こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。今日は、平成27年の5月9日の土曜日です。今日は、診察をさせて頂いていて思ったのが、ちょっと今日9日にかけて、9日の土曜日になって、偏頭痛の患者さんが少し、先週その前の日よりも多くなったなという印象を受けました。
当院では、その偏頭痛の患者さんが来院されることが多いのですが、全く知り合いではなくて、もちろん別々の多くの患者さんなのですが。その患者さんが、同じような時期に、頭痛発作が多くなったり、同じような時期に頭痛発作が少なくなったりする傾向を示すことがあります。手応えとして、あります。
そして、どういう時に多くなるのかと言うと、良く感じるのは、やはりその台風が近づいてきている時というのは、偏頭痛の患者さんが多くなる兆候があるような気がします。もちろん、その気圧の変動で偏頭痛を起こす方、あるいは、気温の変動が起きる方はいるのですが、そのまだ関東地方では、気圧の変動までには至っていないのですが。台風が近づいてきているというだけで、ちょっと片頭痛が起こってしまうことが、可能性としては高いのではないかなと、僕自身は思います。
自律神経というのは、人間のすごくわからない細かな部分まで調節していて。例えば、そういった気圧の変動で、分からない部分の気圧の変動。数字では、でない部分の変動まで、察知している部分も、調節している部分もあるんだと思いますし。インターネット上で、例えばその東北の震災前のインターネット上では、偏頭痛の書き込みや偏頭痛の書き込みが多かったというデータもあって。学会では、地震予知型の偏頭痛という名前も、ちらほら発表はされております。
そういったことから、何がわかるのかと言うと。直接的な関連性はないにしても、やはりその実際、臨床させていただいて、診察をさせて頂いて、明らかに傾向がある実感がありますので、その関係性はあるんだと思います。そういうことで、何が分かるのかと言うと、2点ほど。
人間の身体というのは、そこまで細やかなところまで調節しているんだということと。その環境が良い時に、偏頭痛は改善傾向にあると思っていても、環境が良い時には、頭痛の数は減ってきた。それは一つの評価です。
プラス、やはり地震が近づいてきたりだとか。気温の変化が激しいのだとか。ストレスにさらされてきた時に、偏頭痛が起こったというのは、どういうことかと言うと、偏頭痛事態は改善傾向にある。自律神経は改善傾向にあるのだけれども、まだちょっとストレスにさらされると、ちょっとそれぐらい症状が出てしまう。自分の自律神経の状態はそうなんだなという判断ですね。ある部分、その商品のストレステストに似ているような状況ではないかなと思います。
商品は、もちろんその環境が良ければ手厚く扱っていれば、そんなに壊れることはないのですが。出荷する前には、ストレステストというのを行うことがあります。高温にさらしてみたり、低温管理してみたり。ちょっと圧力をかけてぶつけてみたりして、どれぐらいで壊れるのかというテストをするのですけれども。
やはりそういった中で、商品の耐久性というのは、条件が悪ければ悪いほど、その商品の実力というのがわかります。人間の身体もそうで、普通の時は普通でも良いのですが、ちょっと環境が変わった時には、その人間の身体の実力というのは、明らかにわかっていきます。
もちろんその、白衣性高血圧とか。病院に来たら血圧が上がるのですよというのも、一つの例だと思うのですけれども。それをどう捉えるのかということが、重要ですので。地震が起きる前だとか。台風が来る前に、頭痛が起きると言うのですけれども。そういった環境の変化で、片頭痛が起こった時に、一喜一憂するのではなくて、それをどう捉えるのか。
ご自身が改善傾向にあるけれども、これぐらいの環境の変化で、また偏頭痛が起こる身体にあるのだなというのを、もう1度身体で感じていただいて。環境が良い時には、頭痛がないからといって、その自律神経を良くしていくトレーニングを止めるのではなくて。コツコツコツコツと続けていくということが、重要かなと思います。
良くなってくると、そういったトレーニングを辞めてしまう方がいるのですが、やはり良くなってきたとしても、症状がまだ出ていないだけで、水面下ではそんなに完全に良くなっているわけではないので。そういった意味で、そういったストレスがでてきた時に、症状にさらされた時に、ある意味戒めとして継続していく。お身体の水面下の状態を、はっきりと理解しながらされていくということが重要ではないかなと思います。
やはりその地震や台風が近づいてきた時に起こることは、偏頭痛が起こっているということが分かることとして、2点、今日はお伝えしました。やはり人間の自律神経というのは、そういった地震や台風がくるような細やかな気圧の変動でさえも、微妙に調節しているんだということがあるということと。
二つ目は、ご自身のその改善レベルというのは、そういったちょっとしたストレスをされた時に、わかりますよということを、何か起こった時に、理解していただければなと思います。今日は、以上です。
相武台脳神経外科
頭痛、めまい、耳鳴り、海老名、厚木、新百合ヶ丘