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症状で苦しむ子供さんは、実は体の能力が高い。(頭痛 小田急線 神奈川 こども 厚木 相模大野)

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 こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の3月30日の月曜日です。年度末になりまして、また、春休みですので、当院に来院される患者さんの中にも、小学校、中学校、高校生といった学生さんや子どもさんが、来院される方が多いです。

 そういった方達に、今日は特にお話しをさせて頂きたいのですけれども。やはり、小学校、中学校、高校生で団体生活というか、みんなと一緒に生活をしていると、まず何よりもみんなと同じでありたいという気持ちが、それぞれ子どもさんに強いと思います。

 その中で、自分だけ症状で苦しんでる方がいるとすると、自分だけ頭が痛くなって、自分だけめまいがして。自分だけ夜に眠れなくなって。自分だけなんでこんな症状で苦しんでいるのだろう。自分だけ、なんで痙攣発作があったなんて、凄くひどく悩んでしまう方がいますけれども、そういった方たちが、症状にどういう風に向き合えば良いのかというお話をしたいと思います。

 基本的に、今の時代を大きく捉えると、お父さんお母さんから、ご自身の皆さんの今の時代にかけて、お父さんお母さんが例えば、小学校、中学校、高校生だった頃に比べて、極端に身体を取り巻く環境が変わっています。

 そして、どういう風に変わっているのかと言うと、やはり自律神経を取り巻く環境だとか。肉体を取り巻く環境というのが、日々の負担にかかるように変わっていますので、どうしても病気になりやすいというか。症状が出やすい環境にあるのです。

 そして、子どもさん全員が皆さん同じように、携帯電話とかテレビとか、スマートフォンとかゲームとかに、そういうのに触れるのが多い子、少ない子もいますが。ある程度、やはりひと世代前と比べると、同じように多くなっていって。身体に対する負担も増えています。ただ、来院される子どもさんは、症状が出る。そういった意味でいうと、どういった風に捉えたら良いのかというと、他の友だちも同じように身体に負担は受けていて、身体に悪いものが溜まっていっているのですけれども。

 やはり、その他の友達は、症状はまだ出ていないですけれども。早めに頭痛とかめまい。不眠症や、あるいは、痙攣発作がでてくれた。そして、ご自身の身体は、他の友だちよりも、大変性能が良い火災報知器を持っているのだという様なイメージで、捉えていただけたらなと思います。

 みんな何かとやはり、小中高校生は他の友だちと比較しがちなんですけれども。自分だけ症状があって、自分だけが身体が弱いのではないかなと思っていらっしゃるかもしれませんが、他の友だちも、やはりその身体に対しての影響を受けているわけで、症状がいつ出るのかという話です。

 やはり、今はでていない子どもさんも、携帯電話とか。スマートフォンとかゲームとかをずっとさらされていると、やはりその高校を卒業して就職をして、大人になってから。ある程度、大人になってから。いつかは、何らかの症状。必ず自律神経に負担になっている症状というのはでてきて。

 あとになればなるほど、大きな病気が出てくるわけですから。ご自身の今、出ている症状というのは、早め早めに出てくれて。本当にありがとうと思ってください。そして、性能が良い火災報知器。性能が良い身体を持っているわけですから。それを利用しないと、逆にどんどん悪くなってしまいますので。

 じゃあなんで、ご自身の身体は、頭痛がするんだろう。めまいがするんだろうということを、冷静に考えて頂いて。それで、対応して頂いて、身体を作っていく。そして、大人になるまでに、自分の身体を作り上げていくという姿勢が重要です。

 ご自身に出ている症状というのは、ご自身が身体が弱いという訳ではなくて、早め早めに身体の異常を教えてくれている、大変優秀な火災報知器を持っているのだというイメージで、ご自身の症状を受け止めて。身体からのメッセージを、どういうことかなという風に、素直に受け取って対応されていくということが、ご自身の能力を上げていくのに大変重要なことになっていきます。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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