて、日々少しずつ勉強させて頂いているのですが。僕自身も知らなくて、特に意識していきたいなと思っているのが、トランス脂肪酸という脂分だと思います。

 トランス脂肪酸というのは、体の中の良く善玉コレステロールとか、悪玉コレステロールとかって良く言われますけれど。そういったコレステロールのバランスを悪くしてしまって、動脈硬化をどんどん引き起こしてしまうという事が良くわかっているのですが。

 歴史上、なぜトランス脂肪酸が出てきたのかと言うと、20世紀に入ってアメリカの方で、大豆油というのが輸入される様になって、それからそこに水素添加というのが、技術として復活する事で、トランス脂肪酸を作れるようになったのです。

 特に、固形物でも液体でもない状態で、冷蔵庫からすぐに取り出して塗れるという事で、凄く容易に使えるので、どんどんどんどん普及していったわけですけれども。1960年代から、その有害性が指摘されるようになって、1990年代に入って、徐々に徐々に世界的には、そのトランス脂肪酸を締め出す動きにはなっています。

 2015年に、アメリカのFDAって、食事とか薬を管理する機関があるのですけれども。FDAがトランス脂肪酸の食品添加の原則禁止と言って、食卓から全部もう、全般を正式に発表していて。アメリカだけではなくて、世界各国が流通そのものを禁止しているような、体にとっては害になる物だという事が、世界的に認知されている中で、特に日本では、現状放置されている。放置というかあまり制限されていない状況になってしまっているので、意識は必要かなと。私たち一人一人の、意識が必要かなと思います。

 先日も、食事が終わって診察が終わって疲れたなと思って、近くにあったラスクというのを手に取って食べたら、凄く美味しいなと思って。裏の成分表示を見たら、マーガリンというのがあったので、凄く身近な所まで、このトランス脂肪酸というのが僕らは手に入るような状況になってきてしまっているので。

 今現状では、とりあえずその成分表を見て、マーガリンが入っている物というのは食べないようにはしています。トランス脂肪酸というのは、なぜそういう風に、善玉コレステロールも悪玉コレステロールも減らしてしまって、バランスを崩してしまうのかという詳しい機序は、はっきりとはわかっていないのですけれども。

 いずれにしても、結果としてそういったバランスを壊してしまって、心筋梗塞、あるいは動脈硬化のリスクを非常に高めてしまうという事実がある以上、避けていくというのは、僕ら一人一人としては必要かなと思いますし。

 国として、他の国は禁止しているのに、日本だけがそういった事が進んでいない以上、僕ら一人一人がとりあえず、加工食品を食べる際には、裏の成分表を見て、マーガリンやトランス脂肪酸が入っている食材にはなるべく避けていくような、僕達自身の防御策が必要かなという風に思いましたので、今日は、シェアさせて頂きました。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
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