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赤ちゃんが、頭をぶつけちゃったら。(乳児 頭部外傷 相模原 厚木 海老名 町田 新宿)

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 こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の7月26日の日曜日です。先日、夏休みに入って、頭をぶつけて来院される患者さんが、子どもさんがちらほらいらっしゃるとお話しをさせていただきましたけれども。

 今日は、1歳未満の子どもさんの頭部打撲に関してのお話しをさせて頂きたいと思います 。1歳未満の子どもさんというのは、段々段々と寝返りが出来るようになって、はいはいが出来るようになって。 じわじわじわじわと動き出しますので。何をするのかわからなくて、目も離せない状況ですけれども。良くぶつけてくるのが、やはり1メートルくらいのベッドの上に置いといて、ハイハイをして落ちてしまうとか。あるいは、ベビーカーから落ちてしまうとか。目を離した隙に、落ちてしまうパターンが多いので。高さ的には、1メートル弱のところから転落をするということが、状況としては多いです。

 そして、そういう状況で赤ちゃんというのは、基本的には身体が柔らかいので。意外に衝撃には強いものです。そして、頭をぶつけた場合に関しての考え方ですけれども。これは、その大人と一緒で、基本的には外にたんこぶがあっても、出血をしていても、頭の中で何かが起こっているのかどうかということを、一応ちょっと意識をして見ていくということが、 この骨の中ですね。とても重要になってきます。

 これも大人と一緒ですけれども、頭の骨の中に何かあれば、赤ちゃんの場合は、酷い症状がでることが多いです。すごくその元気がなくなってしまったり、ミルクの飲みが悪くなったり。とても急に悪くなる。ほとんど飲まなかったり、あるいはげーげー吐いてしまったり。あとは、すごく機嫌が悪くなってしまったり。そういった、元気の良さか元気の無さか。逆に、遅延がすごく悪いとか。お母さんからすると、ちょっと明らかにおかしいだろうということが、見て取れますので。そういった場合は、ちょっと来院していただけたらなと思います。

 基本的に重要になってくるのは、子どもさんの場合も、頭の中での圧力なのですが。1歳未満の子どもさんの場合、小泉門と言っておでこの上の方のところが、まだ骨が完全に出来上がってはないですから。触るとぷよぷよとしていて、骨がなくて脳が直接触れるところがあります。そこで、泣いてないにも関わらず、そこが張ってきてしまって、盛り上がってきてしまっているようなことがあれば、その頭の中の圧力が上がってきている証拠なので。すみやかに、その医療機関に連絡をする必要があるのかなという風な形はあります。

 なので、赤ちゃんの場合も、特にその雰囲気というか、いつもと何か明らかに違う状況があれば、またそれが大切になってきますので。そこを大切にしていくということと、もう1点。すごく可能性は低いのですけれども、ちょっと意識しなければいけないのは、1ヶ月以上経っていても、そのたんこぶが治りにくいことです。逆に、たんこぶが1か月以上経っていても、どんどん大きくなってくることがあります。これは、別に後遺症が残るとかそういう話ではないのですが。場合によって、骨がわずかに骨折していて、骨と骨のソースの中が、繋がって袋状になってしまっている場合というのがありますので。

 やはりその成長していく中で、それがどんどんと大きくなってくる可能性がありますので 。処置してあげる必要があるかもしれないので、一応そういった場合も、病院に来院されることをお勧めいたします。今日は、乳児。1歳児未満の子どもさんが、頭をぶつけた場合に関しての注意点。特に、雰囲気を良く見るということと、もう一つは、1ヶ月以上経ってから出てくるということがあるということをお伝えしました。

 その最初、ぶつけた時に、後からじわじわと出ることがあるのですけれども、ぶつけた瞬間から、後からじわじわと出る場合も、一応 乳児の場合は48時間と言われていますので。 48時間様子を見てみて問題がなければ、大きなことは特に起こっていないので、安心していただけたらと思います。48時間以内に注意するということと、1ヶ月以上経ってもたんこぶが大きくなってくるようなことがあれば、また来院いただければと思います。今日は、以上です。

相武台脳神経外科
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