こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の3月26日の木曜日です。春休みシーズンになってきて、今日は、なんか診察させて頂いていて、傾向として思うのが、小さい子どもさんの患者さんが、少しずつちょっとずつ多くなってきているということですね。
小学校低学年や幼稚園の患者さんなどを、診させていただく中でも、非常に注意しなければいけないのは、やはりそのお父さんお母さんとその子どもさん本人と、一世帯で身体を取り巻く環境というのが、非常に変わってきていると思います。そのことを、まずは認識することが重要じゃないかなと思いますし、そういう認識をすることで、子どもさんの身体の不調という意味が、見えてくるのではないかと思います。
今のそのお父さんお母さんが、おそらく6歳や7歳など小学生低学年の頃というのは、調子が悪くて病院に来られて、たぶん診察室にパソコンなどはなかったと思いますし。携帯電話やスマートフォンなど。あるいは、手で持ってするような小さいゲーム機というのは、そんなに多くなかったと。身近ではなかったと思います。
そういうのが、すごく便利になってきて楽しいのですが、とても身体には、自律神経を取り巻く環境や自律神経に対しての影響というのは、非常に大きなものとなっております。別にその人間だけが、魔法の世界で生きているわけではありませんので。身体や自律神経に、普通に負担をかけ続けると、やはり症状が出るのは当たり前です。
ただ、その環境の変化というのに気づかないで、お父さんお母さんと一緒でいいやと思っていると、やはりそのなんでこういった頭痛が起きているのかというのは、全く分かりません。なので、そういったことが身体の負担になっているということがわかれば、今後は、そういった社会でサバイバルをしていく上で、どういう方針やどういった対応でやって行けば良いのかなという模索をし始めますので。そうすると、解決策が見えてくると思います。
ただ、そこの問題が見えていないと、いつまで経っても症状と戦っているばかりで、本質的なところが見えてこないので。やはり一世帯で圧倒的に環境が変わってるんだということを、まずは認識することが重要です。
昔から、地球上に残る動物の主というのは、強い主が残るのではなくて、環境に柔軟に適応できた主というのが生き残ると言われています。人間というのは、知性がありますから、地球上の様々な環境で生きることが可能です。それは、どのようにしてサバイバルをしているのかと言うと、習慣を変えてサバイバルをしていきます。なので、同じ日本で生きている日本人でも、やはり江戸時代の日本人と今の日本人では、環境が違いますので。その環境の変化に対しては、習慣を変えて生き残っているわけです。
ただ、今の時代、そのお父さんお母さんから、子どもさん。一世帯で急激に環境が変わっていますので、この時代、自分のパフォーマンスをあげて行こうとすると、やはりその環境の変化ということに、まずは意識を変えると、色々な物事が見えてくると思いますし、子どもさんが今後、パフォーマンスをあげていく上で、すごく今の子どもさんの症状というのは、すごく意味があるものだというのを、ご理解いただけるのではないかなと思います。
重要なことは、一世帯でとても身体を取り巻く環境が、とても変わってきているということです。それに対して、対応すれば今の時代でも上手くやっていけるし、気づかなければ、とても辛い時代になってしまうということを、今日はお伝えしたいです。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘