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現状を打開する強力な質問。(がん、脳卒中、頭痛 小田急線 神奈川 相模原 小田急相模原 相模大野 町田 厚木)

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 相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の4月13日の月曜日です。以前に、4月の6日にお話しをさせて頂いた時に、人間の思考回路の癖というのを、お話しさせて頂きました。

 人間というのは、結局、その目の前の問題に囚われてしまって、いつの間にか、大切な物というのが優先順位が一番から落ちてしまって、結局、一番大切なものを手放してしまうというか。見過ごしてしまう。一番大切なものを、無くしてしまうということは、良くあるということを、お話をさせて頂きました。

 本当は、若くて美しくて生命エネルギーにみち溢れた、輝いた状態にいたいということが一番にあったはずであるのに。結局は、その中の一つの要素として、体重ということに囚われてしまって。体重を落とすことにばかり囚われてしまって。結局、その中では元気がなくて、パサパサになってしまって。全然、綺麗でもないですし。生命エネルギーも落ちてしまうので、元気のない女性がいるというのは、本末転倒だというお話もさせて頂きました。

 もう一つは、健康目的でジムに行っている方や、行こうと思っていた方が、ジムに行く中で、筋力トレーニングをしている時に、バーベルを持ち上げていく練習を毎回していると、どんどんどんどんバーベルを持ち上げる重量は上がるのが楽しくなっていって。毎回、行くために重量を上げて、バーベルの重量をどんどんと上げていく中で、いつの間にかオーバーワークになってしまって。手の骨を折って骨折をして、健康目的で行っていたのが、結局、骨折してしまったみたいな。本末転倒な話というのはあります。

 また、その会社の理念や商品に感動して、一緒に働きたいと思っていて。その会社に就職したのにも関わらず、新入社員は、今は4月の時期ですけれども、入ったばかりで同僚との関係がうまくいかないとか。上司の方とうまくいかない。厳しいとか、目の前の問題ということに囚われてしまって。そこで、つまずいてしまって。結局、その商品を売るとか。その理念を遂行するだとか。そういうことが出来ないまま、その会社を辞めてしまうというような。また、これも本末転倒な話というのがある。

 やはり、その人間というのは、実際、本当に大切なものというのを、目の前のことに囚われてしまうという思考回路からくる、一番損な経験なんですけれども。そういった中で、やはり自分が一番大切にしてるものは何だったのかなということを思い出す時に、一つの手段として自分自身に、なんでだろう。なぜといった質問を繰り返していくと、自分が一番大切な物というのを、思い出していけるのではないかなと思います。

 今日も、診察させて頂いた患者さんの中で、若くして脳出血になってしまって。また再発しないか、すごく不安で不安でいっぱいで。また元々は、手足の麻痺もなくて元気に過ごしていたので、すごくそのことを押し込んで悩んで。元の様に、手の麻痺がない状態で旅行も行ったり、なんか自分の趣味であるお茶をしたり、色々なことをしてみたいということで。

 それなのに、できないできない、できないとすごく悲観的になっている患者さんがいました。その方に対して、今日は、なぜそんなに落ち込んでいるのですかと、質問させて頂いたところ、本当を言うと、前みたいに手足がしっかり動いて、旅行もしたいですし、趣味でもあるお茶をしてみたいなと、いつもいつも願っていると。何でお茶をしたいのですかと聞くと、そのお茶をする時間が好きだから。

 そこで、何でお茶をする時間が好きなのですかと聞くと、お茶をする時には心が休まるからと。何でお茶をする時に心が休まるんですかと聞くと、お茶をしている時は、自分自身の気持ちが無になって。何もかも忘れて静かにすることができるからですと。じゃあ、ご自身が目指しているのは、お茶をすることではなくて、気持ちが無になって。静かになって、静かな精神状態にいるというのが、最終的にしたいことなんですかということを、お話しさせて頂きました。

 それであるならば、今の現状の中で、すぐに手が動かなくても、お茶にこだわる必要がある。その麻痺がある手で、お茶にこだわる必要はないわけです。ご自身が本当に目指しているものは、お茶をしたいわけではなくて、お茶をすることで自分自身の心が無になって、すごく充実した満足感があるような、時間を過ごしたいということが一番目に、自分の中で優先順位にあるわけですから。

 じゃあ、その今の状態の中で、そのことができるようなことを、どうすれば良いのかということを考えていけば良いわけです。けれども、結局は、そのお茶をするということにこだわることによって、結局は、今は手が動かないから、お茶ができないということで、悩んでしまって。

 だけれども、本当にご自身が望んでいたものは、お茶を通して気持ちが充実した時間を過ごすことでした。あるいは、満足した時間を過ごすということだったのに、お茶をすることばっかりに囚われてしまって、すごく落ち込んでいるなということが、話の中でご自身は分かって頂けました。

 ただ、意外に結構悩んでいることが、ご自身の優先順位の一位ではないことで、悩んでいることがありますので、その時には、得になんで私はこういうことをしたいのかな。なんでなのかなっという風なことを捉えていくと、自分が本当に望んでいるものというのが少しずつ見えてきて。

 その本当に望んでいるものをするには、別にそこをならう必要はないのではないかというのが見えてくると、色々な物事が展開していくのではないかなと、今日は、診察させて頂いて思いました。今日は、もし行き詰まった時には、優先順位を思い出すために、何故という質問をした方が良いのではないのですかという話でした。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
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