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ストレスに強いのは、キン肉マンよりかめ仙人!? 

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 こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の4月10日の金曜日です。当院を来院される患者さんの中で、一歳未満の赤ちゃんの頭部打撲で来院される、お子様を連れてきて来院されるケースがあるのですけれども。一歳未満の赤ちゃんというのは、意外にも50センチメートルぐらいとか。1メートルぐらいの高さから下に落ちても、無事なことが意外に多いです。

 それに対して、酔っ払いのおじぃさん、おばぁさんだとか。認知症の方の中で、転んで頭をぶつけて来院されるケースも多いのですけれども。同じようなケースの中で、同じような高さから落ちて、実は酔っ払いで70歳、80歳になってから、同じ様な高さで落ちるのと。赤ちゃんで同じ様な高さから、50センチメートル、60センチメートルぐらいから落ちて頭をぶつけるのでは、実際に、身体が受けるダメージというか。頭の中で出血をする。脳挫傷になる可能性というのは、実はおじいさんおばあさんの方が高いです。

 これは、なんでかというのは、ある程度、理由があるのですけれども。赤ちゃんというのは、ある程度、全身がバネのようです。骨格がまだ柔らかくて、外からのストレスになって、ストレスに対してバネのように反応して、分散できるような身体の体質になっています。ただ、70年や80年と生きてくると、その骨格が硬くなってしまって。バネがなくなって、外からの衝撃をもろに。お酒を飲んでいたとしても、身体で受けるような状況になってしまいます。そうすると、全部身体にダメージを受けるので。その分、頭の中で出血していたり、骨折してしまうという怪我に繋がっていくということが多いです。

 そういった意味では、赤ちゃんは強いのですけれども。実際、人間の中心部の型を作っている背骨というのは、ちょっとこれは一部ですけれども。この首の骨がこうあるとすると、直線にはなっていなくて。こういう風に弓なりにしなっています。これが実は、バネの作用をしていて。色々な外からの衝撃に、衝撃を分散するような構造にはなっています。

 ただ、今の世の中、コンピュータやパソコンだとか。携帯電話とか。目を使うことが多くて、そういうのに常時さらされていると、段々段々とバネが、周囲の筋肉がすごく緊張していて引き延ばされて、背骨が真っすぐになってしまいます。そうすると、外からのストレスをバネで分散できずに、全部身体で受けてしまうというか。

 やはり身体が固くなってくると、ちょっとしたストレスを全部、身体で受けるような状況になってしまいます。これは、硬くなればなるほど、外に対するストレスに弱くなって。何か怪我とかダメージに繋がっていくという状況になってきます。そして、こういうことを考えますと、年齢を重ねるにつれて、色々なストレスに弱くなってくるのですが。

 そういうことは逆を言えば、色々なストレスに強くなる方法としては、どんどんどんどん筋トレとかをするのも良いのですけれども。もう一つは、やはりその力を抜いていくこと。身体の深いところの筋肉を緩めていって、バネを取り戻してあげるという考え方も、すごく重要かなと思います。年齢を重ねれば重ねるほど、身体を緩めていく。身体のバネを取り戻していく。そういったこういう風に、しなりを戻していくという様な意識。

 その為に、どうするのかという風な頭があれば、色々な知識が入ってきますので。やはりそのマッチョ。マッチョなカチカチよりも、やはり少ししなっていた方が、外に対するストレスというのは、意外に強いです。やはり、5分や10分で勝負をするわけではありませんので。何十年、365日、24時間。色々なストレスにさらされながら。楽しく生きていくには、どうしたら良いのかなということ考えますと、やはり硬い肉体で色々なストレスに対抗するというよりも、色々なストレスに対して、バネの様に分散しながらボヨヨ〜ンといって、分散しながら。ストレス にさらされても、分散しながらサバイバルをしていくということの方が、実際問題は、ストレスに対しては強いです。

 硬い鉛筆よりも、同じような円柱状であれば、バネの方が折れにくいです。なので、これは肉体にも言えますし、実は精神状態にも言えることです。その為、心に関しても強くなろう。強くなろうとせずに、リラックスをして、楽になるにはどうしたら良いのか。それに対しては、今まで凝り固まってきたものを、外していく。外していく、リラックスをしていく。何かを身につけていくというよりも、今までのものをそぎ落としていく。楽にしていく。元々のバネの状態に戻していくということが、色々なストレスに強くなると言う、マッチョの逆の思考というのも、これから身体を作っていく上で、重要かなと思います。

 やはり、長年生活をしていく中では、キン肉マンよりも亀仙人のじいさんの方が、長時間色々なストレスにさらされている中では、強いんだということが、生活習慣病だと考える。長年、楽しく身体を作っていく上では、すごく重要な思考になっていきます。

 なので、健康な時に、その筋トレ。あるいは何かスピリチュアル系の本を読んで、色々な知識を付けようとかというよりも、力を抜いていく。筋力を落としていく。自分の中のコリを落としていく。リラックスさせていく。今までの知識を外していくというような、逆の発想というのも、長期間ストレスに対して向き合っていく上で、すごく大切ですよという話を、今日は、させて頂きました。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘

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