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不妊治療の真実:現代日本人女性の栄養状態。出居貞義先生第2回

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《 加 》    先生、今日はどうぞ、よろしくお願い致します。

《 出 》    こちらこそ、よろしくお願いします。

 タンパクの摂取量なんですけれども。これがですね、やはりですね、平成元年はですね。75グラムぐらいあったのですけれども。どんどんどんどん減ってきましてですね。最近はですね、60グラムぐらいになってきています。それがですね、大体平成13年ぐらいにはですね、65グラムを切ってきているのですね。

 何でそんなことがですね、起こっているののかなというので、少し考えてみましたところですね。平成10年にはですね、狂牛病の感染の心配とかですね。平成13年にはですね、鳥インフルエンザの大流行とかですね。そんなのがあってですね、不安をもって食べられないという状況が、生じていたということだと思うんですよね。

 平成23年にはですね、福島の東北大震災のですね、大事故で福島の原発が壊れて、放射能汚染の心配で、魚介類をですね。これも食べなくなってしまったということです。もうトリプルパンチですね。今の日本の、女性だけではないのですけれども。特に女性はですね、大抵60グラム前後しかですね。1日に食べていなくてですね。

 これはですね、終戦直後の、国民の普通のタンパク摂取量が59グラムですので。本当に終戦直後と同じくらいのタンパクの摂取量しか食べていないということかですね。国のデータで示されたんですね。

 各年代別にで見ていくとですね。成長期は、ある程度のタンパクなんかも取っているのですけれども。今の方はですね。大体59グラムや60グラム前後しか取れていなくてですね。非常にこう終戦直後と同じような食べ物しか食べていないということが非常にわかりますね。

 国はですね、それに対してですね。必要量というのが、大体40グラム摂れば良いとかですね。推奨量は、50グラム摂れば十分だという風なことを言っているのですけれども。基礎同定法でこういうのを出しているという風な話なんですけれども。このデータをね、今のこのくらい必要摂らなくてはいけないよという風なね、その昔のデータと比べてですね。非常にこう少なくてですね。本当にそれで良いのかという風なことでですね。私のこのデータ、必要量とか推奨量がですね、本当に正しいのかなというのは疑問を持っていますね。

 先生はね、現在の方はですね、脚気なんて見たことありますか?

《 加 》    ないですね。

《 出 》    ないですか。そうなんですけれども。データ場はですね、平成元年から見ていきますと、データに示すところはですね。その女性はですね、少し体重が少ないものですからね。0.9ミリグラムを一日に摂れば良いという風なことなんですけれども。その0.9ミリグラムを下回るようなデータがですね。平成13年と最近ですね。もう出ているのですね。で、非常にですね、いつ脚気が起こってもおかしくないような、非常にビタミン B 1でさえもですね。低下する、不足している様な現状があります。

 大体の平均摂取量は、0.8ミリグラムを切っているというところでですね。必要量の0.9。必要量というのは、半分の方が脚気にならない。半分の方が脚気になる可能性が高いという。その量は0.9ミリグラムなんですね。で、本来は1とか2ぐらい摂った方が良いのですけれども。必要量のその0.9ミリグラムさえもですね、満たさない方がですね。各年、子供が欲しいと言われるですね、妊娠可能な18歳から49歳の女性の方のね、平均値がそのような、異常に低い値になっておりますね。

 あと、ビタミンC くらいは大丈夫だろうと。皆さん思うと思うのですけれども。でも、これもやはりですね、ビタミン B 1と同じでですね。平成5年にですね。平成5年と平成15年と、平成25年にですね。このビタミン C の欠乏の谷間の時がありまして。終戦直後は、82グラム だったのですけれども。今はですね、82グラムを切ってですね。70ミリグラムを下回っているようなね。そういうデータですこれね。

 だから、今の若い人たちはですね。非常に30代の人達はですが、ビタミン C さえも不足していると。で、これを見てもらうと面白いのですけども。お年寄り50代以上の方の方がですね。ビタミン C を沢山摂っているのですね。だから、お年寄りの方が自分の身体に気をつけてですね。きちんとした食事を摂っているということが伺えますね。

 このビタミンAもですね。多くの先生はですね、摂りすぎに注意しましょうと言うのですよね。でも、これがね、本当かということなのです。平成元年にはですね、大体1日あたり1000マイクログラムで1ドル単位を摂っているのですけれども。最近はですね、それが500を切っているのですね。大体450ぐらいで、終戦直後で1400マイクログラムぐらいなので。やはり終戦と同じくらいにしかですね、ビタミンA も摂っていないというのが現状ですね。

 だから、摂りすぎに注意しましょう何ていうのは、平成元年の話であってですね。今はビタミンAを積極的に摂らなければいけないのですよという風にですね。勧告するのが本当なんですけれども。誰も言わない。多くの有名な先生でさえも、摂りすぎに注意しましょうなんて言うことを言うのでね。まあ、おかしいなということですね。

 本当は、推奨量は700マイクログラムぐらい必要なんですけれども。今の方はですね、500マイクログラムぐらいしかですね。摂っていないということなんですね。だから、これはですね、ビタミンA はね。細胞の増殖にどうしても必要なビタミンですし。気道粘膜ですね。ああいうところもですね、非常に守ってくれるビタミンですので、喘息が多かったりですね。花粉症だったりですね。不妊だったりという風なね、そういう事にも、ビタミンA欠乏は関係しているのではないかなと思うのですね。

《 加 》    食材としては、どんなものに入っているのですか。普段食べるものの中には。

《 出 》    一番はですね、レバーですね。

《 加 》    レバー。

《 出 》    レバーを食べてもらえば一番良いのですけれども、ベータカロテンとしてですね。人参とかですね。カボチャですね。そういうので摂ってもらえれば良いと思うのですけれどもね。

 一番酷いのは鉄なんですね。鉄がですね、平成元年頃はですね。大体一日あたり11ミリグラムぐらい摂っていたのですね。それがですね、平成13年頃になるとですね。もう7ミリグラムにね、減っているのですよね。で、その平成13年というと、鳥インフルエンザが、大流行してしまい。皆さん、鶏肉まで食べなくなってしまったという。その頃なんですね。

 その頃から、ガクンと減ってしまいまして、これを機会に、タンパクとかカロリーも全部減っているのですね。だからおそらく、私たちがこんなに栄養状態が悪くなっていたのはですね。おそらくそういう狂牛病。鳥インフルエンザ、これらが引き金になって、動物性のタンパク離れがですね、高じて居るのが原因ではないかなと思っております。

 今の女性はですね、先生ね。7ミリグラムを切っているのです。だから、ほとんどの女性はですね、貧血なんですね。普通はですね、必要量がですね。9ミリグラムぐらい必要だと言われているのですけれども。それが、7ミリグラムというね。推奨量が11ぐらいなんですね。

 終戦直後はですね、大体国のデータが残っていたのですけれども。それが、10ミリグラム程摂っていたということなんですね。今はですね、その終戦直後にも、貧血に関しては最悪の状況であるということが、分かるんですね。

 先生、これはね。こういうことを知ってほしいのですね。今の女性はですね、妊娠する力が無くなっているということがわかってもらえると思うんですね。だから、今は多くの女性がですね。カロリー不足、タンパク不足、鉄不足など。ビタミン欠乏というのがですね。多くの方に起こっているという事がね、わかって頂けると思うのですけれどもね。

 大体2000年。平成12年ですね。葉酸の摂取量の勧告ということでですね。厚生労働省の保健局はですね。400マイクロで十分だという様なことを、勧告しているのですけれども。実際にはですね、本当に未分析というのはどうなったかということなんですよ。

 2000年から比べるとですね、これ1万人の出生出産あたりですね。前はですね、3人ぐらいしかいなかったんですけれども。今はですね、6人。2倍になっているのですね。あとはですね、予防効果はなかったということでですね、厚労省の勧告はですね。逆に増やしたということで、厚労省の勧告は、私は間違っていると言う風に、積極的に言いたいんですね。

《 加 》    足りないということですか?その量が。

《 出 》    そうだと思いますね。なぜかということなんですけれども。ある先生はですね。ある大学の先生にですね、そういう話をしたところですね。高齢出産も増えてきているからなという風には、話があったんですけれども。

 でも、高齢出産はですね。以前みたいですね。実際には2倍になっていないのですよ。本当にね。かえって高齢の方は妊娠しづらく、出産はもう本当に難しくなってきているので。高齢出産なんて、増えていないのですよ。でも、その先生たちは、偉い先生たちは、高齢出産が増えているからなという風なことでね、お話を片付けていました。

 そういう勧告は、今までなされていないというのが、現場みたいですね。

相武台脳神経外科
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