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就学前の小児の頭痛の対処法

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こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。
今日は平成27年の8月の31日の月曜日です。
外来させていただいてて、ちらほら就学前、小学校入る前の子供さんで最近ちょっと頭が痛いってよく言うんですよ。
幼稚園でも痛がっててっていうことを。
本当に痛いのかどうか、精神的なものじゃないですかっていう風にお母さんは言ったり、毎日毎日頭が痛くてちょっと心配なんですよって方、時々来院されるんですが。
その神奈川っていう都会で住んでて、お母さんが5歳だったころと今の5歳児が、接してる環境っていうのは極端に違う。
特に肩こり首こりにはすごい悪い環境に変わってきちゃってるんで、特に感受性が強い就学前の子供さんですと、症状として早めに出てくることがよくあります。
そういった時は、通常の場合はそんなに怖い病気である可能性はほとんどないので、まずは症状の経過観察させていただいて。
診察をしていただくと、やはり首の付け根の、首を支える筋肉がひどく固くなってきてますし、肩甲骨周りもすごいがちがちなんで。
お母さん、ちょっと触ってあげてちょっと固いなあっていうのを確認してください。
で、まずはそこを緩める生活習慣を相談させていただいて、その中で症状がすごく悪化するようなことがあったり、神経的に異常を認めるような場合は何か検査までさせていただいてます。
で、やはりその頭痛って言っても、病気じゃなくても精神的なものですねって言っても、5歳児が例えば精神的なものでも頭が痛いっていうのはやはりちょっと、なんで痛くなっちゃうのかなって考えてあげる必要がやはりありますので。
考えるポイントとしては2つです。
色んな結果で頭が痛くなるのでしょうけども。
直接原因となっているのは、ほとんどが背中、肩、腰、首の筋肉が緊張している、緊張型頭痛である場合が多いです。
で、その原因は様々ですけどまずその体の筋肉の緊張を緩めるためにできることっていうのは2つしかないです。
それは、体の緊張を緩めるってことを毎日5分、10分続けてあげるか。
あるいは、その生活習慣の中でそういった緊張を強いられることを少しずつでも減らしていく。
例えばゲームだとかテレビだとか、生活習慣を考えていく。
その子の場合は睡眠時間が、ちょっと夜、お兄ちゃんに合わせて遅かったりとかしたんで、そういった睡眠時間を検討してみるっていうことをしてましたけども。
考え方としては、そういった肩こり首こりに悪いことを減らす。
で、肩こり首こりにいいこと、そういった運動を増やす。
この2点しかできないので、そういったことをやっていく。
一番してはいけないのは、やはりお母さんお父さん、周りの人が揉んであげるっていうのはしてはいけないです。
一生その子の肩、腰を揉んであげられるわけじゃないので、その子の人生はこれから60年、70年ありますから、さらにこれから歩んでいかなきゃいけない道はもっと肩こり首こりに悪い環境なのでまずはご自身で生活の中で、肩こり首こりが起こらないような生活習慣を教えてあげていくっていうことが必要なんじゃないかなと思います。
今日は、就学前の子供さんで肩こり首こりが強くて頭痛が出ているっていう子供さんがちらほらみられるので、お話しさせていただきました。

今日は以上です。

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