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苦しい状況で忘れてしまっている奇跡の質問

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こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成27年の8月の29日の土曜日です。
以前のビデオで人間は感動する話が好きで、そういう話を聞くとやはり感動することで何かの行動に繋がっていくので、そういった話ばかり、とりわけつらい状況でその問題あるいは状況と戦っている人ばかりを集めたストーリー、話、テレビ番組があるっていう話をお伝えさせていただきました。
そういった話っていうのは、すごく感動して面白いんですが、そればかりとなってくると、ちょっと冷静になって考えてみましょうよってお話をさせていただいて。
で、やはり人間っていうのは知性がある動物なのでそれぞれの段階でいろんなものとかかわっていく中で、かかわり合い方っていうのは、ある程度その関係性を成就させていくのか、あるいは腐らせていくのかという意味においては段階があるとは思います。
前回もお話ししましたけれども、一番悪い段階っていうのは、その関係性の中で相手がもし問題であったら逃げ腰になってしっかり向き合っていかない。
ちょっと頭が痛いとか、その問題があってもそれを問題ととらえずに、痛み止めで凌いでしまって逃げ腰になっちゃう、何も考えてない。痛かったら痛かったで放置しておくっていうこと、逃げちゃってるっていうのが一番最悪のパターンなんですが。
次のステップとしては、問題と戦う。
テレビ番組でよくありますように、何か自分自身がつらい状況になった時に、その状況と戦う。
何かその状況で、100kmマラソンしろっていう課題を与えられたら、その状況と戦う。
で、やり遂げて感動したみたいな話になってくるんですけれども。
頭痛だったら、その頭痛っていう問題点があれば、頭痛と戦う。
どうしたら痛みが減るのかな、どの薬を飲めば痛みが減るのかなって薬のことばっかり考えてしまったり。
あるいは、例えば部屋の温度差が悪いからあまり温度差を作らないようにしようかとか、整理の時に頭が痛くなることが多いので、そういったときに予防の薬を飲もうかとか。
そういったときっていうのは痛みと戦ってる、痛みをどうやって軽減したらいいかっていうことと戦っている。問題と戦ってる。
これは2番目何ですけども、最初は問題から逃げる、それよりちょっと良くなってくると問題と戦うようになってくる。
ただ、やはりその問題そのものと戦っても永遠にらちが明かないってことに、ある程度人間っていうのは知性があるので、考えていく必要があるのかなと思います。
人間としてあるべき姿っていうのは、なんでそんな問題が起こるのかなっていう。
問題っていうのは問題そのものが悪いわけじゃなくて何か原因があって問題が出たわけですから、なんでそんな問題が出ちゃったのかなっていうことを冷静に考えて、そういう問題で辛い思いをしないような自分の状況になっていくってことを冷静に考えていくってことが、一番いい、物事とのかかわり方に関して、関係性を活性化させていく上で一番いいかかわり方じゃないかなと。
永遠に問題と戦っててもずっとそこから抜け出すことができないので、どうしたら一番楽に生活できるのか、生きられるのか。
一番楽な方、楽な方を本気で考えていく。頑張らない努力をしていくっていうのが色んな物事に対しての関係性をいいものにしていく上で一番重要で、一番安定化した関係性っていうのは楽な状態なので、そっちにもっていくってことです。
楽なことをしようとするのは、逃げようとすることじゃなくて、問題の本質をつかもうとする行為なので。
ある部分、問題で苦しんでるっていうのはそこで一歩考えなきゃいけないです。
自分自身は何か、どっかで勘違いしちゃってんのか、どっか自分自身は間違ってるからこんなつらい思いをしてるのかな。
考え方、あるいは姿勢、あり方、何かが違うのかなっていうのを、もしそういった質問を自分に投げかけてあげることが、もしかしたら自分は信念をもってやってきたけど、これはもしかしたら間違ってたかもしれない、間違ってたと仮定したらどんなことが考えられるかっていうのを勇気をもって自分自身に問いかけてあげるっていうことをしていくことが、そういった苦しい状況から抜け出す一番いい方法で。
その苦しい状況で頑張ってるからいいんだっていう、悲劇のヒーローみたいになっちゃってるっていうのは、ちょっと人間としてはあまり好ましくない状況で。
その状況に依存しちゃってるっていうことになってしまいますので、どうしたら自分は楽な方に関係性を持っていけるか。
やはりそれを冷静に考えていくっていうのが、知性ある人間としての生き方じゃないかなと思います。
一番人間として関係性として低い在り方っていうのは、その関係性から逃げようと、逃げ腰になってしまう。その問題を、あるのにないものとしてとらえてしまう。
次にステップが上がってくると、問題と向き合う。
問題と戦っちゃう状況。
さらに一番いい知性的な状況っていうのはなんで問題が起こったのかな。
そんな問題を起こさないためにはどうしたらいいのかなっていうのを冷静に考えていくっていうことが必要で。
2番目の状況ばっかり感動してることっていうのは、時々見るのはいいんですけど、そればかり集めた番組っていうのは、ちょっと気持ち悪い感じがしますので。
それが何十年も続いてるってことは、私たち、見る視聴者側の知性っていうのももう少しもっていかなきゃいけないなっていうのを、ある程度考えていかなきゃいけないかもしれません。

今日は以上です。

相武台脳神経外科
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