こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成２７年の６月６日の土曜日です。当院では、何か症状を疑った場合に、頭の MRI 検査というのをさせて頂くことがあるのですが、頭の MRI 検査を撮った際に、頚椎という首の骨も映りこんでくることが多いというか、少し映るように撮らせていただいています。
その際に、コメントをするのですけれども、多くの方は気づいていないかもしれないのですけれども。今の時代、都会で住んでいると、肩こりや首こりなどに悪いことに常にさらされているので、異常に気づいていないなら、肩や首の筋肉が緊張状態にある方が多いのです。
その中で骨自体も、通常頚椎というのは、バネの作用を示すために、しなっているのですけれども。その骨自体も、緊張が強くて。真っすぐな状態に伸びきってしまっている方、ストレートネックの方というのがいらっしゃいます。ストレートネックだけであれば良いのですけれども、それがずっと続いていくと、骨に変化が生じてきて、変形性頚椎症で神経を圧迫してくるということになってくるのですが。
その画像を見た際に、皆さんはじゃあ、首を伸ばすのにはどうしたら良いのかなとか。じゃあ、首のストレッチをした方が良いのですかねという話になるのですが。症状が、今は初見であって、おそらく首が真っ直ぐなのはちょっとびっくりされるかもしれないのですが、背骨というのは、基本的には頸椎、胸椎、腰椎と。首、胸、腰と、全部が繋がっていますので。
おそらく首が緊張して硬い。または、変形しているようであれば、胸椎だって腰椎だって、全部が堅いイメージを持って頂いたら良いのかなと思います。人間の身体の中で、一つ内科症状があった時には、それだけというのではなくて、やはり身体全体が緊張状態にあるという一つの兆候として捉えてくると、対応としてくるご自身の対応策も変わってきますので。
もう一つ、その問題点があった時に、問題はそれだけではなくて、もっと大きな問題はその陰にありますよということを、絶えず意識して身体と向き合っていただけたらなと思います。 MRI で首の頚椎が緊張してる所見があった際に、実際問題は、頸椎が緊張しているというだけではなくて、背骨全体、身体全体が緊張していて。その結果として、首も緊張状態にあるのですよということを、ご理解いただければなと思います。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘